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2016年1月29日金曜日

•両陛下、フィリピンをご訪国、無名戦士の墓拝礼、晩餐会に出席

天皇陛下のお言葉全文 フィリピンでの晩餐会・1月27日

   ご高齢の両陛下にとって、本年以降は公式行事ご出席はご出席を減少するなど、ご体調を慮るなか、両陛下にとって最後の外遊となるかもしれないフィリピン訪問が両陛下の強い希望のもと、行われた。
 天皇陛下とは、年齢にして1つ下のわたしも戦争を知る一人であるが、陛下の場合は父君であらせられた「昭和天皇」は第2次世界大戦の大戦仕掛け国・日独伊3国の日の国家元首(現人神)であらせられ、敗戦により現人神から国家の象徴となられ、自ら戦争責任を負われるお覚悟を貫かれただけに、「戦争」にたいするお考え方はわれわれが計り知れない強い想いがおありだったに相違ない。その長子として薫育されただけに「戦争」にたいする考え方は、われわれが知るべくもないお考えをおもちのことと憶測申し上げる。


 ・・・ことにフィリピンは日米戦争の主戦場となり、フィリピンはこれらの戦場となり、現地で没した日本人の数は約52万人にのぼるといわれる。だがフィリピ住民の犠牲はそれに倍するという。
  日米戦争に巻き込まれるなどして約111万人が死亡。なかでもマニラ市街戦では約10万人が亡くなったとされる。今回の訪問を前に天皇陛下が述べられた「無辜(むこ)の市民」である。
    死者を数字で比べる非礼をためらいつつ書けば、沖縄戦の住民犠牲者や東京大空襲のそれにおおむね等しい。ところが、日本では、異国のこの悲劇はあまり知られてこなかった。・・・(以下略・「1/28天声人語から)※「無辜」たまたま、そこに居合わせた(その時代に生まれ合わせた)ために、戦火・殺傷事件などの、とばっちりをうけて、虐げられ迷惑をこうむった住民たち)
 
 天皇陛下は27日、フィリピンでの晩餐(ばんさん)会にあたり、お言葉を述べた。全文は次のとおり。
          ◇                  ◇                     ◇
 貴国と我が国との国交正常化60周年に当たり、大統領閣下の御招待によりここフィリピンの地を再び踏みますことは、皇后と私にとり、深い喜びと感慨を覚えるものであります。
 今夕は私どものために晩餐会を催され、大統領閣下から丁重な歓迎の言葉をいただき、心より感謝いたします。


 私どもが初めて貴国を訪問いたしましたのは、1958年12月、ガルシア大統領御夫妻が国賓として我が国を御訪問になったことに対する、昭和天皇の名代としての答訪であり、今から54年前のことであります。1962年11月、マニラ空港に着陸した飛行機の機側に立ち、温顔で迎えて下さったマカパガル大統領御夫妻を始め、多くの貴国民から温かく迎えられたことは、私どもの心に今も深く残っております。この時、カヴィテにアギナルド将軍御夫妻をお訪ねし、将軍が1898年、フィリピンの独立を宣言されたバルコニーに将軍御夫妻と共に立ったことも、私どもの忘れ得ぬ思い出であります。
 
 貴国と我が国の人々の間には、16世紀中頃から交易を通じて交流が行われ、マニラには日本町もつくられました。しかし17世紀に入り、時の日本の政治を行っていた徳川幕府が鎖国令を出し、日本人の外国への渡航と、外国人の日本への入国を禁じたことから、両国の人々の交流はなくなりました。その後再び交流が行われるようになったのは、19世紀半ば、我が国が鎖国政策を改め、諸外国との間に国交を開くことになってからのことです。
 
 当時貴国はスペインの支配下に置かれていましたが、その支配から脱するため、人々は身にかかる危険をも顧みず、独立を目指して活動していました。ホセ・リサールがその一人であり、武力でなく、文筆により独立への機運を盛り上げた人でありました。若き日に彼は日本に1カ月半滞在し、日本への理解を培い、来たる将来、両国が様々な交流や関係を持つであろうと書き残しています。リサールは、フィリピンの国民的英雄であるとともに、日比両国の友好関係の先駆けとなった人物でもありました。

 昨年私どもは、先の大戦が終わって70年の年を迎えました。この戦争においては、貴国の国内において日米両国間の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ、このことにより貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないことであり、この度の訪問においても、私どもはこのことを深く心に置き、旅の日々を過ごすつもりでいます。
 
 貴国は今、閣下の英邁(えいまい)な御指導のもと、アジアの重要な核を成す一国として、堅実な発展を続けています。過ぐる年の初夏、閣下を国賓として我が国にお迎えできたことは、今も皇后と私の、うれしく楽しい思い出になっています。
 この度の私どもの訪問が、両国国民の相互理解と友好の絆を一層強めることに資することを深く願い、ここに大統領閣下並びに御姉上の御健勝と、フィリピン国民の幸せを祈り、杯を挙げたいと思います。
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 わたしは、この両陛下のフィリピン訪問を受けて、さきの大戦で幾多の国へ、いかに多くの被害を及ぼしたのか、また。それらの被害国が如何に寛大であったのかを、改めて知る思いがした。
戦後70年を経たいま、戦争の記憶を風化させるのではなくて、反対に語り継ぐことの大切さを、天皇・皇后両陛下のお姿から改めて再認識した。

はたして、現安倍政権の閣僚達は天皇・皇后両陛下のフィリピンご訪問をいかに受け止めようとしているのか?はなはだ興味ふかい思いがする!                     以上

2016年1月27日水曜日

東大&京大総長が国策に危機感「人文社会系には大きな価値」

東大&京大総長が国策に危機感「人文社会系には大きな価値」

  昨今は「理系」のみが持てはやされ、人文系は凋落の一途を辿っているが、これは単なる流行ではない。これはときの政権が 「人文科学系」の廃止・縮小を打ち出したことも大きな要因になっていることは否めない。

 この世の中には「ハード」もあれば「ソフト」もある。真の意味での「技術」とは、最高水準の技術を最高水準に発揮することに他ならない。そう言う意味からすれば「人文系」とか「理系」とか区別されるべきではなくて、今に両者をマッチングさせ最高水準の高みを目指すかと云うことであろう。

このたび、日本の大学中東西の横綱である「東大」と「京大」の学長同士が対談する機会に恵まれた。この両者は共に「理系」出身であるが、「人文社会系」縮小の国策を、どのように受け止めているのか、はなはだ興味ぶかくて、みなさんにも話題を提供しようと、ここに採り上げた次第である。



東大総長五神真ごのかみ・まこと/1957年、東京都生まれ。東京大学理学部卒、同大大学院理学系研究科博士課程退学。理学博士。専門は光量子物理学。大学院工学系研究科教授、副学長、大学院理学系研究科長・理学部長などを経て2015年4月から現職(撮影/写真部・大嶋千尋)

 

 

東大総長・五神真(ごのかみ・まこと)/1957年、東京都生まれ。東京大学理学部卒、同大大学院理学系研究科博士課程退学。理学博士。専門は光量子物理学。大学院工学系研究科教授、副学長、大学院理学系研究科長・理学部長などを経て2015年4月から現職




京大総長山極寿一やまぎわ・じゅいち/1952年、東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大大学院理学研究科博士後期課程退学。理学博士。専門は人類学・霊長類学。アフリカ各地でゴリラの研究に従事。日本モンキーセンター研究員、兄弟霊長類研究所助手、大学院理学研究科教授などを経て現職(撮影/写真部・大嶋千尋)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
京大総長・山極寿一(やまぎわ・じゅいち)1952年、東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大大学院理学研究科博士後期課程退学。理学博士。専門は人類学・霊長類学。アフリカ各地でゴリラの研究に従事。日本モンキーセンター研究員、兄弟霊長類研究所助手、大学院理学研究科教授などを経て現職

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 日本の大学の最高峰である東京大学と京都大学。昨年4月に総長に就任し、改革を推進する五神真東大総長と、ゴリラ研究の第一人者で「おもろい」大学づくりを目指す山極寿一京大総長が、国立大学の人文社会学系学部廃止騒動について持論を語った。

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――昨年、文部科学省が“人文社会系の廃止”を求める通知を大学に出して話題になりました。

山極:自然科学系は国際的発信力が強いが、人文社会系は停滞しているから縮小してもいいんじゃないか、という意見が産業界から出て、国がそれに乗っかった側面があると思います。しかし、既に人文社会系はかなり縮小されてしまっています。たとえば京大の人文社会系の教員数は全体の2割に満たない。学部は全体の半分もあるのにですよ。しかし、いくら科学技術が進んでも、それを使って社会をどう動かすかという舵(かじ)がないと、日本の国力にとってすごく大きな損失になると思います。

五神:科学技術、たとえば人工知能が進歩したとしても、それを使うのは人間で、人間とつながって初めて価値になる。これからの社会では、人文社会系が培ってきた資源を維持したうえで、さらに文系と理系を融合した新しい学問を作っていくことが問われています。それは、人文社会系をどうこうするというのとは文脈が違う議論です。

