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2010年2月7日日曜日

8日・“ゴルフの若鷹・石川遼選手!世界へ羽ばたけず!”

”遼くん残念! 世界へ羽ばたけず! つぎに期待!”
     
(速報)「ノーザントラスト・オープン」
最終日結果   1R  2R 3R  4R  計     順位    
〇石川 遼    68   68  72  72   280    32位タイ
         -3   -3  +1  +1   -4
〇今田竜二   73   68  68  68   277    15位タイ
         +2   -3  -3  -3    -7
優勝・ストリッカー  268(-16)

  ◇ ◆
 石川遼の話 最終日も最後まで粘り抜くことができた。(昨年は)2日間しかプレーできなかったので、悔しかった。予選突破を大目標にしていて、大きな満足感あった。しっかり試合を戦うことができた。

 15位の今田 3日連続の68。「ショットも良かったし、まぐれのアプローチもあった。ノーボギーはやはりうれしい」と納得。

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早くも今季初勝利を挙げたスティーブ・ストリッカー
<ノーザン・トラスト・オープン 最終日>◇7日◇リビエラ・カントリークラブ(7,298ヤード・パー71)[
ノーザン・トラスト・オープン」の最終日。2位に6打差をつけて最終ラウンドをスタートしたスティーブ・ストリッカー(米国)が、ルーク・ドナルド(イングランド)らの猛追を振り切り今季初勝利を挙げた。15位タイから上位を狙った石川遼は最終ラウンドで1つスコアを落としトータル4アンダー32位タイ、今田竜二はトータル7アンダーの15位タイで最終日を終えている。

ストリッカーは出だし4番をボギーとしつまづくも、8番、9番と連続バーディ、さらに11番でもバーディを奪い逃げ切り体制に。12番でボギーを叩いたが、前日までの貯金をいかしてトータル16アンダーで2位のドナルドに2打差をつけてフィニッシュ。タイガー・ウッズ(米国)不在の今季米ツアー賞金王本命の1人が早くも本領発揮した形だ。もう1人の本命、今大会3連覇を目指したフィル・ミケルソン(米国)は終盤の3連続ボギーなどでスコアを落とし、トータル2アンダー45位タイと偉業達成はならなかった。

【最終結果】

優勝:スティーブ・ストリッカー(-16)

2位:ルーク・ドナルド(-14)

3位T:ダスティン・ジョンソン(-13)

3位T:J・B・ホームズ(-13)

5位T:ポール・ゴイドス(-10)

5位T:スティーブ・マリーノ(-10)

5位T:アンドレス・ロメロ(-10)

5位T:ジョージ・マクニール(-10)

9位:リッキー・バーンズ(-9)

10位T:アーニー・エルス(-8)他4名

15位T:今田竜二(-7)他4名

32位T:石川遼(-4)他4名
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 石川選手が目指したベスト10に入るには、8-9アンダー位のスコアーが必要であった。今日最終4日目は石川選手は、前半(アウト)2バーデー、2ボギーのイーブンパー、後半9ホールは2バーデー3ボギーでスコアーを1つ落とした。後半(イン)はボギーが先行し3ボギーを叩いたが、17・18番と連続バーデーをもぎ取り、1オーバーに抑えたのは、見事であった。
 
 今までのボギーを打って崩れたスタイルからボギーが先行しても崩れることがなくなり、リカバリーできる精神力を身に付けたことは、それだけ逞しくなったと言える。この32位タイという成績は、彼の世界ランキングが現在31位といわれるから、ランキング相当の力を出したと評価できる。
 それにしても、予選の2日間は、6アンダーと素晴らしい成績を上げたが、決勝戦の3・4日は逆に2オーバーと順位を下げたのが悔やまれる。今後は4日間を通してコンスタントな成績を上げて欲しいものだ。

 それから、今田竜二選手は米国を舞台に活躍する選手、年若くして渡米し、それなりの成績を残している広島出身の33歳、初日2オーバーと出足は不調だったが、2日目以降3アンダーを3日間記録する成績を残したことは、大いに評価されていい。今田選手も名前は竜二、Rの隠れた一人である。
石川遼選手は、このあと「べブル・ビーチ」「アクセンチュア・マッチプレー」と続くが、この試合の反省に立って頑張って欲しいものだ。”成功から学ぶことッ少ないが、失敗から学ぶことは多い”という格言通り、そうあって欲しいものだ!今後の石川選手、今田選手の活躍に期待しよう!


