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2019年2月8日金曜日

国民や弱者を嗤う"失言大魔王"麻生氏

国民や弱者を嗤う"失言大魔王"麻生氏、いい加減にして欲しい! 




























 

最近TVで「国会中継」を観ることが多くなったと自分でも思っている。何故かといえば、今の自民党の政治に対する姿勢が国民を舐めきっているとしかいえないのではなかろうか?麻生副大臣にしてしかり!「厚労大臣」も同じである。

資質にすでに問題がある。こういう人に大臣を託した安部首相が一番の問題児ではないかとも思う。新内閣を組成したとき「○○内閣」と、自賛した名付けた呼び方をされるが、結果はご覧のとうりであることは国民の皆さん方が一番よくお分かりのことと考える。10月2日、安倍晋三首相が内閣改造と自民党役員人事を行った。初入閣が12人にも及ぶ第4次安倍改造内閣について、「実務型の人材を結集した」と語った安倍首相は「全員野球内閣」と命名したが、評判は上々とは言えないようだ。さっそく新閣僚からはさまざまな発言が飛び出している。過去の発言もあわせて振り返ってみたい。

麻生副首相は1人の政治家が同じ失言を2度して2度撤回!

永田町で「失言大魔王」の異名をとる麻生太郎副総理兼財務相。暴言を吐いたからといって、いまさら驚く人は少ないかもしれない。しかし、今回ばかりは開いた口がふさがらない。
2月3日、少子化問題に関連して「子どもを産まないほうが問題だ」と発言。子どもを産む機会がなかった女性が聞いたら不快に思う大問題発言だ。
実は麻生氏は2014年にも、ほぼ同じ内容を発言して、撤回している。1人の政治家が同じ失言を2度して2度撤回に追い込まれたのは史上初のことだろう。

「子どもを産まなかったほうが問題なんだから」

問題の発言は2月3日、地元福岡県芦屋町で行った国政報告会で飛び出した。
「平均寿命が高くなっている。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが年とったのが悪

実は麻生氏は2014年にも、ほぼ同じ内容を発言して、撤回している。1人の政治家が同じ失言を2度して2度撤回に追い込まれたのは史上初のことだろう

「子どもを産まなかったほうが問題なんだから」

問題の発言は2月3日、地元福岡県芦屋町で行った国政報告会で飛び出した。「平均寿命が高くなっている。素晴らしいことですよ。いかにも年寄りが年とったのが悪いという変なのがいるが、間違っている。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」

麻生氏の発言は、少子高齢化の責任を、子どものいない夫婦や独身女性に押しつけるようなものだ。産みたくても産めない人、経済的な事情で子どもを養うことができない人の心を逆なでしたのは言うまでもない。

暴言、失言の中には、使う言葉は不適切だが、発言全体の文脈を読めばある程度理解される例もあるが、今回の麻生発言は「即アウト」の部類に入る。

4日、衆院予算委員会で野党から批判を受け「誤解を受けたのなら撤回する」としたが謝罪はせず。5日、同じく衆院予算委員会で追及をされると「不快に思われた方がいるとすればおわび申し上げる」と、ついに陳謝した。後手後手の対応に野党だけでなく与党からも批判の声が上がる。特に公明党の山口那津男委員長は「極めて不適切だ」とかんかんだ。

政治家は笑いで人を傷つける発言をしてはならない

麻生氏と失言、暴言は切っても切り離せない。学者や弁護士らでつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が行った18年のジェンダーに関する問題発言のインターネット投票で、麻生氏は1位に選ばれた。
「受賞作」は、財務事務次官の女性記者に対するセクハラ行為に関連し「嫌なら(女性は)その場から帰ればいい」と語った発言。麻生氏は昨年、「本人が(セクハラ被害を)申し出てこなければどうしようもない」「セクハラ罪はない」などの発言もしている。
麻生氏の失言は、ウケ狙いの軽口が弱者への配慮を著しく欠いていて批判を受けるというパターンが多い。
「90歳になって『老後が心配』とか訳のわかんないこと言っている人がテレビに出てたけど、いつまで生きてるつもりだよ」というような発言をすると、会場は笑いに包まれるのは事実だ。毒舌のお笑い芸人なら、それでいいのだが、笑いによって傷つくような発言は、政治家は絶対にしてはならない。そのことは十分承知しているはずなのに懲りない。

2014年にもほぼ同じ発言をして撤回している

驚くべきことだが麻生氏は「子どもを産まないほうが問題だ」という発言は2014年にもしている。12月7日、札幌市内で演説し「(少子高齢化問題は)高齢者が悪いというようなイメージをつくっている人が多いが、子どもを産まないのが問題だ」と語っている。今回の発言とほぼ全文同じ。そして、批判を受けて撤回した。その経緯まで同じだ。
これまで、失言、暴言を繰り返す政治家は何人もいる。古くは森喜朗元首相、最近では桜田義孝五輪担当相らが有名だ。しかし、さすがの彼らも同じ発言を2度繰り返すようなことはしない。そういう意味で麻生氏は、「史上初」なのだ。
麻生氏は7日に成立した2018年度第2次補正予算、そしてこれから審議入りする19年度予算案の所管閣僚だ。審議に影響を及ぼさないように言動は慎重を期すべき立場。にもかかわらず、自ら率先して失言している。
麻生氏と同じ福岡県が地盤だった山崎拓元党幹事長は6日ラジオ番組で「麻生さんは浮世離れした政治家。常識は元々欠けていましたけど最近はちょっとぼけ老人になりましたね。上から目線でずっときているから、ああいう発言が次々出てくる」と語ったという。2人がライバル関係だったことを差し引いても山崎氏の「麻生評」は出色だ。

二階氏、菅氏と微妙な関係に

中央政界での麻生氏の立場は最近微妙になっている。お膝元の福岡県は4月に知事選を控える。自民党は元厚生労働官僚の新人・武内和久氏の推薦を決めているが、現職の小川洋氏も出馬を決意。自民党の一部国会議員は小川氏を推す構えで保守分裂選挙となる。
小川氏はもともと自民党の支援を受けていたが16年の衆院福岡6区補選の対応を巡り麻生氏の不興を買った。そういった経緯から自民党は今回、小川氏を推さず武内氏の支援を決めたのだが、結果として保守分裂選挙となってしまった。もし武内氏が敗れることになれば麻生氏の求心力低下は避けられない。
さらに深刻なのは、小川氏が二階俊博幹事長や菅義偉官房長官と近いことだ。福岡の自民党分裂はそのまま中央に波及し、麻生氏と二階氏、菅氏という安倍晋三首相を支える3人の重鎮の関係を微妙にしている。

永田町での存在感が日に日にやせ細っている

菅氏は14年に麻生氏が「子どもを産まないのが問題だ」と発言をした時は「全く問題ない」と擁護している。
今回の発言を受けコメントを求められた時には「必要に応じて麻生氏自身が説明すると思う。コメントは差し控える」と述べた。今回の発言のほうが突き放しているように聞こえるのは考えすぎだろうか。
スタイリッシュで若く見える麻生氏だが78歳になった。17年ごろまでは、安倍内閣の支持が急落すると決まって「ワンポイント・リリーフで麻生政権」というような観測があったが、最近はそういう声も上がらない。そもそも安倍氏が2021年秋までの総裁任期前に辞任するような展開は今のところ考えにくい。21年秋には麻生氏は81歳になってしまう。
麻生氏の永田町での存在感が日に日にやせ細っていくのは避けられない。注目されるのが問題発言だけ、ということになってしまうのは、あまりにも寂しい。(写真=時事通信フォト)


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