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2011年3月27日日曜日

27日・この度の大震災の「想定外」の言葉についての各界意見!

 去る11日発生の「東北太平洋沖大震災」の大きさで、「想定外」「不測」という言葉が、各界に飛び回っている。不謹慎ないいかたであるが、おそらく今年の流行語の上位を占めるのは間違いなかろう!
  
 処で、この「想定外」という言葉、そう軽々しく言い訳にに使うな!という意見が、土木学会はじめ3学会で苦言を表明している。以下J-castに記事から引用させてもらった。

「『想定外』言い訳に使うな」土木など3学会、声明で苦言3.26(J-cast)

想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない」。土木学会など3学会は、こうした内容を盛り込んだ共同緊急声明を発表した。
 東北関東大震災や福島第1原発事故について「想定外」を繰り返す東京電力や菅直人首相らに対し、専門家らが苦言を呈したようだ。

 声明を発表したのは、社団法人の土木学会をはじめ、地盤工学会、日本都市計画学会の3学会だ。2011年3月23日、阪田憲次・土木学会会長らが会見を開き、声明文は同学会サイトなどでも公表した。阪田会長は「安全に対して想定外はない」と指摘した。

ワイドショーも「想定が甘かったのでは」
「(福島第1原発を襲った)津波の規模は、これまでの想定を超えるものだった」(清水正孝・東電社長、3月13日会見)、「今回の地震が、従来想定された津波の上限をはるかに超えるような大きな津波が(略)」(菅首相、3月12日会見)――このほかにも、テレビなどに出演する「専門家」らが、連日のように「想定外」という言葉を使っている。

専門家はともかく、東電など「当事者」が使う「想定外」には、いらだちを募らせる被災者らも少なくない。マスコミも「東日本大震災:福島第1原発 東電『想定外』に批判の声も」(毎日新聞ネット版、3月12日)、「不安 憤り 諦め…2度目の爆発『想定外と言うばかり 対応が甘い』」(スポーツニッポン・ネット版、3月14日)などと報じている。

3学会の声明文では、「われわれが想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない」と指摘している。その上で、「自然の脅威に恐れの念を持ち、ハード(防災施設)のみならずソフトも組み合わせた対応という視点」の重要性をあらためて確認すべきだと訴えている。

声明文では名指しはしていないが、東電や政府関係者が使う「想定外」という言葉に「言い訳」のニュアンスをかぎとっている、と読めなくもない。テレビのワイドショーでは、TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」(3月14日放送)で、TBS解説室長の杉尾秀哉氏が「地震の規模が想定外というが、想定が甘かったのでは」と指摘するなどしている。

 おまけにわれわれには解せぬ宇宙的発想で宇宙語でしゃべるフェニックス(不死身)の前鳩山首相までもが、この話に加わってきて曰く。
鳩山前首相「想定外だから仕方ないという話ではない!」
 前首相の鳩山由紀夫氏は3月19日、菅首相と民主党代表経験者との会談の際、東電に対し「想定外のときにどうするかという発想が足りなかったのではないか」「想定外だから仕方ないという話ではない」と批判している。
 そんなこと云う前に、おっかぁと一緒に多額の義援金を拠出したら如何です。口は誰でも出せるが、マスコミの久米宏さんのような立派な御仁が居られるではないか!
 この際は、貴方が得意とする蘇り(フェニックス)の秘技を、被災民に伝授されては如何でしょうか!
 国民は誰でも知っている!貴方が云うこと、菅首相が云うこと、誰もが本当に信用して聞いてはいないことを、所詮弁解か逃げの一手で変わり身が早いこともよく知っている。

本当に「想定外」だったのか、「想定したくなかった」のではないか、との疑念を持ちたくなるような報道も出ている。東京新聞の3月23日配信記事「『大津波やM9想定却下』 福島原発 設計者ら証言」では、福島第1原発の「設計や安全性の検証を担ったT社の元社員二人」が取材に対して答えている。

同記事によると、元技術社員は「M9の地震や航空機が墜落して原子炉を直撃する可能性まで想定するよう上司に進言」したが、上司は「千年に一度とか、そんなことを想定してどうなる」と「一笑に付した」という。元社員は「起こる可能性の低い事故は想定からどんどん外された。計算の前提を変えれば結果はどうとでもなる」とも話している。
(「想定外」「不測」の検証は、各意見を入れてこれからもコメントします)

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