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2016年1月16日土曜日

(幕間)熊野速玉大社の「速玉祭」と神倉神社「御燈祭り」が国の重要無形民俗文化財に指定!

熊野速玉大社の「速玉祭」と神倉神社「御灯祭り」が国指定の重要無形民俗文化財に!1-15
 
 地元・新宮市の「熊野速玉大社」で10月に行われる「速玉祭」と神倉神社で2月に行われる「御燈祭り」が国の重要無形民俗文化財に指定されることになりました。
 
 「速玉祭」は新宮市の熊野速玉大社の祭礼として毎年10月15日と16日の2日間、行われます。15日には、神馬渡御式が行われ、神霊を載せた神馬が大社や御旅所を巡ります。また、16日には神輿渡御式と御船祭りが行われ、神輿から神霊を移された朱塗りの御神幸船が熊野川を遡上し、御船島を回ります。また、同時に9隻の早舟による早舟競漕も行われます。
 
 一方、「御燈祭り」は毎年2月6日と7日に行われる熊野速玉大社のゆかりが深い「神倉神社」
の祭りです。6日夜には上り子と称する白装束の参拝者が神倉山の上で松明に御神火を受け、山門の開扉とともに急な石段を一気に駆け下ります。
 2つの祭りはいずれも自然崇拝的な性格が強く認められると共に、類例のない大規模な祭礼であり、民間信仰や祭礼行事のあり方を理解する上で重要と認められたもので、今日、開かれた国の文化審議会が国の重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
 
 2つの祭りはともに、昭和39年に県の無形民俗文化財に指定されていますが、今回は2件の文化財を1件にまとめ国指定の重要無形民俗文化財となります。
県内の重要無形民俗文化財が国指定となるのは、去年の「那智の扇祭り」に続き、2年連続で、7件目です。

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