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2010年1月19日火曜日

20日・「創造力」を高めるための「現状否定」について!


 これまで「温故知新」に始まり「温故創新」から「努力」、「創造力」「記憶力」と展開してきたが、きょうは改善・創造を生み出すのは「現状に疑いをもったり、現状を否定」する姿勢から生み出されることについて、わが国の政治の世界に目を向けてお話を進めたい。              
 
最近の世界的に注目される大きな変化は、昨年1月「CHANGE]を掲げて登場した黒人初の米国オバマ大統領の誕生による米国の政策の単独行動主義から協調主義への大転換であり、わが国においても長年の自民党政権から民主党への政権交代であり、そこには大きな政策転換がうかがえる。     
 
すなわち、「コンクリートから人へ・・・」というキャッチフレーズのもと、「コンクリート」(ハコモノ・ハード)から「人」(ソフト)へと政策の舵を大きく切り、政治を変えようとしている。
 
たまたま、いまは民主党・小沢幹事長の政治資金不正献金事件で政局が大きく揺らいでいる。これを皮肉を込めて、「ゼネコンから小沢へ・・・」といわれ、疑惑の解消をもとめ、民主党の信頼が大きく損なわれて、大幅な支持率低下としてはね返り、今後の政局の行方が注目の的となっている今日である。        

この民主党への政権交代に伴って予算の編成も「事業仕分け」という手法が導入され、昨年11月はこの「事業仕分け」の行方が大いに注目された。こらなんかも、政権交代にもとずく「予算編成」の在り方の変化であり、手段の変化であろう。
 
このように国の政権交代や組織のトップが交代することに伴い、おのずから方針が変わり、この変わった方針を受けて、達成のためのやり方にも大きな変化がでてくるのは当然のことであろう。
 
この変化に対応してわれわれ自身の対応の仕方も変わらざるを得ないし、それよりも起こりうる変化を予想してそれを先取りした形でわれわれ自身が打つ手を編み出さなければならない。それには柔軟な思考で変化にマッチングさせなければならない運命にある。これが、生き残りの条件になろう。

 ただ、第一回目の「事業仕分け」のテレビ中継を観ていての感想であるが、初めに結論ありきで多分にパーフォーマンスで、質問する側もそのことを果たしてどれだけ理解し、受けて回答する側も説明の言葉を尽くせたのか、予算審議がオープンにされることには総論賛成、各論についてはまだまだ研究の余地大というのが偽らざる思いで、考え方によっては中国の「文化大革命」的な感じがしないでもない。
 
そこで、この「事業仕分け」について、最近とみに名前が売れている経済評論家・勝間和代氏の登場願い、今回の新しいやり方についてコメントをもらってみよう!                        
(「勝間和代氏の事業仕分けに対するコメント」)

今回は、私たち市民がもっと幅広く政策評価にかかわり、事業仕分けのような意見表明を草の根活動で行うことを提案したいと思います。

 ここ数週間、事業仕分けの話題がニュースをにぎわせてきました。これまで限られた専門家が密室で決めてきたさまざまな予算配分について、本当にその予算が必要なのかどうか、専門家以外の人が、専門家に対して、素朴な疑問をぶつけ、行政の意味を問い直すものでした。事業仕分けの意義は「専門家以外の人がチェックする」「プロセスを密室から公開にする」の二つにあったと考えています。
 
もちろん、現在の事業仕分けのやり方がパーフェクトなわけではありません。例えば、仕分け対象の事業の選び方に恣意(しい)性がなかったのかどうか、本当に必要な予算も削減されているのではないかという懸念はあります。現に私自身も子育て関連のNPO(非営利組織)を支援する基金が事業仕分けでいくつかなくなったことを憂い、早急にそれを補う基金を創設するよう、鳩山由紀夫首相に向けた要請書を提出したくらいです。

 しかし、そうやって懸念を表明する私でも、技術面やプロセスに改善の余地があるにせよ、理念としての事業仕分け活動には強く賛同しています。なぜなら政府の説明責任を高める結果につながり、市民と政策関係者が一体となって、本当に自分たちに必要かどうかを査定する仕組みが構築されつつあるためです。
 
そして、この流れを加速させるべく、草の根の事業仕分け活動を行うことを提案したいと思います。自分自身の身近な問題について、どういう予算が必要で、どういう予算が不要かの意見を表明し続けるということです。
 例えば、私は「ムギ畑」という働く母親のインターネット・コミュニティーを作り、「ムギ畑」の声を集めて出版したり、関係者に意見書を提出したりというような活動をしてきました。その中で子どもに対する直接給付の倍増と保育園の待機児童の解消を訴えてきました。

 このような活動は、事業仕分けを適用すると、より効果的になると考えます。政府だけでなく、自治体でも、市民一人一人の目線から判断すると、子育てに回されるべき予算が、むだな事業に費やされていることが分かるかもしれないからです。

 これまで予算の使い道は、行政に委ねてしまっていた面があることは否定できません。その結果、市民の目の届かないところで予算配分が決められ、むだが放置されてきた恐れがあります。限られた財源で予算を効率的に使うには、市民が参加して、むだを洗い出すことが不可欠です。

 草の根の事業仕分け活動は、より身近なところではブログ、ツイッターなども利用できるでしょう。最初は一人の小さな書き込みやつぶやきだったとしても、点であった活動が線や面のように広がる可能性があります。個人ではできないことも、多くの人数が賛同すればするほど政治を動かす力になります。