山極:京大の東南アジア研究センターには、かつてアウンサンスーチーさんが研究員として所属していました。戦中には李登輝さんもいた。アジアの国々は、日本の大学の学術に親近感を持っています。日本の大学で学んだ人たちが自分たちの国に帰ってエリートとして活躍するというのは、人文社会系学部のほうが大きな価値を持っている可能性がある。それをつぶしてしまうことは、日本にとって大きな可能性を断念するものだと、私は非常に危機感を覚えています。

五神:まったく同感ですね。人類全体がこれからどういう社会システムを作ればいいかが見えなくなっている中、人文社会系の学問は活力になります。世界のオピニオンリーダーの人たちは日本の文化、学術に関心を持っていて、日本が活躍する場所はそこにある。その芽を摘んでしまうのは明らかに向きが間違っています。先日、私と同じ物理を研究されている東大の梶田隆章先生がノーベル賞を受賞されましたが、日本ではああいった基礎研究、しかもお金がかかる実験研究を40年近くも続けています。また、それに対する世界からの尊敬や信頼があります。

山極:僕はアフリカで長く研究していたからわかるんですが、大使館職員など日本の外交筋は2、3年で代わるけれど、僕ら研究者は20年、30年と代わらず現地の人たちと緊密な関係を結んでいます。その永続性は我々が保持しないといけない。これは貴重な財産だと思います。

五神:たしかに大学はタイムスケールが長いものを担っていますよね。最近、研究の活動を評価するのに「過去5年間の著作・論文の被引用数」を目安にするという基準があります。生物系など競争の激しい分野では、2~3年で引用されないと「いい研究じゃない」といわれます。しかし、山極先生が研究されている霊長類学などはスパンがずっと長いですよね。人文社会系に至っては、既に生きていない研究者の何百年前の論文を引用することもあります。人文社会系は、そういう評価基準では測れない学問なんです。
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  安倍政権“横暴改革”で大学崩壊 人件費削減、研究者は非正規雇用に

 上に挙げた東大・京大両総長の対談に遡ること約半年前の2015年6月、当時の下村博文・文科相から各大学に対して出された「教員養成系や人文社会科学系の学部の廃止、転換を含めた組織見直し」の通知が物議をかもし、日本学術会議、大学の学部長などが反対声明を発表した。
安倍内閣が目指す「稼ぐ大学」、学問のあり方は単なる稼ぐや効率、そういう尺度で学問を研究を考えていいものだろうか?いまの政権に国政を委ねていたら孫子の代には日本の国はどうなっているのだろうか?心配の種は尽きない。


世界大学ランキングがダウンした東大 (c)朝日新聞社

世界大学ランキングがダウンした東大 
 
 
 政府は、産業力強化に向けた大学改革を進め、昨年12月、産業競争力会議(議長・安倍首相)は、国立大学を3分類し、「稼ぐ大学」にするための改革案を発表。同会議には経済再生相などの閣僚のほか、産業界の重鎮がずらりと並んだ。

 こうした、産業力を重視する安倍政権の大学改革には、批判も多い。

 2015年6月、当時の下村博文・文科相から各大学に対して出された「教員養成系や人文社会科学系の学部の廃止、転換を含めた組織見直し」の通知が物議をかもし、日本学術会議、大学の学部長などが反対声明を発表した。

「文系を軽視する背景には、一つは財務省からのプレッシャーもある。厳しい国家財政の下でより社会の需要に応える教育が求められている。もう一つは、保守的政治勢力からのプレッシャーがあるのではないか。政権批判をするのはいつも、人文社会科学系の人間ですから……」(科学技術政策に詳しい大阪大学の平川秀幸教授)

 十数年前から「選択と集中」という方針で大学などでの研究を進めてきたが、元凶はここにあるという。

 元三重大学学長で鈴鹿医療科学大学の豊田長康学長は指摘する。

「『選択と集中』はもともと産業界の経営手法で、大学でもうまくいくと多くの人が信じきっていて、これまで検証もせずに進められてきました。だが、その結果として、日本の大学の国際競争力は低下しているのではないでしょうか」

 豊田学長は、研究の競争力の指標である論文数の推移を調べ、ここ10年で日本の大学の国際競争力が低下していることをいちはやく指摘してきた。

「特に工学、物理、化学、物質科学など日本のお家芸と言われていた分野で論文数が減っています。大きな原因は、大学の研究者の研究時間が減っていることです」

 論文数が減少した時期は、2004年の国立大学法人化と重なる。国は、法人化によって大学に民間の経営理念を導入することを促す一方で、大学運営の基盤となる収入で主に教員の人件費として大きな役割を持つ運営費交付金を、毎年1%ずつ削減したのだ。

 04年から三重大学学長を務めた豊田学長は、当時をこう振り返る。
 
 「運営費交付金が削減されたので、三重大でも計画的に教員数を減らしました。例えば医学部では1講座4人の教員がいたのが3人になった。教員が減り、研究時間が減っていくので、先生たちの疲弊感はますます高まっています」

 運営費交付金が減ることで教員が減り、ひとり当たりの負荷が高まり、研究時間が確保しづらくなった。その結果、論文数の減少につながったというわけだ。

 運営費交付金が減る一方で、研究テーマを選別して研究予算を配分する競争的資金は倍以上増加。ここ10年で国立大学の運営費交付金は約1695億円減り、競争的資金は約2465億円も増加している。競争的資金はテーマや成果によって配分が決まるため、競争が促され、効率化が進み、結果が出せるというのが国のもくろみだった。

 だが、研究者を大学で安定して雇用できる運営費交付金と異なり、競争的資金では3~5年のプロジェクトごとの雇用になる上、プロジェクトのテーマの研究しかできないなど自由度が低い。12年にノーベル賞を受賞した山中伸弥氏が率いる京都大学iPS細胞研究所でも、運営資金の多くは競争的資金が占め、職員の約9割が任期付きの雇用だという。iPS細胞研究でさえ、この状況なのだ。

 かつて国の大学院重点化施策で増え続けていた博士研究員(ポスドク)や博士課程大学院生も、近年は減少傾向だ。豊田学長はこう懸念する。

「法人化で大学の裁量が増すということだったが、実際には(国の予算配分によって)研究機能が縮小しました。現在国が進めている大学改革では、機能どころか組織の縮小段階に入っています」

 法人化以降、国立大学は6年ごとに中期計画を策定し国の評価を受ける。現在策定中の計画では、目標の設定によって国からの予算配分が左右される仕組みだ。

 今年4月には改正学校教育法などが施行され、大学学長の権限が強化されたと言われるが、逆に大学の自治は奪われつつあるのが現実だという。前出の平川教授はこう懸念する。

「国からの評価と予算に、大学、学長はより縛られるようになってきています。これまで大学の自治は教授会を中心として行われてきたが、学長が国に予算で首根っこを押さえられ、国の方針に振り回されてしまう危険性がある」

                                             以上

2016年1月26日火曜日

貧困問題、データで応酬 首相「日本は裕福な国」・来夏の参院選控え「バラマキ」懸念拭えず!


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貧困問題、データで応酬・首相「日本は裕福な国」、みなさんに、この認識があり
         ますか?・1月19日
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 安倍晋三首相は十八日の参院予算委員会で、小池晃氏(共産)が経済的な格差が広がって困窮する人が増えていると指摘したのに対し、「日本が貧困かと言えば、決してそんなことはない」と反論した。 
 
 厚生労働省の国民生活基礎調査では標準的世帯の年間の可処分所得の半分(約百二十二万円)未満で暮らす人の割合を示す「相対的貧困率」は二〇一二年で16・1%。十八歳未満の子どもに限ると16・3%に上る。同じ調査手法を採る経済協力開発機構(OECD)の加盟国を貧困率の高い順にみると三十四カ国中六位だ。
 
 これを基に小池氏は「日本が世界有数の貧困大国になった認識はあるか」と追及。
首相は、調査手法や対象者が違う総務省の〇九年全国消費実態調査(相対的貧困率10・1%)を持ち出して「OECD平均より低い」と指摘。
 
 その上で、一人当たりの国内総生産(GDP)が高いことなどを挙げ「日本は世界の標準でみてかなり裕福な国だ」と述べた。
 
 福島瑞穂氏(社民)は子どもの貧困について質問。塩崎恭久厚労相はひとり親らを対象に、児童扶養手当や保育園の無償化を拡充する施策を一六年度予算案などに盛り込んだと説明。「相対的貧困率だけで日本の状況を判断するのはいかがか」と強調した。
 
 ひとり親家庭は増加傾向にあり、母子世帯では就業率が八割を超えているのに非正規が多いため、平均年収は百八十一万円にとどまっている。
 
 首都大学東京の岡部卓教授(社会福祉学)は「子どもの貧困は広がり、深刻さは増している。それを認識してもらわないと実効性のある施策にならない」と指摘した。

 「世界の人口」は増え続け、そして富の偏在が進む。21日の「天声人語」によれば、・・・世界で最も裕福な62人が持つ資産は経済的に不遇な下位半分の36億人nお総資産にほぼ等しい。とあった。・「世界の人口」:http://arkot.com/jinkou/

 これは、ひとりわが国だけの現象ではなくて世界的現象なのである。しかし、政権を握る政党の政策のハンドルの切り方次第では、進行方向が違ってくることだけは確かである。安倍首相は野心をむき出しにして、憲法改正を実現しようと”打ちてし止まん”の決死の覚悟である。果たして日本の国民を引き連れて、進もうとしている行く先は果たして前途に光明が射す世界なのか、はなはだ疑わしい限りである!安倍政権が真に目指す方向を国民の一人一人が冷静の見極めなければ!
 
