きょう８日高校生プロゴルファーとして有名な石川遼くんが、めでたく杉並学院高校を卒業する。
これについて学校長がコメントを発表し、彼を特別扱いしないことを明言した。彼自身および両親も、それで結構であると応じたことが明らかにされた。
彼は高校生でありながら昨年度はプロの世界でプロゴルフ日本一の賞金王を獲得し、学校名の知名度を全国に高めたことは事実である。しかしいくらゴルフに優れた才能を発揮しても、高校に在学中の身であり学生の本分をわきまえた、真面目な考え方であると、わたしも賛成したい。主客転倒が多いいまのこの世の中で！
今季がプロ３年目となる石川は国内ツアーとメジャーなど海外ツアーを転戦する予定で「ツアーとの両立は無理」として大学進学を断念した。２月は米ツアー３試合に出場し、卒業式に出席するため帰国。この後、再び渡米し、３月中の２試合と４月８日開幕のマスターズに出場する予定。
（新聞報道）遼に特別待遇なし「一生徒」で８日卒業式
男子プロゴルフの石川遼（１８）＝パナソニック＝が８日に迎える杉並学院高の卒業式で、学校側が特別待遇をせず、一生徒として出席させる方針であることが３日、分かった。
一生の思い出に残る高校の卒業式。石川はプロゴルファーではなく「３年１組 石川遼」として臨む。最年少賞金王に輝き、 学校の名前を全国に広めたことで特別賞や卒業生を代表した答辞なども考えられたが、吉野弘一校長（６２）は「特別扱いは しません。普通に卒業させてあげるのが彼や友人たちにとってもいい」と話した。石川の両親も理解を示し賛成しているという。
賞金王になった０９年は学校に通う機会が少なかったが、登校しても生徒たちが騒ぐことはなく、クラスメートたちは勉強面をサポート。「最後のホームルームまで一人の生徒。その方が仲間や先生たちにもお礼がしやすいでしょう」と吉野校長。
１８歳の高校生として親友たちと迎える卒業式は、感慨深いものとなりそうだ。
(追報）
＜石川遼＞高校卒業、卒業証書受け取り「仰げば尊し」歌う
男子プロゴルフの石川遼（１８）が８日、３年間学んだ杉並学院高（東京都杉並区）を卒業した。
吉野弘一校長によると、同校であった卒業式で石川は卒業証書を受け取り、他の生徒と一緒に校歌や「仰げば尊し」を歌ったという。
事実、ことしのゴルフの試合はすでに２月米国で３試合出場しており、今週も米国で11日(木)からフロリダ州にあるTPCブルーモンスターatドラルで開催される世界ゴルフ選手権の第2戦「WGC-CA選手権」へ出場しないことを発表した。杉並学院高の卒業式出席などで十分な準備ができないためで、学業を優先するためである。石川は3月18日から開催される「トランジションズ選手権」への出場は決まっている。
４月に入ると昨年特別招待を受けて出場した夢の「マスターズ・ゴルフトーナメント」には、まずは予選通過を目標に照準を合わせたスケジュールを組んで臨むことと思われる。
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ところで、新年度の４月からTBS系で彼の名を冠するTV番組が放送することが決定し、記者会見があり内容についても明らかにされた。
彼がホスト役を務め、業界の有名人を招き一緒にゴルフをプレーしながら、アドバイスしたり、逆に人生経験豊富なゲストからは人生についてアドバイスを受けようというもの、このほど、第一回目のTV収録がおこなわれたそうだが、何と北野武（ビートたけし）、所ジョーージという超豪華な顔ぶれ、はたしてどんな展開になるのか内容を早く知りたいことである。
それにしても、人気絶頂で超有名人ではあるが、わずか18歳の石川遼くんをホスト役に起用するとは、TV局も相当思い切った手を打ったものだ、が、彼の従順な性格と、反面「急がばまわるな！」という信念通り果敢な攻めを見せる行動力に期待するところ大なものがあるのだろう。
（ラウンドを終えコマネチポーズの所ジョージ（左）と北野武氏（左）にはさまれ笑顔を見せる石川遼）
石川遼、初のレギュラー番組で“北野＆所”と競演！
では、初回放送される内容について、ちょっと触れ紹介させて頂く。
静岡県にある稲取ゴルフクラブで3日、石川遼にとって初のレギュラー番組「石川遼スペシャル RESPECT ～ゴルフを愛する人々へ～」（4月4日スタート）の収録が行われた。
