ブログ アーカイブ

2010年2月16日火曜日

17日・「感動をありがとう 上村愛子!」ー涙の数だけ大きくなれるー


(「冬期五輪」の感動物語)
「涙の数だけ大きくなれる!」という本が出版され、感動をよんだが、このたびの上村愛子が流した涙も、彼女がまだまだ成長できることを物語る涙であったと思う!
感動をありがとう!


 上村愛子ブログで心境語る「どうして結果は残せないんだろう!」

フリースタイルスキー・女子モーグルの上村愛子選手(30)が2010年2月15日にブログを更新し、競技を4位で終えたバンクーバー五輪の現在に心境について上村自身こう語った。
「どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのになんで、結果は残せないんだろう」
上村選手のメダルは遠い――。1998年の長野五輪では18歳の上村選手は7位だった。
2002年のソルトレイク五輪では6位に、2006年のトリノ五輪では大技コークスクリューをまじえた演技でも5位に終わった。
 今回は過去最高順位だったが、それでもメダルには届かなかった。

試合を終えた今、上村選手は「いま、こうやって、文字にしながらも考えてしまいます」と語る。
試合後も、答えのない答えを考えていることはわかっているのに、いろいろなことを考えて眠れなかったという。そんな中で、友人が言ってくれた、こんなアドバイスは助けになった。

 難題のない人生は『無難な人生』で、
   難題のある人生は『有り難い人生』!

「最後は自分の手で失敗に終わらせてしまいました」
上村選手は後者だと言い切る。オリンピックを夢見て、メダルを目指してこれまでずっと戦い続けてきたからだ。成功したときの喜びや失敗したときの悔しさを胸に、自分と向き合ってきた。
そうして得たものはスキーの技術だけではなく、自分自身の成長だったと振り返る。

もっとも、オリンピックでのメダル獲得は自分に課した「責任」だったという。
周囲の協力を思うと、そう考えざるをえない。
 本人は「大きな、プロジェクトを最後は自分の手で失敗に終わらせてしまいました。
ものすごくつらかったです」。競技後に見せた大粒の涙は、背負うものの大きさだったのかもしれない。

ただ、大舞台は最高に楽しかったと素直な気持ちを書いた。周囲のバックアップがあったからこそ、スタートからゴールまでを失敗せずに滑り切れたのが幸せだったという。
ブログの終盤はコーチやスタッフ、関係者への感謝ばかりが語られている。
「最高の舞台で、自分の技術に自信を持っていいスタートをきり、私らしく滑り切ってゴールができて、本当に幸せでした

<五輪モーグル>上村、夫にエール「ガツンとやっちゃって!」

【バンクーバー乗峯滋人】13日(日本時間14日)に当地のサイプレスマウンテンで行われたバンクーバー五輪のフリースタイルスキー女子モーグル。期待を集めていた上村愛子選手(30)=北野建設=は惜しくもメダルに届かなかったが、その競技生活に強い影響を与えてきたのは家族の存在だった。
 夫でアルペンスキー五輪代表の皆川賢太郎選手(32)は、同じアスリートとして妻と刺激し合い、母圭子さん(58)は重圧と戦う娘を励まし続けてきた。
 全力の滑りを見せた上村選手を、2人は熱い思いで見守った。
 
 27日に試合があるため、まだ日本にいる皆川選手は新潟県の実家でテレビ観戦した。
昨年6月の結婚以来、2人で一緒に練習し、時に技術を教え合い、時に励まし合ってきた。
試合の前夜にも上村選手は日本に電話し、皆川選手は「自分の滑りをしっかりやれば大丈夫」と力づけた。

「世界のトップレベルになると、結果は天気みたいなもの、その日にどの選手が“晴れるか”という感じ。彼女も最高の滑りを見せたと思う」。そうコメントした皆川選手は、本番に向け、15日に日本を出発する。
「愛子もきちんとゴールして結果を残したので、自分も200%の力を出したい」という夫に、上村選手は「私が全力で頑張った姿はしっかり見てくれたと思う。賢太郎さんもガツンとやっちゃってください!」とエールを送った。
 
◇4大会見守り続けた母「大満足」

「今までのことすべてに『頑張ったね』って言ってあげたい」。
高校生で出場した長野五輪以来、常にプレッシャーと戦い続けてきた上村選手に、圭子さんは温かい言葉を贈った。
 上村選手が「結婚してつらいのはお母さんに会えないこと」というほど仲の良い親子。圭子さんのバンクーバー入りに合わせて上村選手が「絶対大丈夫だよ。大好きだよ」と手紙を渡せば、圭子さんからは「感動した」というメールが届いた。

