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2015年12月12日土曜日

(幕間)米大リーグ・イチロー、いつまで現役続ける? 

 いつもはお堅い話ばかりで恐縮しているので、今回は一休みを兼ねて誰しもが関心がある米国大リーガーのイチロー選手がいつまで現役を続けるか? というお話が飛び込んできましたので、J-CASTからお借りして掲載します。

イチロー、いつまで現役続ける 50歳までか米3000安打か、ファン注目!


J-CASTニュース12月11日(金)

画像:イチローは何歳まで現役をつづけるのか(写真:AP/アフロ)
イチローは何歳まで現役をつづけるのか(写真:AP/アフロ)
 「いたいだけいてほしい」。イチロー選手との再契約に際して、マーリンズ側は代理人にこう話したと、日本のスポーツ紙が報じた。いわば「終身雇用」の約束とも言うべき、最大級の評価を球団から受けたと言える。
 だが、すでにイチロー選手は42歳。キャリアの終わりを意識してもおかしくない年齢だ。日本では2015年、レジェンドと呼ばれ現役最年長だった山本昌広投手(中日ドラゴンズ)が50歳で引退を決意した。背番号「51」はいつまで現役を続けるのか。ファンの注目が集まる。


マ軍「イチローがいたいだけいてほしい」

マーリンズは2015年10月7日、イチローと1年の契約延長で合意したと発表。推定年俸200万ドル(約2億4000万円)で、2017年は球団が選択権を持つと伝えられている。

実はこの交渉で「球団は、イチローがいたいだけいてほしいとのことだった。彼らはイチローを非常にリスペクトしている」と代理人のジョン・ボグズ氏が語ったと、12月11日の日刊スポーツが伝えた。スポーツ界では極めてめずらしい「終身雇用」のオファーといえる。

今シーズンは153試合に出場し、398打数91安打、打率は.229で自己最低の数字だった。当たり前のように3割を打ち、首位打者争いをしていたころに比べると衰えは隠せない。代走や守備固めの出番も目立った。

 しかし言葉通り受け取れば、球団からは「いたいだけいる」ことを認められたのだから、引退時期は自分で決められる。すでにメジャーの野手としては現役最年長。何人かのベテラン投手は去就が取りざたされているだけに、来シーズンは現役選手全体の中でも最年長になる可能性もある。「イチローがいつまで現役を続けるのか」にファンの関心は集まっている。

「50歳まで現役」説が強い

インターネット上で最も多い意見は、「50歳まで現役」説だ。10月3日付のニューヨーク・タイムズ(電子版)は、イチローがヤンキースに所属していた2014年当時、チームメートにあと10年、50歳まで現役を続けると話したと伝えている。アメリカに渡ったばかりの2001年にも、複数メディアの取材にイチロー自身が「できることなら50歳まで現役でプレーしていたい」と話している。

 山本昌氏は、野球サイト「Ful-count(フルカウント)」のインタビュー記事(11月13日付)で「50歳まで現役」説について、「この前、その話はイチローとしましたけど、僕はできると思いますね」と語る。足に故障さえなければ絶対できると本人に伝えたという。

 ほかに有力なのが、「メジャー通算3000安打まで」という見方。日米通算では2013年8月に4000安打を達成しているが、メジャー通算は今シーズン終了時点で3000安打まで残り65本に迫っている。順調なら来シーズンに達成できそうだが、出番次第ではもう少しかかるかもしれない。

 日本では山本昌投手の50歳2か月の登板が歴代最高齢の出場。メジャーでは1965年にサチェル・ペイジ投手が59歳で登板している(58歳など諸説)。水島新司さんの漫画「あぶさん」では景浦安武が62歳まで現役を続けた。

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イチローは史上最強の“海外出身ルーキー” 「MLBに旋風を巻き起こした」