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・来夏の参院選控え「バラマキ」懸念拭えず!

  今回の補正予算案は、安倍晋三政権の目玉政策「1億総活躍社会」の実現に向けた緊急対策が柱となる。

 総額の約3割を重点配分し、介護施設の整備や保育所の整備前倒しなどによる早期の効果を期待している。


 「1億総活躍」の施策には、特別養護老人ホームなどの介護施設整備や、「3世代同居」を促すための建設費補助などを計上。親らの介護を理由に仕事をやめる介護離職者(年間約10万人)を減らす環境整備に着手した。特養入所待機者は約52万人に上っており、不安解消の観点からも効果が見込まれる。

 来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)のテロ対策や、今年9月の東日本豪雨で鬼怒川の堤防が決壊したことを踏まえた河川整備など、緊急性の高い施策は国民生活の安全・安心につながるといえる。

 しかし、「1億総活躍」関連には選挙対策と受け取られても仕方がない施策も含まれた。その象徴は※低所得の年金受給者に1人当たり3万円を配る給付金だ。景気回復に伴う賃上げの恩恵が及ばない高齢者世帯の消費支出が低迷していることを踏まえ、政府はピンポイントでの消費刺激を狙う。
 
※この「給付金」は、果たしていかなる意味給付金なのか?もう少し調べてみよう!
政府は7日、お年寄りを中心に1人3万円を配る「臨時給付金」の概要をまとめ、与党に示した。
 来年の前半と後半の2段階に分け、1250万人に配る。経済の下支えが目的だというが、来年夏の参院選の前後に配布することもあり、野党から「バラマキ」との批判が出そうだ。
 
 来年前半に配るのは、65歳以上で、住民税が非課税の約1100万人。年金収入などが年87万円以下の約600万人弱と、同87万~155万円程度の500万人強が対象だ。この500万人強は、単身かどうかなど条件がある。
 10月ごろからは、65歳未満の障害基礎年金と遺族基礎年金の受給者約150万人に配る。
 政府は消費税を10%に引き上げる2017年4月以降、年金が少ない人に年6万円を配ることにしており、この半額分を前倒しして配るものだ。
 
 ただ、もともと配る予定だったのは、年収87万円以下の人と、障害・遺族基礎年金の受給者だけだった。今回の配る対象はそれよりも広く、参院選前後に多くの人に配ることができるよう、15年度補正予算案に3400億円を計上する。後半に配る人向けの予算(約500億円)は来年度当初予算案に盛る。
 その結果、年金をもらっている約4千万人の約3割が給付金をもらうことになり、「低年金者対策」というもともとの狙いとは異なってくる。政府は「アベノミクスで賃上げ効果が及ばない低年金者に給付し、来年前半の民間消費を下支えする」などと説明する。
 
この結果からすれば、安倍首相が唱える「日本は裕福な国」という主張は、素人にも全く当たらない。安倍首相がいう「裕福」とはどの程度の所得水準を指して主張されておられるのか?その次第によって、行政の目指す方向も自ずから決まってくるだろうから・・・!

 そのうえ、その規模は21年の定額給付金(1万2千円)と比べても異例で、支給開始時期は参院選直前。これには自民党内からも「高齢者の票目当てのバラマキと受け取られる」との異論は少なくない。
 国債費を2年連続で減額し、財政健全化への取り組みは示した形だが、29年4月の消費税再増税と同時導入する軽減税率の必要財源は1兆円に上り、財源確保のメドも立っていない。
 24日には来年度予算案が決定されるが、厳しい財政状況の中、「1億総活躍」の名の下に選挙対策の色合いが強い施策が盛り込まれていけば、国民の視線は冷ややかになる可能性もある。
                                               
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  昨年後半から、中国経済の減速から端を発する世界経済と株安は止まる処を知らず、その先に明るさが見られないなか、わが国の株式市場も大相撲にたとえれば、3勝12敗の不成績、これがお相撲の世界の話ならば、まだ救われようが、株式市場の世界は国民の年金に大きく関わっているからである。
 
 殊に安倍政権になって「年金運用資金」の運用を運用の危険度が高い外国・国内株式運用の比率を高めたからだ。当初はアベノミクスとかで、デフレ脱却、大企業優遇策、賃上げ等々、確かに株高の影響により運用益は膨大な額を稼いだが、最近の世界同時株安の動向を見ていると専門家でさえも見通しがたたないありさま。政権は「強弁」で強気を通しているが、大儲けしたのは過去の実績であって、将来の話ではない。国が多く保有したからと云って「狼狽売り」をするわけには行かず、そう言うことをすれば、そこには「日本国の恐慌」が口を開けて待ち受けている。
 
 低所得の老人対象に3万円を配布するといっても原資は3千数百億円、他方で年金運用損が今年に入り7兆円、なんともすさまじい乖離ではなかろうか?

・株暴落でGPIF運用損 「消えた年金」は2週間で7兆円突破・   

      ・年金運用方針の変換・「ローリスク・ローリターン」から「ハイリスク・ハイリターン」

 
 平均株価の下落幅は、大発会からの10営業日で2000円を超えた。この間、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用損が7兆円を超えたというショッキングなデータが飛び出した。国民の年金はいよいよヤバくなってきた。

 金融評論家の近藤駿介氏(アナザーステージCEO)がこう指摘する。

 「GPIFの2015年7~9月期の公表資料をベースに試算したところ、年初から先週末15日までの間に約7兆3800億円の損失を出した可能性が高いことが分かりました。
 日経平均の大幅安に加え、海外株や外債も値を下げているからです。7~9月期の運用損約7兆8899億円に迫る勢いです」

 約135兆円の運用資産を持つGPIFは昨年、基本ポートフォリオを大幅に組み替えた。国債35%、国内株25%、外債15%、海外株25%などで構成されている。
    近藤氏は7~9月期のポートフォリオを維持しているとの仮定で、昨年末時点の資産推計額をハメ込み、収益率のベンチマークごとに試算を行った。すると、GPIFの運用資産は年初から15日までの時点で5・26%も目減りしていたのである。

 国内市場の値動きを見ただけでも運用成績はヒドイありさまだ。国内株、外債、海外株は軒並みマイナスだし、円高も進行している。唯一プラスなのは、皮肉にも6割だった構成比率を一気に引き下げた国債だけだった。株安、円高がさらに進めばGPIFの損失はさらに大きくなる。

 「安倍首相は国会答弁で〈民主党政権下の累積収益額は4.1兆円だったが、それ以降の収益は33兆円プラス〉〈年金運用は長期的に見てどれぐらい収益を上げているか〉などと強弁していましたが、問題は収益だけではありません。国民が知りたいのは、将来の年金支払額に対してGPIFの資産がどれほど残っているのかということ。保険料が引き上げられ、支給額が切り下げられている現状からいって十分な資産が残っているとは考えにくい。その状況でハイリスクな株式への投資割合を引き上げている場合なのか。野党はこのあたりをガンガン攻めるべきです」(前出の近藤駿介氏)

 これでGPIFの自主運用を認めさせたら、年金は藻屑と消えかねない。

 
                                                       以上

高齢者世帯の5割が年金収入2百万以下!現在40代以下の人々は「死ぬまで貧困!                        