 ぜひ、身近な関心事項について、草の根事業仕分け活動を行ってみることをお勧めします。(経済評論家)

8 件のコメント:

  1. こんばんは♪
    末端ではありますが、行政の現場に勤めていました者としては、行政の無駄は確かに存在します。
    その理由としては、一般会計にはバランスシートや損益計算書という概念がないことが揚げられます。
    予算・決算はありますが、その事業が一体どのような経済効率の下に行なわれているかという観点がないのです。
    したがって、ある効果を上げるための最小効率というのもを考えることはなく、決算も、予算の消化という側面を持つことになります。
    これを正すには、今回の予算仕分け的な監査・情報公開というものは非常に有効な手段となりうると考えます。
    しかし、民主党の今回の仕分けは非常に生ぬるい、理念がないものと考えます。時間がないことは確かですが、国家規模での贅肉の削減・天下り・特殊法人という寄生虫の駆除を徹底的にやることこそが、政権を奪取し4年と言う期間を与えられた党の使命ではないかと思います。
    このことこそが民主党の存在意義であると思っています。これをはずしてしまっては、せっかく奪取した政権もはかない一夜の夢と化してしまうことでしょう。そこを説く政治家のいないことが非常に残念に思われるこのごろです。

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  2. 私は勝間さんが
    どうしても好きになれない。
    のでした。

    ま、それだけでございますよ。
    点が線や面になるという側面は確かに
    あるのです
    でもそれはある意味
    とても恐ろしいことです。
    ある意図(悪意)をもった情報操作に使われたり
    自分がそれをしないよう
    注意深くせねばなりませんね。

    硬直化した慣行を
    見直すというのは
    いつの時代も必要になることで
    事業仕分けや無駄の排除という言葉が
    パフォーマンスとして硬直化した場合には
    やはり根本からまたそれらは解体されねば
    ならないってことでしょうね。

    ますます
    民衆は社会全体の陪審員としての
    良識というものを
    研ぎ澄まして考えないと
    ならないんでしょうね。

    しかし、私なんで
    勝間さん嫌いなんだろうなあ~

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  3. RE: EYASUKOさん
    民間会社でおったものとしては、官公庁の組織や予算が
    納得行きません。民間流でやると官庁の組織や人員は、
    約半分ぐらいでやれるように思います。組織の区切りが
    細かすぎます。もっと大きな括りで効率化をすべきです
    それに、問題によってはプロジェクトで対応するなど
    もっと組織の効率化、活性化も課題でしょう。
    民間会社では、効率を重んじます。最小のインプットで
    最大のアウトプットを求める、これが究極の使命です。

    民主党、自民党保守派から社会党左派まで含んだ思想の
    幅や考え方が極めて広い。今は、小沢が睨みを利かせて
    いるが、何かあった場合空中分解の危険性が一杯です。
    この党はみんながまとまることはできないでしょう。
    鳩山首相自身が操り人形に見えます。トホほほ…!

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  4. RE: ばっちゃんさん
    勝間、しげやんだって嫌いです。ご安心を・・・しげやん女性で男まさりのタイプが大嫌いです。自己主張も多すぎます。多分、一時外資系のコンサルタント会社に勤めていましたから、性格+その影響もあるのじゃぁないかと思いますが・・・女同士で心理学者香山リカとの論争面白いですよ!勝間は書いた本を売り込むことに書く以上に重きを置いています。

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  5. しげやん^-^こんばんは~^^
    勝間さんは時々TVで拝見いたします^^
    明解な感じですが!
    事業仕分けは和歌山もモットすればいいのにね^^
    2年前に事業仕分けしたって言ってたけどそう?
    atitiはよく知りませんが・・・・知事にメッセージ入れたらそんな答えが返ってきたよ^^ふふ
    明日からまた寒くなるって言ってたけどしげやん風邪ひかない様にね^^
                  atiti

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  6. RE: atitiさん
    確かに!ですが、しげやん女性であって男まさりの人で可愛げのないタイプは本質的に好きになれないのです。勝間さんはそのタイプです。経済評論家ですから堂々と自分の意見を主張するのが仕事ですから、マぁ、仕方ないか?
    今朝も比較的穏やかですよ、日中は温かでしょう。

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  7. 私も勝間さん苦手です。
    言ってることは普通のことだと思うんですが、頭がよすぎるのか、自分の先が見えすぎるのか、売れる間に売っておこうという感じがすごくします。
    日本という国も一度JALのように、倒産させるといいのでしょうか?
    JALが稲盛さんのもとでどうなるかはわかりませんが。
    ANA一社というのもまた問題があるでしょうから、無事再生して欲しいです。

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  8. RE: megumeguさん
    これは、同性で「男勝りタイプ」同士が相反発している
    現象でしょう!磁石でも同じ極同士では反発し、異極は
    引きあう、また電気でも同じく+と-では引き合います。
    勝間さんの本、本人がハッキリ言っています。自分は
    本を書くよりも、それを売ることのほうに3倍も4倍も
    力を注ぐと・・・外資系のコンサルタント会社に勤めた
    経験が、その物を売っているんでしょう。
    meguさんのマイレージポイント大丈夫なんですか?
    日航、今まで社内に組合が4つも5つもあり、それぞれ
    勝手なことをいってましたが、この危機に社内が一本に
    纏まるのか、まとめられるのかがポイントでしょう。

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