 石川遼選手の2010年初試合は、米国4日から始まった西海岸の「ノーザントラスト・オープン」で幕を開けた。彼は初日3アンダーで第9位、2日目6アンダーで第4位と順位を上げたが、3日目は1オーバーの72とし、順位は第15位タイに後退した。きょうは最終の4日目、彼はベスト10入りを目指すが、果たして結果は如何に・・・? (結果は速報済み・残念!)
昨年も同じこの試合に出場したが、結果は,2オーバーで終了。99位タイで予選落ち。それが、今年はこういうスコア―を残すまでに成長している。まだまだ成長中といったところ。












 
 
ところで、世界中のゴルフの世界で3Rと呼ばれる選手たちがいる。いずれもまだ若くて目下成長中といった選手、名前を挙げれば日本の遼・石川(Ryo Ishikawa)、 米国のリッキー・ファウラー、北アイルランドのローリー・マキロイの3名の頭文字Rをとって、3Rと呼ぶ。いずれも若手で急成長を遂げつつある3人である。
3日目の遼君は、パープレイでスコアを伸ばせなかったが、米国のゴルフ・トーナメント決勝戦では、スコアを伸ばせないパープレイの現状維持は「退歩」であり、どの選手も1つでもスコアを伸ばそうと必死である。まさに1打、1打が勝負なのだ!そして、あがってナンボの世界なのだ!
きょう4日目の遼君のプレー振りはどうなんだろうか?目標はあくまでもベスト10入りとあるだけに、恐らくアグレッシブなゴルフを見せてくれるだろう。世界の選手たちはみんながそういうスタイルのゴルフなんだから!

それでは、遼君の3日目の模様と、そのあと在米女性ゴルフ・ジャーナリスト舩越園子氏が書いた「ノーザントラスト・オープン」第1日目(予選)の遼君のプレー振りから、そして同じく彼女のルポ「素顔のプロたち!」から、遼君のこの1年の成長の軌跡を見てみることにしよう。


"遼、暫定12位に後退"・第3Rも日没で中断 
米ゴルフ・2月7日
 
【パシフィックパリセーズ(米カリフォルニア州)=畑中謙一郎】米男子ゴルフツアー、ノーザントラスト・オープンは6日、当地のリビエラCC(パー71)で第3ラウンドが行われたが、前日に続き日没サスペンデッドとなった。通算6アンダーでスタートの石川遼は17番を終えた時点で4バーディー、4ボギーのパープレーにとどまり、4位から暫定12位に順位を下げた。今田竜二はスコアを三つ伸ばし、通算4アンダーで暫定19位に浮上した。スティーブ・ストリッカー(米)が通算14アンダーで単独首位。7日に第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われる。
     ◇                 ◆
 暫定12位の石川遼 4位から後退。「精いっぱいやったが、パープレーでは上位選手に置いていかれ、順位が下がってしまうのが米ツアー。いい経験になった。でも最後の17番でバーディーを取れたことは大きい。トップ10には入りたい」
 暫定19位の今田竜二 前日に続き68をマーク。「このコースで一日3アンダーなら、いいゴルフができているということ。アイアンの調子がいいし、3~5メートルのパットが今季で一番入った」









米国在住の女性ゴルフジャーナリスト・舩越園子氏(朝日新聞夕刊に「素顔のプロたち」を連載中)は、
今年の石川遼選手についてこう言っている。今年の「ノーザントラスト・オープン」第1日目の石川選手は、「今日の石川はいいプレーを見せていた。折り返し後の5番までは……。去年とは別人のように、いいプレーを見せていたけれど……。
6番で3パットのボギー。ずっとノーボギーで来ていたのだから、このボギーは石川にとっては少なからずショックだったに違いない。   なぜって、そのあとの終盤3ホールは、それまでとは別人のようなバタバタしたプレーぶりに変わってしまったからだ。8番のボギーも、6番のボギーから来た精神面のちょっとした乱れが呼び込んだものだ。ボギーがボギーを呼ぶ。そういう流れが出てしまうことを、石川は「気持ちが弱い」と去年のマスターズあたりでも表現していた。今日の終盤も、実はそんな気持ちの弱さがちょっぴり顔を出していたと感じた。