  わたしは、安倍首相が唱える「1億総活躍社会」の実現については、きわめて懐疑的である。
というのは、その実現に対する過程やプロセスが全く示されていないからで、彼特有の「口だけ」「空手形」発言だろうと受け止めている。
  先日の北朝鮮拉致被害者であった蓮池徹氏との議論にしても、「国会議員」のバッジを賭けてでも、と大見得を切ったが「拉致被害者救済」は全く進んでいないか、逆戻りさえしている感じ。
 例の「水爆実験」は逆に防衛費増加や自衛隊員増強の材料となり、あとは彼特有の「逆もまた真なり」的思考と行動である。

 15日参院で発言の「1億活躍は構造改革」は、その通りだと思うが、当初に述べた視点が欠落しているから、それだけでは実現不能で「構造改革」を如何に進めるかに掛かっている。
  そこには、下記に述べる「高齢者世帯の5割が年金収入2百万以下! 現在40代以下の人々は「死ぬまで貧困!」という、年齢構成による乗り越えがたい構造問題を抱えているからである。                         
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安倍首相「1億活躍は構造改革」=麻生財務相、軽減税率拡大に否定的、参院予算委・1月15日

  参院予算委員会は15日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席し、2015年度補正予算案に関する基本的質疑を行った。

 「1億総活躍社会」の関連費用が同予算案に盛り込まれたことについて、民主党の長浜博行氏は「緊要性があるのか」と指摘。
    これに対し、首相は「今からさまざまな施策を進めなければならない。人口問題に正面から取り組んだ初めての大きな構造改革だ」と反論した。
 
   民主党会派で無所属の水野賢一氏は、消費税の軽減税率に関し、対象品目の線引きで業界団体の陳情合戦を招くと指摘した。
 首相は「(外食を除く)食料品は一括の形で決めた。陳情によって政策をゆがめることはない」と強調。また、麻生太郎副総理兼財務相は「基本的には毎年、毎年、見直すつもりはない」として、対象品目拡大に否定的な考えを示した。
 
  野党が要求した昨年秋の臨時国会召集が見送られたことについて、水野氏は憲法違反に当たると批判。首相は通常国会を例年より早く召集したことに理解を求め、「合理的範囲内と言える」との見解を示した。 
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(現実問題として)

・高齢者世帯の5割が年金収入2百万以下! 現在40代以下の人々は「死ぬまで貧困!                                  

●日本の出生率低下は1920年代から始まっていた
 少子高齢化の問題がマスコミで顕著に取り上げられるようになったのは、今から20年以上前、バブルが崩壊した1990年代に入ってからです。
  しかし、日本の出生率が減少傾向を帯び始めたのは、実は戦前の20年代からという長期的データもあります。明治維新以降の工業化の過程で、日本では人口が急速に増える「人口爆発」を経験し、政府も対外拡張政策で多産化を奨励してきましたが、やがて26年にはじめて合計特殊出生率が5を割り込み、49年に4を、52年に3を、74年に人口置換水準(その時点の人口を維持するために必要とされる合計特殊出生率)である2.07を割り込み2.05となり、以降はずっと2を割り込んだまま、05年に過去最低の1.26を記録したのち、2014年の1.42まで推移しています。
 
  昔の考え方では、親が働けなくなった老後に助けてもらうべく子供を産むというより、農業に従事する家庭が多かったため労働力確保の意味合いが強く、乳幼児の死亡率が高かったためともいわれています。なにしろ、50年の平均寿命は女性が61.5歳、男性が58.0歳なので、働けなくなる「老後」という期間も短かく、そもそも老後の心配をする必要がなかった時代ともいえます。

●「長生き」が「貧困老後地獄」に直結する時代
 ところが、14年の平均寿命は女性86.83歳、男性80.5歳と大幅に伸びています。うち、元気でいられる健康寿命も女性は約74歳、男性は約71歳です。病気になってからの平均年数も長く、女性が約12年、男性が約9年となっているのです。
 また、この平均寿命はあくまで平均値であり、90歳時点でも女性の48.3%、男性の24.2%は生きており、95歳時点でも女性の24.4%、男性の8.7%は生きています(14年簡易生命表による生存率)。40兆円の医療費のうち65歳以上が半分以上を占める現状もうなずけるでしょう。このまま少子高齢化が進行すると、65歳以上高齢者の医療費はさらに拡大し、25年には約50兆円に達すると見込まれています。

 日本は13年、総人口に占める65歳以上高齢者数が25%を突破し、国民の4人に1人が高齢者という超高齢化社会になり、現役時代のようには働けない老後期間が異常に長くなったため、今日さまざまな不都合な課題が突きつけられるようになってきています。

●社会保障のすべてがパンク
 先進国の中には人口置換水準を割り込む国が増えていますが、なぜ少子化になったのかという原因については明確にされていません。
  さまざまな原因説がありますが、日本では子供を産んでも保育園に預けられない、女性の職業キャリアが断絶される、グローバル化による貧困化で経済的ゆとりがないなど、経済的な影響が大きいという指摘がなされています。
 そして少子高齢化は、将来の日本に重大な危機をもたらします。年金・医療・福祉といった社会保障費増大の問題です。
 
  たとえば、おなじみの年金問題では、2000年に現役世代3.6人で1人の高齢者を支えるかたちだった賦課方式(現役世代の年金保険料を高齢者世代へ仕送りする形式)における年金負担比率が、25年には現役世代1.8人で1人の高齢者を支えるかたちとなり、50年には現役世代1.2人で1人の高齢者を支えるかたちになると推計されています。これでは支えられないでしょう。
 
   年金積立金(過去の年金財政の余剰分)は、15年半ばに135兆円ありますが、今後毎年10兆円近い取り崩しを続けると、28年頃には枯渇が予想されます。保険料の不足分を税金投入するといっても、予算の捻出は困難を極めます。今後、マクロスライド方式で年金受給額は徐々に減らされていく予定ですが、現行で65歳からという受給開始年齢は、70歳くらいに後ろ倒しされるどころか、受給できなくなる懸念すらあります。
 
  預金や持ち家(現在、高齢者の持ち家率は6割)があると、それを費消してからでないと生活保護の受給対象にもなりません。生活保護支給総額も国家予算の約3%(14年度は過去最高の2.8兆円、162万世帯217万人)にまで及んだために、すでに減額措置が講じられています。そのうえ、日本の財政は1000兆円を超える借金を抱えています。
 
  現役世代の医療費自己負担額も現行の3割負担から4割、5割負担へ引き上げられることも必至でしょう。このままでは、年金も医療も福祉もすべてがパンクするのは明白なのです。
  実際に14年時点で65歳以上の高齢者世帯1221万世帯のうち、全体の約40%が100万円以上・200万円未満、約13%が100万円未満の年金収入しかなく、半分の600万世帯が、生活保護水準以下の暮らしを強いられているのです。

●第2子出生世帯に1000万円支給
 抜本的な少子化対策を緊急に行わなければ、現在20~40代の現役世代は十分な社会保障も受けられず、現役時代から老後を通じて死ぬまで貧困を強いられることになります。現在、年間出生数は100万人程度にまで落ち込んでいます。昨年の死亡者数は130万人でマイナス30万人の人口減でしたが、やがてこれが毎年40~60万人の急激な人口減少期に突入してしまうのです。地価が下がり、社会的インフラの維持ができなくなります。
 
  すでに提唱されているように、第2子以降の出生に対して一世帯当たり1000万円を配るぐらいの大胆な政策を講じなければ、出生率の増加は見込めないでしょう。仮に第2子が生まれた家庭100万世帯に配れば10兆円で、消費税額相当なら約5%分です。ロクに税金を払ってもいない輸出大企業などへの法人税減税などやめれば約2兆3000憶円を確保でき、それ以外でも以下のような施策によりざっと8~9兆円の原資も生まれます。
(仮説として試算すると)
・所得税増税(約2兆円確保)
・公務員給与カット(国と地方10%カットで約2兆5000億円確保)
・国会議員の数を半分に削減(約180億円確保)
・3.5万人もいる無駄な地方議員をすべて年間50万円以下のボランティアに置き替え(約3200億円確保)
・宗教法人に課税(約1兆円確保)
・放送局が国に支払う激安な電波使用料へのオークション制導入(約3000億円確保)
 仮に少子化を止める大胆な抜本対策を講じても、生まれた子供が成人して税金や社会保険料を納められるようになるまでは最低20年はかかります。しかし、人口が少なくとも今と同水準に維持されることが日本社会全体の合意事項となれば、それが何よりの経済対策といえるのです。
(文=〇樹〇輔/マネーコンサルタントの投稿から・・・)
 
”こういう生活、考えたことがありますか?”                           END

2016年1月24日日曜日

みなさんこの現実をどう見ますか?報道の「顔」、降板次々!

報道の「顔」、降板次々 テレビ自制懸念?


写真
古舘伊知郎さん岸井成格さんと国谷裕子さん
 

 
  テレビ報道の「顔」が大きく変わろうとしている。放送業界への政治的な“風当たり”が強まる中、歯に衣(きぬ)着せぬ看板キャスターらの相次ぐ降板。何故に、ここまで「言論の自由」を弾圧しなければならないのか?批判されてはならないことだらけののアベ政権なのか?
 