 5位に終わったトリノ大会では、圭子さんが手作りの金メダルを渡した。今大会は、花束や応援する人たちの寄せ書きを準備した。しかし、あと一歩でメダルはならず。それでも圭子さんは「大満足です」。会場でプレゼントを渡す機会はなかったが、一瞬、目があった際には、お互いの顔から満面の笑みがこぼれた。



  モーグル上村愛子の4位 「あと1秒半縮められた」理由

<テレビウォッチ>赤江珠緒が言うように、「メダルを取らしてあげたかった!」。
フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(30)は1歩、表彰台に届かなかった。
長野から1段1段

長野の7位に始まり、ソルトレイク6位、トリノ5位と、1つずつ順位をあげ、今回のバンクーバーが4位である。
「なんで、こんな1段1段なんだろう」と、彼女は何度も涙をぬぐった。

専門家によれば、上村の力なら、もう1秒半はタイムを縮められたという。スピードに乗り切れなかったが、カッコよかった!」
吉永みち子は「彼女の存在で、みんながモーグルという競技になじむことが出来た」と功績をたたえ、「メダル以上だ」とした。
松尾貴史も「カッコよかった。それで十分」と述べた。

観客席で見つめた母親(58)の「私は満足しています。私にとっては1番ですから」という言葉が胸にしみる。
メダル獲得を目指した彼女の旅は、ひとまず終わった。4年後のソチにも挑むのだろうか
そうだ。高速で滑り降りる武器となるカービングターンには、ずいぶん磨きをかけたはずだったが……
(モーグル採点基準)によると
       配点   優勝者カーニー   上村
★ターン・  15点    1位       5位
★エアー・   7.5点    1位      2位
★タイム・    7.5点   1位       4位
という数字であった。こうして見ると優勝したカーニーは完全優勝、上村はターンかタイムでもう1番順位が上であったら、メダルに手が届いた計算になるが、ほんの短い時間の中での競技で果たして出来るかどうか?一瞬の中での出来・不出来で勝敗が決まる競技だけに、いわく言い難し!勝利の女神がほほ笑まなかっただけだ!残念!

----------------------------------

 確かに競技後、彼女が流したおお粒の涙は、清々しかった。メダルを取れなかったという悔しさの涙ではなく、精一杯やった。いままで応援してくれたみんなに感謝しなくっちゃ~!わたしには、そういう涙に見えた。
 
 決勝で自分が滑り終えた時点で2位。予選の上位4人が残っていた。だが、2人が転倒などで脱落した。
ドラマの続きはこうだ。トリノ五輪金メダルのジェニファー・ハイルが自分を上回り3位に後退し、残るは1人。
 
 会場の大型スクリーンに予選1位のハナ・カーニー(米)が大写しになった。しかし、やはり押し出された。 カーニーは素晴らしかった。金メダルのカーニーと抱擁し、上村はゴールエリアから離れた。ドラマは終わった。










モーグル女子の競技を終えた上村愛子選手を見つけ、笑顔で声をかける母の圭子さん(中央)=カナダ・サイプレスマウンテンで

15日の朝日新聞・夕刊「素粒子」には、次のようにあった。

☆メダルに手が届かなくても胸を張って帰国すること。あなたの涙には「金」の価値がある。(昨日最後に書いた「オトナの壁」を越えられない選手と雲泥の差があるのは、誰しもが認めるところである)
  
                  
                   優勝したハナ・カーニー          
             

2 件のコメント:

  1. しげやん^^おはようございます
    オリンピックでメダル獲得!中々難しいものですね!
    長島選手、加藤選手頑張りましたよね
    atitiもTVに釘付け状態でした
    実力あってもいざ本番となると発揮出来ない事もあるし
    とにかく個人で参加しているのではなく、日本の代表として参加しているって言う自覚を持って頑張ってほしいです
                  atiti

    返信削除
  2. RE:             atitiさん
    なかなか手が届かなかったメダルようやく獲ってくれました。
    この前のトリノ五輪では1つだけ、それもゴールドメダルが
    フィギュアーの荒川静香選手、目立ちました。たった一つが
    琴だったとは・・・イナバウアーが一躍有名になりました。
    冬季五輪「感動をありがとう!」シリーズは、あすは500M
    長島、加藤選手特集です。明日も是非お越しください。
    フィギュアーも活躍してくれそうな予感、そうなればフィギ
    ュアーも特集しなくては・・・!

    返信削除