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2010年3月8日月曜日

3月9日・「またしても韓国選手が優勝!」ー本年度女子ゴルフ開幕戦ー

 本年度日本女子ゴルフ開幕戦、宮里藍3連勝ならず、またしても韓国初参加新鋭選手がブッチギリ優勝!

 さきに、米国女子ゴルフ開幕戦と続く第2戦を連勝し、44年ぶりの快挙を挙げた沖縄出身女子ゴルファー宮里藍の凱旋出場となる日本女子ゴルフ開幕戦「ダイキンオーキッドレディース」は藍ちゃんの3週連続Vならず、韓国アン・ソンジュが初出場、初優勝を遂げた。

 宮里藍ちゃんは3連戦の疲れもあり、スコアーを伸ばせず7位に終わった。しかし随所に流石は米仕込みを思わせるプレーで観客を魅了した。

 だが、優勝はまたしても、韓国の新鋭選手に輝いた!冬季五輪に続き、韓国選手の活躍が続く。これに対して日本の若手実力者の2人からは「そう簡単に勝たせまま宣言」が飛び出した。以下どうぞ!

            「優勝盾」を掲げるアン・ソンジュ
 
 3月5日に開幕した日本女子ゴルフ今期開幕戦「ダイキンオーキッドレディース」、米国女子ゴルフ開幕戦と次の試合を制した沖縄出身の宮里藍ちゃんの地元沖縄での開催だけに、凱旋帰国した宮里藍や地元沖縄出身の諸見里しのぶや昨年の賞金王横峯さくら選手らに優勝に期待が高まったが、優勝したのは、今期から日本のLPGAツアーに参戦する韓国の新鋭選手アン・ソンジュが優勝、ベスト10には韓国選手が3名食い込んだ。

 ここ数年わが国の女子ゴルフトーナメントに韓国選手の活躍が目を引くが、今期開幕戦はまたしても韓国選手、さきほどのバンクーバー冬季五輪といい、なぜ韓国の選手がこうも強いのか、「ハングリー精神が旺盛なのか?」「精神集中力が凄いのか?」それとも「国威発揚を目指して韓国という国をあげてそういうシステムを築いているのか?」、大いに興味が尽きないところである。

 これは日本の国だけではない、米国のメジャー・トーナメントでも優勝や上位を占める韓国の選手がいかに多いか、これまた米国でも話題になっている。

 したがって、韓国の選手がどうしてこうも強いのかにを3、4回にわたって焦点をあてて考えてみよう。 これはわれわれが自己の強さをさらに伸ばすノウハウにも通じるものがあるように思うので・・・
今回の大会で2位に食い込んだ宮里藍ちゃんの1年後輩、有村智恵選手と昨年度賞金第2位の地元出身諸見里しのぶ選手は、つぎのようにコメントした。










      ラウンドする宮里藍選手


 ◆女子プロゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日(7日・沖縄県琉球GC=6439ヤード、パー72) アン・ソンジュ(22)=韓国=が通算10アンダーで独走し、史上初となる日本ツアー参戦初年度の開幕戦Vの快挙を達成した。これに対し、賞金女王を狙う日本期待の諸見里しのぶ(23)=ダイキン工業=、有村智恵(22)=日本ヒューレット・パッカード=はともに5アンダーで2位タイ。

 開幕ダッシュを逃し、躍進めざましい韓国勢への対抗心をむき出しにした。2人の韓国勢に簡単に勝たせま宣言はこうだ。
 
 アンの衝撃デビューが、若き“日本代表”の闘志に火を付けた。賞金ランクで昨年2位の諸見里と3位の有村。ともに開幕戦ダッシュで賞金女王へ勢いをつけたかったが、アンに5差もつけられ通算5アンダーの2位。巻き返しへ、「ストップ・ザ・韓国」を口にした。

 最終18番で約9メートルのバーディーパットを決めた諸見里は、地元・沖縄のファンから大歓声を浴び笑顔で手を上げた。だが、アンに優勝を奪われた現実を受け止めると「正直、負けちゃいけないなという気持ちが強い。大勢の韓国選手が参戦してきますが、来てすぐだと日本ツアーは簡単に勝てるんだというイメージを持たれてしまう。いい意味で切磋琢磨して、その一人として頑張りたい」と、きっぱり。

 思いは有村も同じだ。「2位に食い込んだことより、日本初出場の選手に簡単に優勝させてしまった悔しさの方が大きい。優勝されたことはよくないことだと、みんな思っていると思う」。厳しい表情で巻き返しを誓った。



 昨年12月に行われた今季の日本ツアーの出場権をかけた最終予選会(QT)には、米ツアーで活躍するアジア勢なども多く参加。最終結果は、2位のアンも含めベスト5の上位4位を韓国勢が占めた。昨季の米賞金女王で08年から日本にスポット参戦している申ジエも今大会で2位と実力を発揮。日本勢にとっては大きな壁となっている。
 
 日韓対決第2戦は、12日から開幕するPRGRレディス(高知・土佐CC)。初の賞金女王を狙う諸見里と有村にとっては、絶対に譲れない戦いとなる。感情での戦いではなく、お互い切磋琢磨した戦いをして大会を盛り上げてほしい。

 ◆国内女子ツアーの韓国勢 昨年は全34戦中、10戦を制覇。賞金ランクベスト10に3人が入った。今季も昨季の米賞金女王・申ジエ、06年の賞金ランク2位・全美貞、昨季2勝の伸び盛りの宋ボベらが参戦。ツアーの出場資格のある799人中24人を占めている。
昨季、韓国選手の優勝回数は34戦中10勝だった。さて今期は?まだまだ伸びそうな予感がする。

 韓国人選手の強さの秘密の一部!