フルカウント12月13日(日)
画像:イチローは史上最強の“海外出身ルーキー” 「MLBに旋風を巻き起こした」

来季、野手では韓国人の朴炳鎬らがMLB移籍へ

 今オフ、広島の前田健太投手がポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指している。ソフトバンクの松田宣浩内野手も海外FA権を行使。パドレスなどが獲得を検討していると伝えられている。
  さらに、韓国人の朴炳鎬内野手はネクセンからポスティングでツインズ入り。今季までソフトバンクで主砲として活躍した李大浩、阪神の守護神だった呉昇桓らもメジャー移籍を望んでいる。
 ただ、各国のリーグで活躍した選手であっても、MLBで結果を残せるかは未知数。日本人選手にとっては、特に野手の壁は高く、1年目から適応できないケースも多かった。
  そんな中、ルーキーイヤーに別格の輝きを放ったのがイチロー外野手(現マーリンズ)だという意見に異論はないだろう。
 
  先日、米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」は「MLBにやってきたインターナショナルな選手トップ5」という特集を組んだ。そこで、イチローは米国外からメジャーに移籍した野手として史上最強のルーキーと格付けされている。
 
 記事では、米国外からメジャーの門を叩いた野手のルーキーイヤーのWAR(Wins Above Replacement)でランキングを決めている。WARとは打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、そのポジションの代替可能選手と比較し、どれだけ勝利数を上積みしたかを表す。現在のメジャーで、選手を評価する指標として最も重視されているものの1つだ。

2〜5位までにはキューバ人3選手がランクイン

 このランキングで5位に入ったのは、今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となっているヨニエス・セスペデス外野手。2012年にアスレチックスと4年総年俸3600万ドルで契約したキューバ人スラッガーは、このシーズンにWAR3.9という高い数値を叩き出している。129試合出場で打率.292、23本塁打、82打点、16盗塁。ア・リーグの新人王2位、MVP10位に選出される活躍で、「キューバのセンセーション」と称されている。
 
 4位は今季、パイレーツでブレークした韓国出身の姜正浩内野手で、WARは4.0。打率.287、出塁率.355、長打率.461と活躍したが、9月17日のカブス戦でコグランの併殺崩しのスライディングを受け、左ひざ靱帯断裂と脛骨骨折の重傷を負った。
 3位はドジャーズのヤシエル・プイグ外野手。2013年のデビューイヤーはWAR4.9という活躍だった。104試合で打率.319、19本塁打、11盗塁と活躍し、ナ・リーグ新人王投票ではマーリンズの若きエース、ホセ・フェルナンデス投手に続く2位に選出された。
 2位は2014年シーズンにデビューしたホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手。36本塁打、35二塁打、107打点という成績で、リーグトップの長打率.581という圧倒的な数字を叩き出しWARは5.5であった。ルーキーイヤーの35本塁打、35二塁打以上という記録は史上3人目だったという。ヤンキースの田中将大投手らライバルを押しのけ、満票でア・リーグMVPに輝いた。
 2〜5位までのうち、アブレイユ、プイグ、セスペデスと3人がキューバ人選手という結果になった。

2001年のイチローは「期待値の遥かに上を行く活躍だった」

 そして、1位には2001年にマリナーズで華麗なルーキーイヤーを送ったイチロー外野手が堂々の選出となった。WARは別格の7.7という衝撃的な数字だった。
 寸評では、来季メジャー16年目を迎えるレジェンドが初年度に刻み込んだインパクトについて記している。
「10年近く日本のパシフィック・リーグ最高の打者としての地位を確立した後、イチローは2001年にメジャーリーグに嵐を巻き起こした。スピーディーな外野手はリーグ最高の打率.350を記録。さらに、リーグ最多の242安打、56盗塁もマークした。
 新人王とMVPを同時受賞した史上2人目に選手に。この偉業を達成した他の選手は1975年のボストンのフレッド・リンだった。(イチローは)新人王とMVP以外にも、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞もルーキーイヤーに獲得。日本から上陸時のそびえるような期待値の遥かに上を行く活躍だった」
 背番号51の伝説のルーキーイヤーは、メジャー史に燦然ときらめく“事件”として後世まで語り継がれることになりそうだ。今オフにメジャー移籍を目指す選手も含めて、今後、これ以上のインパクトをもたらす海外リーグ出身ルーキーが現れることはあるのだろうか。
                                                                        イチローの活躍に期待をのせる。      以上

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