 現場には政権の意向を忖度(そんたく・・・他人の気持ちを推し量る意味の漢語的表現)し、報道内容を自制する雰囲気もあるといい、識者からテレビジャーナリズムのあり方を危ぶむ声が上がっている。
 
 3月末での降板を発表したのはテレビ朝日「報道ステーション」メーンキャスター古舘伊知郎さんとTBS「NEWS23」アンカー岸井成格(しげただ)さん。
 NHKも「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターの降板が決定している。NHK会長の籾井氏は安倍政権から送り込まれた人物、「NHKの国営化」が、本気で叫ばれる今日である。
 
 番組での発言が政権側から何度も批判された古舘さん。降板の発表会見でも「キャスターは反権力の側面がある」と自説を曲げなかった。
 大物政治家にも鋭い質問を浴びせる国谷さんも「降板させられるのでは」との臆測が何度も流れていた。
 岸井さんは番組で、安全保障関連法案に対し「廃案に向けて声を上げ続けるべきだ」と発言。保守論客が名を連ねる団体から「政治的に公平であることを定めた放送法に違反する」と批判される中での降板発表だった。
 
 「各局それぞれ事情があるのだろうが、三人続くと、政権に批判的だったから降ろされたという印象を視聴者が持つだろう」と指摘するのは砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)。

 「報道番組が長いものに巻かれて、当たり障りのない一面的な情報提供しかできなくなったら、視聴者にとっても、民主主義社会にとっても良くないことだ」
 
 政権与党がテレビ報道に「圧力」と取られかねない注文を強めたのは、一昨年末の衆院選のころからだ。在京各局に選挙報道で「公平中立、公正の確保」を求める文書を出し、自民党は昨年「報ステ」「クロ現」で局幹部を事情聴取した。

 そんな中、テレビの報道現場では政権に批判的な報道を控えようとする雰囲気も出ているという。民放の若手スタッフは「危ない橋は渡りたくない」。あるNHK関係者は「政権の意向を忖度する空気が局内に漂っている」とため息をつく。


首相、NHK会長、…共通点は“女性不在” 新たな時代は到来するのか?

 「一億総活躍時代」「女性の活躍」を叫び続ける安倍首相にしては、「云うことと、なすことが異なる」のは、この人事。政権に批判的な言論は許さないと、圧力を掛けて降板させる。
 このことが明らかになったのはこの番組。担当部署は続投を希望しているのに、上層部は番組を一新するとの一言で、国谷裕子キャスターの希望は入れられず、降板が決まった。
 
 NHKと女性。アナウンサーが危険ドラッグ所持で逮捕されたり、子会社の社員が横領したり、「世が世ならもっとバッシングされたはず」(情報番組デスク)とトラブル続きのNHK。

 「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスター(58)が3月いっぱいで降板する。「NHKは基本的に個人とは契約を結ばないが、国谷さんは唯一、個人契約している」と同局関係者。

 番組は4月から放送時間を変更する。番組を担当する部署は、国谷氏の続投を求めた。ところが、「上層部が内容を一新する」とし、契約をしないことを決定した。「上層部が誰を意味するのか分からないが、現場が続投を望むキャスターの首を上層部が切ったのは間違いない。現場介入です」と同局OBの編集者。

 新聞報道によれば、国谷氏は「プロデューサーはキャスターを継続したいと主張したと聞いてよかった」との趣旨の発言をしているという。つまり本人が望まない降板。

 政権が打ち出す「ニッポン一億総活躍プラン」では、女性の活躍や生涯現役で働ける取り組みなどが期待されているのに…。本人が希望し、制作陣も望んでいるのに国谷氏は職を失う。「徹子の部屋」のような腹のくくり方はなかったのか。

 
 
 
  碓井広義・上智大教授(メディア論)は「メディアの中でテレビの影響力はまだまだ大きい。権力に対し、批判すべき点は批判するというジャーナリズムの役割をきちんと果たすべきだ」と注文する一方で、視聴者にもこう呼び掛ける。「報道番組が今後何を伝えるのか、そして何を伝えなくなったのか、しっかりとチェックしてほしい」

 事実、マスコミ各社のトップに対して政権首脳筋から〇〇を介して圧力を掛けていることが業界内でもよく知られた事実、この3者に止まらない。注意深く周りを見渡すと各社有名なキャスターがいつの間にか姿を消していることが解だろう!
 
 例を挙げればNHKで午後9時台のメインキャスターを務めていた大越健介氏しかり。

民放では女性キャスターの膳場氏しかり・・・
 みなさん、この延長線上に何が待っているのか、冷静のご判断ください。決して戦前・戦中の「言論統制」に戻らないことを生命を賭してでも守らなければ、ならないことを・・・これこそ真の「自己防衛」!!!
                                                 以上

2016年1月23日土曜日

「たま駅長のチョコレート」、今年は後継の「二タマ」が・・・!

たま駅長のチョコレート-01-22
  さきに「節分」のお話がでましたので、同じく2月のイベントであるバレンタインデーについてお話します。
 というのも、毎年和歌山電鉄「たま駅長」をモチーフを限定販売していましたが、ご存じのとおり「たま駅長」が死亡してしまいましたが、この時期になると「たま駅長」のチョコレートの人気が多く寄せられ、そこで和歌山電鉄は「たま駅長」の後継ネコである「二タマ駅長」のチョコレートとして販売することになりました。



 2月14日のバレンタインデーの贈り物として、毎年人気の和歌山市と紀の川市を結ぶ貴志川線の猫のたま駅長をモチーフにしたチョコレート。

 今年は、後継のニタマ駅長とのコラボレーション商品の缶バッジをセットにして、22日から、販売が始まります。

 今日、紀の川市貴志川町神戸の貴志駅でお披露目されたもので、猫のニタマ駅長が出席して、チョコレートをPRしました。貴志川線を運営する和歌山電鐵では、毎年2月14日のバレンタインデーに合わせて、チョコレートを販売しています。
 5回目となった今年は、去年6月に死んだ「たま駅長」とその後継として、「たま2世駅長」を襲名したニタマ駅長のイラストが描かれたピンク色の箱に、たま駅長をモチーフにしたものなど、4つのチョコレートが入っていて、たま駅長とニタマ駅長のコラボレーション商品の缶バッジもセットになっています。


                                2015.6死亡した「タマ駅長」のチョコレート

 和歌山電鐵では、「神様になった『たま駅長』が、恋のお手伝いをしてくれます。毎年、早々に売切れてしまうので、ご購入はお早めに」とPRしています。チョコレートと缶バッジは、1セット税込み1650円で、1000セット販売され、このうち、700セットは、貴志駅のたまショップと和歌山市伊太祁曽の伊太祈曽駅の窓口で、300セットは、インターネットのいちご電車グッズショップで販売されます                                              以上

2016年1月22日金曜日

(幕間)「福をオニがい(お願い)」(エビとカニの水族館恒例行事)

「福をオニがい(お願い)」(すさみ町「エビとカニの水族館」)



   来月3日の節分を前に、すさみ町の水族館では名前に「オニ」という文字が入る生き物を集めた恒例の節分特集の展示が始まりました。
 すさみ町の道の駅「すさみ」にある「エビとカニの水族館」では、毎年、節分特集の展示を行っています。
 ことしの展示のタイトルは「福をお願い」とオニをかけて「福をオニがい」です。

 水槽の中には赤鬼・青鬼のお面が飾られ、名前にオニが入る
▼ホンドオニヤドカリ
▼オニサザエ
▼オニオコゼ
そして、名前にフクが入る
▼アカメフグ
▼クサフグ
のあわせて5種類の生き物を入れました。
 このうちホンドオニヤドカリは、太くて頑丈な赤い脚に、黄色い剛毛が一面に生えた大型の

ヤドカリです。

 太い脚が、おとぎ話に登場する鬼の腕を思わせるという事です。
またオニサザエは、殻のトゲを鬼の角に見立てたということです。
「エビとカニの水族館」の森拓也館長は、「海の生き物には名前にオニが入っているものはたくさんいるんですが、フクは、なかなかいません。でも、笑ってもらって幸せになってほしいのでタイトルは『福をオニがい』としています」と話していました。
この節分特集は、来月3日まで展示されています。 ・01月21日


・なお、「エビとカニの水族館」について、くわしく知りたい方は下記をクリックください。


  ・http://www.ebikani-aquarium.com/#!ac/c1dfn
                                                  以上

2016年1月21日木曜日

「カツ横流し事件・カレーハウスCoCo壱番屋、約一日で自らの手で全容解明 「これぞ神対応!」

カツ横流し事件、約一日で自らの手で全容解明 「これぞ神対応!」と壱番屋の株が急上昇・1/20

 
      カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)の評判がうなぎ上りだ。廃棄品が産廃業者によって横流しされた事件で、壱番屋が自ら事件を解明して逐一消費者に告知、再発防止に向けた対策も短時間にやってのけたからだ。
  
  一方で、評判を下げたのが大村秀章愛知県知事だ。定例記者会見でこの事件に触れ、「ココイチは反省してほしい」などと語ったため、「ココイチは被害者だろ」「処理業者の認可やチェックは行政の責任問題だろ!」などとネット上で激しい批判を浴びることになった。
  • ピンチをチャンスに変えた?「今度食いに行くわ」などとネットで評判
    ピンチをチャンスに変えた?「今度食いに行くわ」などとネットで評判

 全社員一丸となって事件の解明に向かった!