 女子韓国人選手の活躍はアメリカでも日本でも今や大きな勢力となっています。昨年のオフに上田桃子選手とサッカーの中田英寿さんが対談をして「韓国人選手」の強さを解明する番組が放送されていました。

 この中で、「食事、選手育成方法、家族の支援、強いモチベーション」などが語られていました。
 わたしも「韓国人選手はなぜ強いのか?」と長年思ってきたのですが、今回のバンクーバー冬季五輪大会のことを含めて選手の強化策等にもアプローチして見たいですが、今回はまずゴルフの世界に焦点を当てます。
 
 このなかで、特筆すべきは日本やアメリカで活躍している選手は「国家的な育成」をしているということです。日本でもJGAにナショナルチームという制度があり諸見里しのぶ選手をはじめ藍ちゃん、さくらちゃんなども経験しています。現在の日本女子プロ育成の「ゆりかご」となったのがこの制度でしょう。

 残念ながらこれもJGAという組織でやっていることで、国家が選手を育成しているわけではありません。ゴルフをオリッンピックの種目にという動きもありますが、種目選定されれば選手強化に国が資金と人材を投入するかというと疑問です。

 韓国選手の育成は明らかに日本とは違います。申智愛さん、全美貞さんなど日本で活躍している選手は「国家育成選手」です。

 
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 新鋭 アン・ソンジュが日本女子プロゴルフ開幕戦を制す!

<ダイキンオーキッドレディス 最終日>◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(6,439ヤード・パー72)
 沖縄県にある琉球ゴルフ倶楽部で開催された、国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディス」(3・5-7)。凱旋帰国した宮里藍、昨年の賞金女王横峯さくら、地元沖縄出身でホステスプロを務める諸見里しのぶらに優勝の期待が集まったが、開幕戦を制したのは今季からLPGAツアーに本格参戦する新鋭のアン・ソンジュ(韓国)だった。
 


 アンは昨年の韓国女子ツアーで賞金ランキング3位の実績があり、12月に行われた国内のファイナルQTを2位タイで通過。今季の国内女子ツアーの出場権を手にした。今大会が初参戦となったが、豪打と多彩なアプローチを武器に初日3位タイ、2日目に首位タイに立つと、最終日のこの日も初優勝を狙うとは思えない安定したプレーで着実にスコアを伸ばしていく。
 
 前半を1バーディ・ノーボギーで折り返すと、後半も崩れることなく11番、12番で連続バーディを奪う。厳しいパーパットが残っても落ち着いて沈めたアンは17番、18番でも連続バーディ奪い5バーディ・ノーボギーの内容。2位に5打差をつける独走で国内女子ツアー初優勝を飾った。
 
 またアンのほかにも韓国勢が活躍。申ジエはスコアを4つ伸ばし、インビー・パークもスコアを3つ伸ばしてともにトータル5アンダーの2位タイ。トップ10に韓国選手3名が食い込んだ。

 アン・ソンジュは2005年に韓国でプロ登録し、韓国ツアー通算7勝の実績を持つ22歳。今季のツアー出場予選を2位の成績で通過し、この大会を迎えた。「宮里さんや上田さんといった一流の選手がいる中で優勝ができたなんて。まだ信じられない」と話す。平均飛距離が260ヤードあるドライバーが持ち味。今回は日本ツアーに挑戦するために2カ月間で約10キロ減量したそうだが、それでもなお強風にも負けぬパワフルなプレーを見せた。
【最終順位】
優勝:アン・ソンジュ(-10)
2位T:諸見里しのぶ(-5)
2位T:申ジエ(シン・ジエ)(-5)
2位T:青山加織(-5)
2位T:インビー・パーク(-5)
2位T:有村智恵(-5)
7位T:宮里藍(-3)
7位T:上原彩子(-3)



(左)2位タイに喰い込んだ有村智恵選手







「韓国選手、強さの秘密に迫る」は続きます!

2 件のコメント:

  1. しげやん^^おはようございます^^
    いずれも韓国勢強いですね^^日本に負けるな!!負けるな!!ッて言っている様で・・・・^^ふふ
    ゴルフは結構きついスポーツですよね^^atitiももう少し若かりし頃雪の降る寒い日や小雨の日にもゴルフによく行きましたが今から思うとよくあんな天気に行ったものだと思います!
                   atiti

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  2. RE: atitiさん
    ゴルフだけではなくて、今回のバンクーバー冬季五輪の成績
    を見ても、国威発揚に賭ける国の意気込みが全然違います。
    かつてに日本の国のように、今韓国は「追いつけ、追い越せ」
    の一大号令が掛っているんでしょう!
    血が燃えたぎる民族ですので、ニンニク食べてスタミナ充分
    一寸熱が冷めるまで、そっとしておきましょう!

    ゴルフは英国で生まれたジェントルマンのスポーツです。
    従って、全てが自己申告です。OBもあるしペナルティーも
    ある、自己責任のスポーツです。
    会社の偉いさんでも、なかにはスコアーを誤魔化す人がおり
    ます。しかし、それがバレタラ、その人の人格が問われます。
    それだけ、シビアーなスポーツです。
    雨が降ろうが槍が降ろうが、一旦決めたら過酷な天候でも、
    あるがままの状態でプレーしなければなりません。

    韓国選手が強い理由は明日も続きます。

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