もっとも、日本の報道陣は、やっぱり盛り上げていこうという方向性を重視して報じるわけだし、ファンも「すごいよ、遼くん!」という記事が読みたいだろうし、石川自身も、できることなら今日の良かった面と良かったイメージを心にとどめ、それを明日へ生かしていきたいのだと思う。

けれど、石川自身が最後にこんな言葉を自ら口にした。「後半の5ホール(注:実際は4ホール)は危ないゴルフをしてましたけど、なんとか踏みとどまれた。ほんとに紙一重。最後の5ホールで2オーバーしてるんで、ああいうゴルフをしていると予選通過が危うくなる」
ゴルフは上がってナンボだ。勝負は終盤だ。もちろん今日の石川のプレーには、いいところがたくさんあった。  でも、やっぱり終盤がどうであったかが重要だし、あんなにいいプレーをしていながら、たった1つのボギーがきっかけで乱れ気味のゴルフが顔を出したことは「要注意!」なのである。

ただし、その要注意状態の中で、彼も言っている通り「なんとか踏みとどまれた」ことは大きい。それは昨年と今年の大きな違いであり、大きな前進だ。だから、今日は5つのバーディを奪ったホールがハイライトシーンではあるけれど、私は密かに最終ホールの9番の第3打が最高のハイライトシーンだったと思っている。9番パー4。ティショットを左ラフに入れ、そこから花道に持っていったあとの第3打。ピッチショットをピン手前50センチにぴたりと寄せてパーセーブした。もし、あそこでボギーを喫していたら、彼の「要注意!」は「厳重注意!」になっていたはずだ。そう、黄信号ではなく赤信号になっていたはずなのだ。でも、ちょっと危うい状態に陥りながらも最後の最後に見事な寄せでリカバリーできたのは素晴らしい。一番大切な終盤の終盤に、そんなセーブができたことで、石川は「危うくなっても、踏みとどまれる」という手ごたえを得たはず。だから、今日は3アンダーで回れて上位に入ったことよりも、そういう手ごたえを得たことのほうが、彼にとっての収穫だったのだと思う。



   




舩越 園子(ふなこし・そのこ)
在米ゴルフジャーナリスト。1963年生まれ。 東京都出身。早稲田大学政経学部卒業後、百貨店勤務、広告代理店勤務を経て、フリージャーナリストへ。1993年渡米。以来、アメリカのゴルフを取材し続け、日本の新聞、雑誌、インターネット等へ幅広く執筆している。長らく住み慣れたフロリダ、ニューヨークを離れ、08年10月からロサンゼルス在住。著書に「転身!デパガからゴルフジャーナリストへ」(文芸社)、 訳書に「ザ・タイガーウッズ・ウエイ」「ザ・タイガーマジック」「ペイン!」(ゴルフダイジェスト社) などがある。




「リッキーと石川遼 五感で成長!」・2月5日
• 筆者 舩越 園子
米ツアーの新星と期待されるリッキー・ファウラー

 石川遼の米ツアー挑戦は今年で2年目を迎える。今週のノーザントラスト・オープンは、昨年、彼の米ツアー初挑戦となった大会だ。とはいえ、石川の米国での試合経験はジュニア時代にもあった。中学生のとき、AJGA(全米ジュニアゴルフ協会)の5試合に出場したことがあった。
 