   産業廃棄物処理業者による不正転売の第一報が壱番屋から出たのは2016年1月13日。同社広報によれば、その前日にフランチャイジーに勤務するパート従業員がスーパーでの買い物中に販売されているはずのない冷凍の「ビーフカツ」を発見した。
 従業員は写メを撮り、本部に通報、1時間もしないうちに広報にも一報が入った。
  その後は「全社員をあげて」解明に取り組んだ。問題の商品が売られていたスーパーに行くと、自社のビーフカツが「怪しい箱」に入っていた。
 製造コードを調べると廃棄したものであることが分かった。製造機に使われていたナイロンを主成分とする部品が混入している可能性があるもので、廃棄した数は4万609 枚だった。
  
 産廃業者はダイコーしか使っていない。経営者を問い詰めると横流しをしたことを認めたため、警察に通報した。これを1日でやってのけ、すぐに不正転売の第一報を出す。15日にはビーフカツ以外にも廃棄商材が流出した可能性があるとして写真を付けて説明し、注意を呼びかけた。19日に発表した再発防止策は同社の株をさらに上げた。
  
  製品そのままの形での廃棄は行わず、包材から取り出して生産副産物として発生する堆肥の原料に混ぜたりする、というのだ。また、製品の形のまま廃棄する場合は工場排出の段階から社員が必ず立ち会い、確実に全量が処理されたことを目視確認する。
「迅速確実な処理対応を目指したというものではなく、とにかく異物が混入したものが出回っている事実があるため、お客の安全に向かって関係各所が一丸となって一斉に動いた、ということなんです」
と同社広報は説明した。ネット上では、
「ココイチ対応早いなあ。今度食いに行くわ」
「1日半という超スピードで回収・発表までに至っています。被害を最小限に留めることに成功していることによって、逆に信頼感が増していますね」
「これが一流企業の社会的な責任の取り方!」などといった絶賛の声があがった。

「なんで節穴の県知事の方が偉そうなんだよ」

   一方、今回の事件で大幅に株を下げた人物がいる。それが大村秀章知事だ。16年1月18日に定例記者会見を開き、廃棄物処理法に基づいて県内の産業廃棄物処理業54社への立ち入り検査を始めた、と発表してこんなことを言ったのだ。
「壱番屋は被害者だが、日本を代表するカレー外食チェーンであるため社会的責任は重い。二度と起きないよう検証し、反省してほしい」。
   これに関してネット上で批判が続出した。産廃業者を認可し管理するのは行政の責任でもあること、横流しをしたダイコーは処理を完了したという嘘の報告書「マニュフェスト」を県にも提出し、県は受理している、という点などからだ。
「ココイチは不正を見抜いたのに、なんで節穴の県知事の方が偉そうなんだよ」
「県の許可事業者に排出して社会的責任は重いなんて話になるなら、その県の長の社会的重さはどの位になるの?」
「ココイチは本社を愛知県から移転すべきだな。こんな行政にバカ高い税金をくれてやることはない」
「ココイチはレベル高いなあそれに比べて知事の出来の悪さよ・・・」
   壱番屋の広報はこうした知事の発言について、直接には触れなかったが、
「私たちは被害者ヅラをしているわけではありませんが、一番の被害者はスーパーや弁当店で廃棄食品を買ってしまったお客様で、そういう人たちのことを思うと心を痛めます。当社から出る商品でこのような不安な思いをさせたくない。これからも検証を続け、継続的に安全を考えてまいります」と話した。
  商品を生産していると、全て完全な品物とばかりはいえないことがある。製造物責任制度で生産者にその責任が定められているが、誤って不完全品を製造してしまった場合、その後処理に会社の本質があらわになる。
 このミスを「かくす」か「おおやけ」にしてすぐに対応策を明らかにするかで、これが人身事故ともなれば、なおさらである。「よい会社」と「悪い会社」の根本的違いは、こういう状態におかれたときに、最もよく現れることを、普段から心得ておこう!
                                                                                                        
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・「談合しない」と各社入札前誓約 震災復旧工事、新たに9社捜索

 NIPPO本社の家宅捜索に入る係官ら=21日午前9時25分、東京都中央区  
NIPPO本社の家宅捜索に入る係官ら=21日午前9時25分、東京都中央区

 業界の常として慣習になっている悪弊がある。国民の貴重な税金がこのような使われ方をしているのかと思うと情けない!

 国政でもA大臣に〇〇献金疑惑が出てきた。重要な任務を担う大臣だけに、その影響度は大きい。

 東日本大震災後の高速道路復旧工事をめぐり、談合を繰り返した疑いがある舗装各社が、一連の入札が実施される前、発注元の東日本高速道路東北支社に談合をしないとの誓約書を提出していたことが21日、関係者への取材で分かった。
                                                                                                            以上

2016年1月20日水曜日

ナマコの新種・県立自然博物館(海南市)とエビとカニの水族館(串本町)で公開展示・1月20日~ 

「ナマコ」・ 新種に認定 共同調査で発見、20日から公開 県立自然博物館(海南市)とエビとカニの水族館(串本町)で公開展示・

わたしの家から60m東にある和歌山県立自然博物館のあたらしい展示です!  



すさみ町で発見!新種のナマコ・「チオーネ・スサミエンシス」

 2013年に発見されたナマコが、当館とすさみ町立エビとカニの水族館の共同研究の結果、2015年12月に新種として記載されました。
このたび、2館同時に生きた新種のナマコ、チオーネ・スサミエンシスを展示します。
展示開始:平成28年1月20日(水)~

 

  新種は体長10センチ前後で、岩場の砂だまりなど浅い海底の地中数センチに生息しているとみられる。2013年12月の沿岸生物調査で見つかり、昨年11月発行の日本動物分類学会誌に論文が掲載されて正式に新種と認められた。
 詳しい生態は不明だが、その後の調査でも捕獲されており、生息数は多いとみられる。
 
 同属のナマコは、国内では駿河湾の水深60メートルほどに生息する1種類しか見つかっていないといい、比較的珍しい種類という。これまでにも新種のナマコを発見してきた同博物館の山名裕介学芸員は「和歌山の海にはまだまだ新種がいるはず。県民が自然科学に興味を持つきっかけになってほしい」と話している
                                               
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2016年1月18日月曜日

阪神大震災:犠牲者しのぶ「生」復興を願う「未来」の字 、21年目を迎えて!

阪神大震災:犠牲者しのぶ「生」 、復興を願い「未来」の字、21年目を迎えて!

 2016年1月17日は1995年1月17日の「阪神大震災」から21年目、21年前のこの17日は「わたし」にとって忘れようにも忘れられない日の早朝だった。というのも、この年がわたしにとって定年を迎える年に当たっていたからで、いつものように朝早く起き出して、大阪まで通勤すべく「朝食」を摂ろうとしていたとき、激震が走った。午前5時46分マグニチュード7.3,最大震度7と当時最大と云われた。
 いつものようにバス停に向かったが、待てど暮らせどバスは来ない。何の知らせもない。しばらく待っていたがバスは一向に来る気配もない。家に帰って連絡しようにも電話が通じない。TVを視ても何が起こったのかよくわからない。

 そのうちに阪神方面が大変な災害に見舞われたという情報が飛び込んできた。会社とはようやく電話が繋がったが、阪神方面も交通の便が悪くて出勤してきた社員もごく僅かということ!
”羽があるなら飛んででも行きたい”ところだが、行こうに行けないもどかしさ!そんなことで2.3日通勤不能、電鉄会社も大地震でレールや設備に損傷がないかを調べるのに時間を要するとのこと。
 
 会社に出社できるようになって阪神方面のお得意先の被災状況調査とお見舞い伺いがまずの仕事。年始の挨拶回りからわずか10日あまり後に、こういう大惨事が発生したとは!
 神戸方面を訪ね回って驚いた。高速道路が数珠つなぎに傾き倒れている。ビルが倒壊しているのもやたら目につく。この大惨事をどうして復興させるのか?個人でこのような惨事に見舞われたら、精神的に打ちひしがれて体が動けないだろうに!時間的に自宅で、まだ寝ている時刻に被災して倒壊した建物に挟まれて身動きできない状況で、火災の火が襲ってきたらどうなるのだろうか?生きたままで焼け死ぬなんて、まさに”この世には神も仏もないものか?”と、強烈な思いを強くしたこの日であった。

 わたしの家は神戸に親戚筋が数軒あり、個人的にはそちらも心配しなければ!そのうちの一軒の関学大の教授をされているY家は半壊で止まり、生命は取り留めたが、先生は長年研究してきた貴重な資料が土砂に埋もれ、それを掘り起こし取り出すのに過労になり、急死を遂げる不幸ごとが発生、葬儀を営もうにも阪神地区では不能とのこと、遠く離れた東大阪でやっと葬儀ができるとのことで、わたしも電車を乗り継いで参列したことも、記憶に新しい。

 わたし自身、この2年前の春、定年を前にして「特命事項」のリーダー役を命じられた。それは、在籍会社の大阪と和歌山の同業子会社同士を「合理化」「スリム化」の目的で合併させようというモノ。お互い約50年の社歴があり、同業とはいえ性格が異なる会社を合併させる業務のリーダー役とは?いろいろメンバーと協議し、得られた結論はプロジェクトチームを組み、専門的な知識はその担当部署から指導を仰ぐなど、悪戦苦闘を重ねながら、一年前の春、新会社を設立、社長を補佐する立場で、「全社統括役員」を務めていた。要するに”旗振り役”である。何もかもが新しいことだらけ!こういう次第で、割合幅広い仕事を担当することができたサラリーマン生活であった。
 このジェネラリストとしての経験は、その後のわたしの人生にもいかせられてきた、というのは、「ものごとを単に知ることではなく、この場合はどこを探せば回答が出てくる、いわば字引をもっているようなものだから!全て覚えておく必要はない。このときはどこを探せば答えが出てくる、というもの。


 それに、もう一つ地元に関わることがある。和歌浦湾の一角を埋め立て人工島「和歌山マリーナ・シティー」を造成、そこで「世界リゾート博」を開催し、開催期間中約260万人の観客を集め、盛況裡に幕を閉じたが、そこの人気メニューの一つが光の芸術ともいわれる”ルミナリエ”、これが日本初といわれたが、翌年阪神大震災が発生、この「ルミナリエ」を”鎮魂と復旧のシンボル”にしたい神戸市の熱い思い入れを聞いた関係者は、復興に役立つのならと、神戸に譲った、逸話があります。

 それは、「神戸ルミナリエ」は1994年夏「和歌山マリーナシティ」で開催された「世界リゾート博」の記念イベントで1994年夏に開催された「和歌山ルミナリエ」で使用したあと保管されて いたものを利用して第1回が開催されたそうです。第2回目以降は、神戸市が単独開催されましたが・・・!

阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、1995(平成7)年12月に開催されたのが始まり。以降、神戸を象徴する行事として多くの人々に支えられ、今では神戸の風物詩となっている。テーマは毎年変わり、そのイメージに沿って制作される
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武庫川中州に「生」の文字が浮かび上がり、黙とうする制作関係者ら=兵庫県宝塚市で2016…
 
 兵庫県宝塚市の武庫川で16日夕、中州に石を積んで作った「生(せい)」の字のオブジェを懐中電灯で照らし出し、阪神大震災の犠牲者の冥福を祈る催しがあった。
 
 震災発生時刻の12時間前の午後5時46分、縦20メートル、横約10メートルの「生」の文字が暗がりに浮かび上がった。宝塚市の現代美術家、大野良平さん(56)が市民と制作。2011年から毎年開催しているが、台風で中州が流されて昨年は中止した。大野さんは「震災を知らない世代が増えた。生命の大切さを考えるきっかけにしてほしい」と話した。
                                       
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・「阪神大震災」から21年、「鎮魂」の他に「未来」の字が見える。未来への途未だ遠しということだろうか?阪神大震災を通して東北の復興をみる。遅々として進まぬ復興、仮設住宅住まいも、すでに5年。
                                                                                                                                         
                                                                                                                                               以上




 
 
 
 

2016年1月16日土曜日

堺雅人の「真田丸」始まる!その「うらばなし」!

堺雅人の「真田丸」始まる!その「うらばなし」!

・・・歴史小説大好き人間です。中でも、司馬遼太郎の大ファンです。戦国時代と、幕末、明治維新が特に大好きです。私の戦国武将で大好きなのが、織田信長と、真田幸村です(堺雅人)。
 
  NHK大河ドラマ「真田丸」の初回視聴率が19・9%で好発進した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主人公真田信繁(幸村)を演じる堺雅人をはじめ、草刈正雄、大泉洋、平岳大らいわゆる“三谷組”の俳優たちが持ち味を発揮しまくっていて、三谷ファン、大河ファンとしてわくわくするスタートだった。
 主演堺雅人と三谷氏の大河ドラマは「新選組!」(04年)以来12年ぶり。堺は「真田丸」主演を決意した理由を「まず、三谷作品に50話出られる喜び」と語っている
真田丸 見逃し動画配信はこちら

  10日から始まったNHK大河ドラマ『真田丸』に対するNHKの熱の入れようはただ事ではない。本番の『真田丸』だけではなく、サイドよりの応援も凄い!その一例は人気番組・「鶴瓶の家族に乾杯!」にしても、番組のスタート地、信州上田から始まり、次回は紀州は九度山、真田幸村親子が雌伏14年を蟄居したといわれる土地、ここへも出演する木村佳乃をゲストに「真田丸」の2回目ロケ地を訪ねる鶴瓶の旅は続く。地元和歌山県や九度山町も大歓迎。ロケに地元から出演者を集めたり、聖地高野山と隣接しているだけに、観光客を集めやすい。さて、「捕らぬ狸の皮算用」は如何に!
 さて、『真田丸』の初回は「軍馬」の疾走で始まったが、この馬はただの馬ではない。その裏話を仕入れてきたので、みなさんにご披露しよう!これも、地元からのプレゼントとして受け取りを・・・!

・ロボット馬 でスタート!ド迫力冒頭シーン

「迫力ある映像を撮影したいNHKは昨年、独自ルートでハリウッドの製作会社に依頼。
最新のロボット馬をレンタルすることに成功した。

精巧な機械の骨組みの上に特殊樹脂で作った馬の表面の皮をかぶせた形で、 1体あたりの製作費は数百万円。

この会社は生き物を模したロボットを使って撮影する技術「アニマトロニクス」の最大手。
過去、馬関連では映画「ラスト サムライ」(03年) 「ローン・レンジャー」(13年)などを手がけている。」と言うことです。

しっかり、走るんですね。 驚きですね。ロボット馬の撮影は昨年10月下旬に行われたようですね。
極秘だったんですね。 驚かそうと思って、ニクイ演出ですね。

堺正人自身は「これはリアル過ぎますね~」と驚きの声を上げていたそうですね。
ハリウッドに留学経験もある屋敷陽太郎プロデューサーは「馬の皮膚の質感、走る速度に合わせた馬体や たてがみの揺れ方などを微妙に再現する技術は日本ではまだ確立されていないそうですね

実際に見てリアルさに驚いた」と明かした。
今回の導入をきっかけに日本でもロボット馬製作の機運も高まっているといい、 「今後は製作会社とも話し合う予定。国産ロボット、ぜひ実現してほしい」と話していた。

そうですね。 日本は、ロボット技術世界1の水準ですからね。
今は、介護用とか、医療用に、注目されているようですが、ロボット馬、国産を見たいですね。

ドラマで、堺雅人が乗っていた馬は、ロボット馬ではないんんでしょうね。
どんな走りだったのか、気になりますね。



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・『真田丸』脚本:三谷幸喜氏が記者席から質問「ふんどしを…」

 

「真田丸」の出演者発表会見で、飛び入りで質問する作者の三谷幸喜氏
 
「速玉祭」で御船島を回送する「早船競争」
 




 
「速玉祭」のうち、木船で御船島を周回する「御船祭り」(2015年撮影)
 
 
・「神倉神社」の「御灯祭」
 

 
  • 「神倉神社」の「御灯祭」で、燃えさかるたいまつを手に石段を駆け降りる男衆(50秒間露光、2015年撮影)

  • 2016年1月14日木曜日

    国民的アイドル「SMAP」, ジャニーズ問題が芸能界を、いや日本国中を駆け巡る!

     芸能界に疎いわたしでさえも驚くような出来事が単に「芸能界」だけではなく、日本の国内にも拡がっている。このニュースは「芸能雑誌」「スポーツ紙」だけではなく、四大新聞紙だって記事にするのだから・・・余程衝撃的な事件に違いない!
     野次馬的で知りたがり屋のわたしも、スクープの種を拾い集めてみたら、そこには芸能界の大手会社の派閥争いが育てた子分を引き連れて独立分派する争いごとである。子分というのは国民的アイドルである「SMAP]であるだけに話題を呼んだに過ぎず、古代からよくある話の一つに過ぎない。
     
     権力争いというものは、いつの世でも、世界のどこでも、未来永劫に存在し続けるモノだと云うことを、改めて認識した次第である。ただ、この結末はどうなるのか?グループは存在し続けるのか?それとも、分派するのか?個性が強い人たちの集団だけに、また熱い血が漲る人たちだけに興味は尽きない。いま、生々しい人間の現実的な姿を見る思いがした。

    「SMAPは出て行け!」ジャニーズ派閥問題でメリー喜多川が飯島マネを公開説教【この記事のキーワード】, ,  2015.01.14

     「SMAP育ての親」といわれる女性チーフマネジャーI氏は58)はかつて大手映画会社で働いていたが、縁あってジャニーズに事務職で入社。デビュー間もないSMAPの男性マネジャーが体調を崩し、代役でマネジャー業務に携わり始めた。伸び悩むグループを立て直そうと、当時アイドルが本格進出していなかったバラエティー番組に着目。「何でもやらせます」という懸命な売り込みが実り、フジテレビ「夢がMORIMORI」での体を張ったコントなどが人気を呼び、大ブレークのきっかけとなった。

      多くの芸能関係者が口をそろえるのは「抜群のセンス」だ。仕事相手は無名で経験が浅くても才能があると感じたクリエーターと積極的に組んだ。放送作家の鈴木おさむ氏もその1人。そうした「金の卵」が次々と才能を開花させ、ジャニーズ事務所の枠を超えた「チームSMAP」が形成された。司令塔はこのチーフマネジャーだった。

