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2013年3月25日月曜日

近場のサクラ便り(紀三井寺・温山荘園)

 今年のサクラは開花が早いというので、先週末から今日にかけて近場の開花状況を見に廻りました。

まづ、和歌浦は玉津島神社と摂社の塩竃神社、何故かとえば塩竃神社の入り口右に山部赤人の「わかの浦に 潮みち来れば 潟お無み 芦辺をさして 鶴なきわたる」の和歌浦を象徴する歌碑のとなりに松尾芭蕉の句碑があるからです。

 芭蕉は貞享5(1688)年伊勢・吉野・高野山・和歌浦・奈良・大坂と旅し、和歌浦にて下の句を詠み、続いて紀三井寺に早咲きで有名な桜を見ようと訪ねましたが、はや散り果てたあとでした。(笈の小文) 芭蕉が詠んだ郷土の俳句のこの二首を掲げておきます。


”行(ゆく)春にわかの浦にて追付(おひつき)たり”   (和歌浦にて詠めり)



和歌の神さまを祀る玉津島神社

松尾芭蕉の句碑「行く春に・・・」

江戸時代の俳聖松尾芭蕉は、紀三井寺ではせっかく花見を期待してきたのに、既に散始めていた桜を仰いで

3/25現在4~5分咲き


紀三井寺の夜桜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

 

 

 

            

”みあぐれば 桜しもうて 紀三井寺” 

と詠みました。 (清浄水辺の句碑郡の中にこの芭蕉の句碑があります)




紀三井寺桜まつり期間中の行事は以下の通りです。(※時間及び期間は変更になる場合ございます)

桜まつり:3月20日 ~ 4月20日 AM 8:00~PM 5:00
人出予想:4万人(期間中合計)
ピーク時:3月23日(土)~ 3月31日(日)

    3月18日、紀三井寺本堂前の標本木で、和歌山地方のソメイヨシノ開花宣言が出ました。
これは、昨年の開花日(3月30日)より12日早い。平年の開花日(3月26日)より8日早い)


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(近場のサクラ開花状況)
.紀三井寺緑道(琴ノ浦側)

紀三井寺緑道休憩所



太陽光パネルー所々に設置され夜間照明になる

(「琴ノ浦温山荘園」)







今年の桜の満開は3月末の今週末ごろとなりそうです。月末ご多忙でしょうから、見られるときに近場のサクラを見ておきましょう!

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