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2015年3月23日月曜日

近畿地方のトップを切って桜が開花・和歌山市紀三井寺

                       

和歌山地方気象台はきょう(3/23)、近畿地方のトップを切って、和歌山市でソメイヨシノが開花したと発表しました。


きょうは、午後3時に和歌山地方気象台の職員が紀三井寺を訪れ、単眼鏡をのぞいて標本木(ひょうほんぼく)の
和歌山市の桜の開花を告げる標本木(ソメイヨシノ)
和歌山市の桜の開花を告げる標本木(ソメイヨシノ)
ソメイヨシノを調べたところ、5輪以上の花が咲いていて、気象庁が定める開花の基準を満たしました。
双眼鏡をのぞき込む和歌山地方気象台の職員(午後3時過ぎ 和歌山市・紀三井寺で)
双眼鏡をのぞき込む和歌山地方気象台の職員(午後3時過ぎ紀三井寺で)
和歌山地方気象台によりますと、今年の開花は、平年より3日早く、去年に比べても3日早い開花でした。
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気象台の職員は、「ここ2~3日、なかなか開花せず足踏みしましたが、やっと開花を発表できました」と笑顔で話していました。
紀三井寺を訪れていた40歳代の女性は、「ようやく和歌山に春がやってきましたね」とうれしそうに話していました。

2015年3月4日水曜日

第五回紀州海南ひなめぐり

第五回「紀州海南ひなめぐり」の開催期間が、今回から2/15~3/15(従来2/1~3/3)に変更されました。3月3日夜には「ヒナ納め」式が開催されていましたが、本年から12日間先延ばしされることになりました。

ついては、今回未紹介の「ヒナ飾り」をかいつまんで紹介させて頂きます。            あと10日あるので、春の陽気に「つづれ歩き」はいかがですか?


 
 
(JR海南駅と駅前商店街)
 

 
「海南駅構内かいぶつくん館内」
 
 




 
(駅前商店街)
 
享保年間のひな人形(淡島神社提供)





 
(黒江川端通り界隈)
 
「黒牛茶屋」

(窓際に飾られたおひなさま)
 



「うるわし館」

 

2015年3月3日火曜日

春の風物詩紀州淡島神社の「流しひな」神事と奈良・東大寺の「修二会(お水取り)」

(淡嶋神社ひな流し)

・ひな流し:幸せ祈り、小舟に乗せて沖へ…和歌山・淡嶋神社
淡嶋神社の「ひな流し」神事で、小舟に乗せられ海へと送り出されるひな人形=和歌山市で2015年3月3日午後1時13分、川平愛撮影   
淡嶋神社の「ひな流し」神事で、小舟に乗せられ海へと送り出されるひな人形=和歌山市で2015年3月3日午後

 
人形供養の神社として知られる和歌山市の淡嶋神社では、全国から奉納されたひな人形を小舟に乗せて海に流す、「ひな流し」の行事が行われました。
和歌山市加太にある淡嶋神社は、江戸時代から続く人形供養で知られていて、本殿にはこの1年に全国から集まったおよそ45000体のうち6000体の色とりどりのひな人形が並べられています。
まず本殿で神事が行われたあと、巫女たちが並べられた人形のうち、およそ400体を桃の花や菜の花で飾られた三そうの小舟に乗せていきました。
この小舟に触った女性は幸運に恵まれるという言い伝えもあり、参拝した女性たちによって近くの海岸まで運ばれたあと、地元の人たちが乗る船に引かれて静かに海に流されました。
集まった人たちは写真を撮ったり手を振ったりしながら、小舟を見守っていました。
和歌山市から訪れた20代の女性は、「久しぶりにひな人形を見て、懐かしい気持ちになりました。たくさんの人形が並んだ様子は珍しくて見入っていました」と話していました。

・奈良 東大寺「修二会」

修二会について

修二会(しゅにえ)東大寺
→二月堂の場所はこちら境内案内図


二月堂 写真:木村昭彦


東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)が創始された。以来、平成24年(2012)には1261回を数える。
修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言う。十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味する。
修二会が創始された古代では、それは国家や万民のためになされる宗教行事を意味した。天災や疫病や反乱は国家の病気と考えられ、そうした病気を取り除いて、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を願う行事とされた。

東大寺のながい歴史にあって、二度までもその大伽藍の大半が灰盤に帰してしまった時ですら、修二会だけは「不退の行法」として、1250有余年もの間一度も絶えることなく、連綿と今日に至るまで引き継がれてきたのである。
この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われているが、もとは旧暦の2月1日から行われていたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになった。また二月堂の名もこのことに由来している。

行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われる。
また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされる。このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになった。
12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶が発表され、明けて2月20日より別火(べっか)と呼ばれる前行が始まり、3月1日からの本行に備える。そして3月1日から14日まで、二七ヶ日夜(二週間)の間、二月堂において修二会の本行が勤められる。
修二会の日程
12月16日翌年修二会参籠の練行衆交名発表
2月12日新入習礼(該当者がいる時のみ)
2月15日新入・新大導師別火入り(該当者がいる時のみ)
2月18日二月堂にて修二会で使用する灯明油の「油はかり」
2月20日戒壇院別火坊にて試別火(ころべっか)はじまる
2月26日戒壇院別火坊にて惣別火(そうべっか)はじまる(閏年は27日)
3月1日~3月14日二月堂にて修二会本行
3月15日満行


・弥生(やよい)三月三日「ひなまつり」=「ヒナ流し」 紀州加太(淡島神社)

・奈良・東大寺「修二会」このクライマックスが「お水取り」と呼ばれる12~13日の松明行事

で、いずれも関西に春を告げるイベントとして、昔から待ち焦がれる行事です。


「ひな祭り」ははやくも幕を閉じましたが、紀州海南ひなめぐりの開催日程が今年から2/15~3/15nい変更されたので、まだ雛飾りが愉しめます。
まだ、紹介していないJR海南駅と駅前商店街、漆器の町「黒江」のひな飾りを紹介したいと思います。