番組ではゴルフ好きの著名人をゲストに招き、石川とのラウンド対決やレッスン、トークなどを盛り込んだ内容となっており、第1回目のゲストには映画監督の北野武さん、タレントの所ジョージさんが出演。ギャグやジョークが満載な、最後まで笑いの絶えない収録となった。
「最初にお話を頂いた時は、どんな番組になるかイメージできなくて正直、不安でした」という石川。だが、父・勝美さんとも相談をして「いろいろな世界の一流の方と接点をつくり、一緒の時間を過ごせるのは大事なこと」との結論に至り、番組への出演が実現した。
石川と初対面という北野さんは、「非常に光栄だね。この若さで賞金王って、ケタが違う。面白かったし、良いものを見せてもらった」と、賛辞を重ねる。映画監督として世界的な活動を続けている経験も踏まえ、遼君にいろんなアドバイスを送っていた。
さらに、「将来は（石川の）ドキュメンタリーを撮りたいね。ひたすらゴルフのツアーを追いかけたい。絶対に楽しいと思うよ」とも。今後も出演するゲストとの繋がりによって、石川の可能性がますます広がることになりそうだ。
遼くん“世界の北野”からメジャー制覇４カ条！
北野氏・所のペアを相手にマッチプレー方式で回った９ホール。そして、その後の対談は、石川にとって濃密で貴重な時間となった。まだ１８歳ながら初の冠番組がスタート。各界の一流をゲストに招くとあって正直不安でしたと打ち明けたが、１回目から物凄く楽しい時間になったと大いに刺激を受けたようだ。
北野氏は、ビートたけしとして芸能界で活躍するだけでなく、映画監督としても９７年に「ＨＡＮＡ―ＢＩ」でベネチア国際映画祭のグランプリ（金獅子賞）を獲得するなど、世界でその才能を認められている。
その北野氏が「遼君は日本で唯一メジャーを獲れる可能性がある」と素質に期待。世界に飛び出した自身の経験から、石川に対してメジャーで勝つための４カ条を提言した。
（１）料理人 「外食ばかりは良くない。専属のコックをつけた方がいい。体は何より大切なもの。ちゃんとバランスを取らないといけない」
（２）英語 「英語は絶対にできないとね。同伴選手の言葉だけじゃなくて、風向きとか、前の組の選手の番手などギャラリーが話しているのを聞き取れれば参考になる」
（３）プレッシャーとの付き合い方 「プレッシャーを感じないのは鈍感。感じられるのはセンスの良い証拠なんだから。敏感なら急に風向きが変わったとか細かいことにも気がつく」
（４）冷たくされろ 「これから外国人選手には冷たくされる時が来る。でも、それを気にかける必要はなくて喜んでいい。誰にでも声を掛けられる時はライバルと思われていないんだから」
石川は「自分がお招きしているのに勉強になることばかり」と目を輝かせ、モチベーションを高めた。ラウンド中は、オフに練習したバンカーショットの精度の高さを見せた。また、この日はタッチが合わなかったパッティングについては収録の合間を縫って熱心に練習した。
今月中旬に再渡米。米ツアーのトランジションズ選手権とアーノルド・パーマー招待をこなし「絶対にリベンジしたい」というマスターズ（４月８日開幕、オーガスタ・ナショナルＧＣ）に出場する。
「きょうはかなり参考になりました。頭の回転が速いし、分かりやすかった」。
“世界の北野監督”からの金言を胸に２度目の夢舞台へと乗り込んでいく。
＜所“メジャー制覇”に太鼓判＞初めて一緒にラウンドした所ジョージは石川について、「過度の自信ではなくて、ちょうどいい自信がある。メジャーも簡単に勝つんじゃないかな」と絶賛した。
北野武氏との絶妙の掛け合いで笑わせながらも、プレーに関しては真剣モード。ラウンド中にスイングに関してアドバイスももらったが、「凄く参考になった」と１８歳の賞金王との９ホールを満喫した。
＜４月４日からスタート＞「石川遼スペシャル」は４月４日から毎週日曜午後１１時３０分から３０分間、テレビ東京系で１年間の予定で放送される。
各界一流の著名人を、石川が招くスタイルで、北野武氏、所ジョージとのラウンドやトークの模様は４月の４週にわたって放送される。５月のゲストは元プロ野球の古田敦也氏と中央競馬の武豊騎手。
若武者・ホスト役遼君とベテランゲストが織りなすゴルフ・マッチとトークの駆け引きは面白そう。一度は観てみる価値がありそうだ。学ぶ種はどこにでも転がっている、ということ。お楽しみに・・・！
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