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2013年8月6日火曜日

(幕間)「 色彩の世界の色々」!日本の常識は世界の非常識!?

7月28日から8月1日そして3.4日とイベント続きの10日間でしたので、真夏の猛暑も手伝って少々バテ気味のお疲れのことと思います。そこで、小休止をいたしたく、「色いろいろ」の話でおくつろぎ下さい。

 

日本の常識は世界の非常識!?

ピンク映画ブルーフィルム「エッチ」な色は国ごとに違うんです!!




エッチな色って何色ですか? そんな質問を日本人にすれば、大抵はピンクと答えるはず。日本でピンクは性的な意味があり、ピンク映画にピンクチラシと、「ピンク=エッチな色」は常識。
でも実はこれ、世界共通じゃないんです。

アメリカでエッチな色といえば。英語の「blue」には「憂鬱な・猥褻な」などの意味が含まれ、エッチな映画は「blue film」、下ネタは「blue joke」だ。
 ここで余談。blue filmのいわれには様々な説がある。ひとつは、昔アメリカでは検閲が青鉛筆を使い、出版物などを検査する際にエッチな箇所を青でチェックしたから、エッチな映像をblue filmと呼んだという説。ほかに、当時モノクロだったエッチなフィルムを法律上の問題で青色に着色したからという説もある。

で、驚きなのが中国。なんとエッチな色が黄色なんです!! 中国語で黄色には「堕落・猥褻」などのネガティブな意味があり、「黄色電影」でアダルト映画、「黄色書簡」はエッチな本を意味するのだ。

驚きでしょう。まだまだありますよ。英会話教室で、講師たちに自国のエッチな色を聞いてみました。

スペインでは、エッチな色は緑ですスペイン語で緑は『Verde』。緑のほかに『卑猥な・エッチな』などの意味があります。Libro verde(緑の本)でエッチな本Cine Verde(緑の映画)でアダルト映画、Viejo Verde(緑の老人)ではエロジジイになるんです。

 アメリカでは世代によってエッチな色が違うみたいで、一般的にはですが、35歳のアメリカ人講師はだと言ってます。フランスは白。白のドレスを着た女性はセクシーさの象徴とされています」(エイミーズ・吉田 舞さん)

驚いたでしょ?。世界ではエッチな色=ピンクが理解できない人がたくさんいるのだ。
むろん国別エッチな色は、感覚的なもので個人差はある。とはいえ、うっかり中国で全身黄色の服を着てると、あらぬ目で見られるかもね。海外旅行をされる方は自分好みに色ではなく、せめて相手に嫌われる色を避けるセンスが必要かも?


 










とはいうものの、お隣ミャンマーではお坊さんは赤味がかった黄色の衣をまとい、フィリッピンでも衣類はオールイエローといっても好いぐらい!それにかつては「黄色いリボン」が流行ったじゃないですか?

黄色いリボンの由来 日本ファーザーズ・ディ委員会の資料による

黄色』は世界で最も大切にされている色の一つです。

 イギリスでは『黄色』は『身を守るための色』として生まれました。黄色のハンカチ、黄色のネクタイ、など身につけるとその身を守ることができると昔から言い伝えられてきたのです。

 『父の日』を認知したのはアメリカでした。『第28代大統領ウイルソン氏』でした。『父の日は、父と子の関係をもっと密接なものとし、父親は父親としての責任と義務が如何に大きいかを、改めて自覚するように!』と全米国民に提唱したのは『第30代大統領クーリッヂ氏』でした。

 アメリカに渡った『黄色』は、その姿を『黄色いリボン』とし、『愛する人の戦場での無事を祈り帰還を願う』シンボルとなったのです。
 『黄色』『黄色いリボン』は世界各国の人々に『命にかかわる大切な色』とし『愛と信頼と尊敬』を表す色として広がっていったのです。

 ことに『黄色いリボン』は歌にもなり、ジョンウェイン主演の映画にもなりました。勿論ジョンーフォード監督でした。日本でも『山田洋次監督』の『幸せの黄色いハンカチ』がありました。出演者は「高倉健」「武田鉄也」「桃井かおり」「倍賞千恵子」が主演。今は亡き懐かしい「渥美 清」も山演していました。

 インドでは『黄色は極楽浄土への道標』、中国では『黄色は皇帝の色』、フィリピンでは『アキノ元大統領のシンボルカラー』でした。

 黄色には「嬉しさ」「楽しさ」「暖かさ」「幸せ」「富貴」「希望」「向上」など素晴らしい意味があります。何よりも『命を寸る色は黄色」lなのです。

 色の情緒的な意味からすると「元気の良い」「陽気な」「快適な」「若々しい」「晴れやかな光」「刺激的」「興奮的」「晴朗」「上機嫌」「羨望」となります。

『黄』は『山吹』(バラ科の落葉低木。山地に自生し、花は黄色。春に咲く)、昔の日本の『金貨』は「小判」と名付けられ、その色を『山吹色』と称したのです。

 黄色はヒーリングカラーで『癒しの色』に通じます。
 『黄色を好む人の性格』は「世の中の人の役に立ちたいと願う豊かな心」「喜びに溢れる快活な心」「進歩的で未知な物を志向する心」「新しいより良い可能性への道を求める心」などをあわせ持った人が好む色と言われています。
 『黄色いリボン』は国際的なシンボルです。オリンピックの五輪のマーク()のように不変のものです。

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