     タフな交渉力やタレントを守り抜く剛腕も業界では有名だ。それは事務職時代、デスクとしてメリー副社長の秘書的な役割も果たし、その仕事ぶりを見てきたからこそ身に付いたスキルと指摘する芸能関係者もいる。お手本にした副社長と対立し、ジャニーズ事務所を離れようとしている今の状況は、何とも皮肉に思えてならない

     
     本日発売の週間文春」(文藝春秋)1月29日号に、芸能界を震撼させる衝撃的なインタービューが掲載された。「文春」の独占取材に応じているのは、あのジャニーズ事務所の副社長・メリー喜多川氏。ジャニー喜多川社長の実姉で、
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    派閥問題に急展開が!!
    ジャニー氏とともにジャニーズ事務所を築き上げてきた“女帝”だ。

     

    なんとこのインタビューでメリー氏は、近年ジャニーズファンのあいだで噂されてきた“派閥問に踏み込み、そればかりかSMAPのチーフマネージャー・飯島三智氏と“直接対決を繰り広げているのだ。
     
     現在、ジャニーズ事務所では、メリー氏の長女でありジャニー氏の姪にあたる藤島ジュリー景子氏率いる“ジュリー派”と、SMAPを育て上げた飯島氏による“飯島派”という二大派閥に分裂していると目されてきた。
     具体名を挙げると、ジュリー派に属するのは、TOKIO、嵐、V6、関ジャニ、KAT-TUN、NEWS、Hey! Say! JUMP。
     飯島派はSMAPを筆頭に、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、山下智久、A.B.C-Z、中山優馬ら。KinKi Kidsとタッキー&翼はジャニー氏の直轄と見られている。
     
     しかも、この派閥争いは事務所内部の問題にとどまらず、テレビでのキャスティングにまで影響。ドラマはもちろんバラエティーでも、たとえば今週放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)のゲストがKAT-TUNの亀梨和也であったり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)をはじめSMAPの番組にKis-My-Ft2が頻繁に出演しているように、同一派閥、あるいは“中立”であるジャニー派との共演しか目にできなかった。
     例外的に、昨年12月に放送された『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)では、近藤真彦のデビュー35周年ということもあり派閥の垣根を越えてタレントたちが同じステージに立ったが、それでも個別のコラボレーションは同一派閥で固めるという徹底ぶりだった。
     
     誰の目にもあきらかな、ジュリー派vs.飯島派の対立。この激化の一途をたどる争いは、たんなる派閥問題に留まらない。そう、高齢であるジャニー氏とメリー氏の引退後にどちらが後継者となるかという“次期社長の座を争う確執”だと思われてきたのだ。
     
     しかし、メリー氏は今回のインタビューで、“派閥”の存在そのものを真っ向から否定。さらに、娘であるジュリーこそが「次期社長」であると明言したのだ。
     これだけでも超ド級のスクープだが、話はこれで終わらない。メリー氏は取材の最中に「いま飯島を呼んで」と事務所スタッフに指示。現れた飯島氏を前に、こう言い放つのだ。
    「飯島、私はこう言いますよ。『あんた、文春さんがはっきり聞いているんだから、対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう。あなたは辞めなさい』と言いますよ」
    「もしジュリーと飯島が問題になっているなら、私はジュリーを残します。自分の子だから。飯島は辞めさせます。それしかない」
     ──まさしく女帝の迫力。メリー氏はこの後も飯島氏を詰問し続けるのだが、そのすごみに記事を読んでいるだけで震え上がりそうになるほど。普段はテレビ局関係者などに恐れられているはずの飯島氏も、完全に“蛇に睨まれた蛙”状態。この記事ではっきりしたのは、後継者の問題だけでなく、メリー氏は飯島氏のことを心の底から快く思っていない、ということだろう。

     そして、今回、メリー氏が「文春」の取材を受けた理由もこの点にあるはずだ。滅多にメディアに登場することがなかったメリー氏が、よりにもよってジャニーズタレントのスキャンダルを数々報じ、さらにはジャニー氏の「ホモセクハラ疑惑」を追及してきた「文春」の取材を了承したのか。それはメリー氏が直々に“後継者は娘のジュリーだ”と公言することで、飯島氏の業界内での立場を弱めるのが狙いではないのか。
     
     そもそも、ジュリー氏を次期社長と考えるメリー氏にとって、飯島氏は目障りな人物に違いない。なにせ飯島氏には、SMAPという最強の味方がついている。いくら落ち目だといわれても依然その人気は高く、飯島氏の業界内での権力は絶大だ。一方、ジュリー氏が抱えるタレントを見ると、嵐以降は後進グループが思うように育っておらず、ジュリー氏が現在力を入れているといわれるTOKIOだって、コンサートの集客力やCDの売り上げといった面では頼りないのが実情である。
     さらに、もう一点、メリー氏が飯島氏を忌々しく思う理由は、飯島氏の“プロデゥース能力”にもあるだろう。これは有名な話だが、事務所内で雑用をこなすヒラのデスクでしかなかった飯島氏は、新人のSMAPを半ば押し付けられるかたちで担当。当時、アイドルは冬の時代でジャニーズのファンも激減していたが、そんな逆風のなかで飯島氏はSMAPをバラエティー番組に売り込み、“お笑いもできるアイドル”という新たな境地を切り拓いた。ジュリー派であるTOKIOや嵐、関ジャニだって、飯島氏がつくりあげたこの道があるからこそ、いま冠番組をもてているのだ。
     
     それだけではない。飯島氏はSMAPのメンバーが出演するドラマや映画、バラエティを吟味し、それぞれの個性を立たせることにも成功。そんな飯島氏の手腕はあのジャニー氏も一目を置いているはずで、そうでなければお気に入りの中山優馬を飯島氏に託すことなどしないだろう(ちなみにKis-My-Ft2の派生ユニット・舞祭組の当て字を考えたのもジャニー氏だ)。
     
     大切な娘を脅かす疎ましい成り上がり──。「SMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう」というメリー氏の発言は、きっとたんなる威嚇などではなく本心だ。ドル箱のSMAPを手放してでも、厄介払いをして娘を守りたい。メリー氏も認めているようにこれが親心というものなのかもしれないが、しかし、そこに経営者としての視点は皆無である。無論、ジャニーズファンへの思いも、だ。
     それにしても、もし、ほんとうに飯島氏とSMAPが事務所を去ってしまったら、一体ジャニーズはどうなってしまうのか。記事ではひたすら平身低頭の飯島氏だが、功労者たる人間がここまで言われて黙って従えるものなのだろうか。はたして飯島氏とSMAPはどんな出方をするのか……今後の動きから目が離せない。             ことの次第はみなさん、お好きに・・・!
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    ・SMAP解散阻止に向け『世界に一つだけの花』CD購買運動始まる / ファン「奇跡起こす!!」「SMAPは守るから!」・1/14

    SMAP解散報道の浪は早速ファンにも押し寄せたようだ!早速すぐにできるSMAPのCD『世界に一つだけの花』の購買運動として始まったのだ!これが、所属会社の宣伝材料でないことを祈りたい!純粋なファンの心デあることを・・・!
     
     

     


    ★1月中旬より出荷分!■SMAP CD【世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)】03/3/5発売【楽ギフ_包装選択】【05P09Jan16】
    MAP
     CD
    【世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)】
    通常盤

    2003/3/5発売


     SMAP解散に関する報道は日本中に衝撃を与えている。国内にとどまらず、海外のメディアでも取り上げられている状況だ。そんななか、ファンの間で意外な動きが出ている。

    それは、SMAPの大ヒット曲『世界に一つだけの花』のCDを買う動き、つまり購買運動が起きているのである。Twitterでハッシュタグが生成され、購買を呼びかけているのだ。コレは一体!?

    ・トリプルミリオンを狙う
    投稿者の発言を見ると、このCDをトリプルミリオン(300万枚)に押し上げようとしている。この曲は5人でなければ歌えない。それを理由に解散を阻止しようとしているようだ。

    ・ファンの声
    「売り切れてたけど、楽天で注文完了!」
    「動かなければ何も始まらない。とゆーことで私も買います」
    「私もCD買おう」
    「買おうかな」
    「SMAPを解散させない」
    「売り切れ多いけど、かってください」
    「『世界にひとつだけの花』をトリプルミリオンに!」
    「私も後でCD屋さん行こう」
    「いつまでも泣いてられないので、行動起こします。 奇跡、信じます」
    「協力していただけたら嬉しいです」
    「私も購入済み!」
    「絶対SMAP 守るから! 絶対にあきらめないから!」

    Amazonの在庫状況を見ると、すでに在庫切れで入荷時期は未定となっている。CDショップでも在庫切れになっている店舗があるようだ。はたしてこの動きはSMAPに届くのか? また独立すると報じられているメンバーの考えに影響を与えるのか? 気になるところである。

    参照元:Yahoo! リアルタイム検索、Twitter #世界に一つだけの花、Amazon執筆:佐藤英典
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