けれど、当時の石川少年の目には、日米のゴルフ場のレイアウトや芝の差異を見分ける能力がまだ備わっていなかった。「風が吹いて寒くて、でも着込んでいなかったり着込みすぎていたり。ウオーミングアップできていないのにスタートしたり。コースや芝に対しては、あんまり何も感じていなかった」
 プロになって臨んだ昨年の米ツアーでは、ジュニア時代には見えなかったものがたくさん見えた。芝のしつこさ、グリーンの芝目の強さ、ホールごとの特徴、他選手の技。新しいものを感じ取る石川の五感は格段に磨かれていた。
 巷(ちまた)では、頭文字に「R」がつく石川、米国のリッキー・ファウラー、北アイルランドのローリー・マキロイの3人を総称して「3R」と呼んでいる。石川はジュニア時代のAJGAの大会で、そのファウラーと顔を合わせていた。「リッキーはヒマワリの種を食べながらプレーしていて、ゴルフバッグの中にもヒマワリの種の袋をドーンと入れていた。でも、彼は僕のことを覚えているかどうか……」
 ファウラーに尋ねた。「リョウのことは鮮明に覚えている。アリゾナの大会で一緒だった。彼はまだ15歳だったけど、ひときわ目立つグレートなプレーをするジャパニーズキッズだった。僕は年下の彼にライバル心をあおられた」
 「リッキーは『よく覚えている』と言っていましたよ」。石川にファウラーの言葉を伝えると「ホントですか? ものすごくうれしい」と大喜び。
 ファウラーとの思い出を語った石川も、石川との思い出を語ったファウラーも、それぞれが感慨深げな表情。ファウラーに覚えてもらっていたことを知った石川の笑顔は喜びで弾(はじ)けていた。
 まだ「見抜く目」が洗練されていなかった2人のジュニアゴルファーは、直感的にお互いを脳裏に焼き付け、3年後、今度はプロとして一流の舞台に出そろった。これからは直感ではなくプロの目、プロの感覚で、お互いを観察し合い、しのぎを削り合う。石川はファウラーのヒマワリの種ではない何かを、ファウラーは石川のジャパニーズキッズではない何かを、心に刻んでいくのだろう。
五感で成長する――それが、世界が注目する若手選手たちの共通項だ
。(ゴルフジャーナリスト)
        




4 件のコメント:

  1. しげやん^-^
    遼くんのフォーム綺麗ですね^^
    肩がきれいに回って^-^
    まだまだこれから頑張って貰いたいし、頑張れる人ですよね
    しかしゴルフ年齢も凄く若くなってきているよね^^
    これからの遼君に期待したいです^^
    こんな子一人いたら親もいいねぇ~^^
                   atiti

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  2. 何度かコースに出たことがありますが、なんと自分の思い通りに自分ができないことかと思い知らされました。
    若くして海外でこんなに活躍できるなんて、すごいし、うらやましいです♪
    後は女性に気をつけてね!

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  3. RE: atitiさん
    遼くんは基本に忠実をモットーにトレーングに励んでいます
    から、それに身体を鞭のように使ってクラブをスイングする

    身体の大きさから見たら飛距離が出ます。今年はクラブを
    変えて飛距離+正確度アップを磨くでしょう。ジャンボ尾崎
    を尊敬してますし、ジャンボもよく面倒を見てます。

    彼の夢は日本ではなく、世界へむけて雄飛すること、米国
    「マスターズ」に20歳になるまでに優勝すること、大学
    進学も頭にあったようですが、ゴルフとは両立させ難い。
    結論はゴルフに絞るようです。
    女子の宮里藍ちゃんに続く世界的プレーヤーの育って欲しい
    です。
    それと、(女)虫が付かないように、本人も周りもガード
    しなくては・・・!

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  4. RE: megumeguさん
    わたしも、かつてはゴルフの会員権を2か所もって、やって
    いました。学生時代にはローン(硬式)テニスわやっていま
    したので、ゴルフのスイングがテニスの打ち方とよく似てい
    て身体の割には飛ばし屋でした。スコアも82-33前後でラウ
    ンドしてました。

    上手くゆくときは簡単なんですが一旦トラブルに見舞われる
    とアマチュアでは立て直しが難しいです。精神力が相当要り
    ますが、神経を集中しているときのカメラのストロボやシャ
    ッター音等またギャラリーの動きナンかも気にかかります。

    遼くんは今のところ順調に育っています。本人も世界的プレ
    ーヤーになるべく、努力してますし、20歳までにアメリカ
    のマスターズで優勝する夢を追っています。

    優秀な野球選手と女子アナとが結婚するケースがよくありま
    す。イチローには福島弓子アナ、松坂投手には柴田アナ等々
    どちらもかなり年上の女房ですが、これらは、お互いに協力
    しあえるからだと思います。
    アメリカの大リーグにゆけば、英語力が要りますし、教養
    も要ります。これが野球選手と女子アナの結び付きです。

    遼くん、(女)の虫に付かれぬように、身をしっかり守って
    欲しいです。何といっても逸材ですから!

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