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2014年3月31日月曜日

「大和街道」現在に蘇る!

「大和街道」の石碑


城下町の風景Ⅱをシリーズで掲載中だが、この街道の延長線上にある大和と紀州を結ぶ「大和街道」が「京奈和」道路としてとして生まれ変わるが、この内の「紀ノ川IC]と「紀北かつらぎIC]が開通した。

これを契機にむかしの街道を見直してみるのも一興かと思うので、ここにその一部を掲げて起きたい。

 

京奈和道紀北東道路が開通、 「大和街道」の原点と歴史について!

 
 
30日午後3時に開通した京奈和自動車道紀北東道路(紀の川IC―紀北かつらぎIC)。
国道24号線の渋滞緩和や救急搬送の時間短縮、高野山などへの観光客増加など、地元の皆さんにとって待望の道路であることは間違いない。
 

 古くから和歌山と大和を結ぶ交通の要所として大勢の人々が行き交った「大和街道」は、京奈和自動車道の南を並走する形で和歌山と五條を結んでいる。「大和街道」は大和朝廷が成立した頃、都と各国を結ぶルートとして誕生。歴代の天皇が行幸したとされ、沿道にある船岡山、背の山、飛越石などは万葉歌に詠まれている。
 大和街道の起点は和歌山城の北に位置する京橋。江戸時代になると参勤交代のルートとしてにぎわい、ここから歴代藩主が240年の間に97回も往来したという。
現在は、街道に沿う形で整備された国道24号線の一部において、愛称として「大和街道」が使われているが、現在もその面影を残す場所がある。
 

 例えば、紀の川市黒土(旧打田町)交差点から北へすぐの所に「大和街道」と書かれた石碑が立っている。近年設置されたものであるが、「わかやま―やまと」の刻印が印象的。周囲の道路は乗用車が対向できない程の狭さではあるが、石造りの側溝や街並み、田園風景が、かつてのにぎわいを感じさせる。
 

 京奈和自動車道は平成27年度内の県内全線開通を目指し整備が進んでおり、残す紀北西道路が開通すれば、この石碑の通り「和歌山―大和(五條)」がつながる。今後、かつてから和歌山と各地を結んできた街道に沿った高規格な道路の整備により、奈良や京都と一体となった歴史的な街道、地域としての再認識がされ、新たなにぎわいにつながることを期待したい。

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京奈和(けいなわ)自動車道・紀北東(きほくひがし)道路が完成し、30日午前、激しい雨が降る中、開通記念式典が行われ、午後3時からは、一般車両の通行が始まりました。

開通を祝うテープカット(3月30日・紀の川インター)
開通を祝うテープカット(3月30日・紀の川インター)

 今回開通したのは、京奈和道・紀北東道路のうち、かつらぎ町大谷(おおたに)の紀北かつらぎインターから紀の川市神領(じんりょう)の紀の川インターまでの12・9キロ、暫定2車線の対面通行で、通行料金は無料です。
また、開通に合わせ、今回の開通区間内に設けられた、かつらぎ西インターと紀の川東インター、それに、かつらぎ西パーキングエリアがオープン、パーキングエリアは、供用されている京奈和道では初めての施設です。

 ところで、きょうは、開通に先立って、午前10時から、紀の川インターで記念式典が開かれ、テントの中まで吹き込む横殴りの激しい風雨の中、関係者がテープカットやくす玉開きを行いました。
国交省・近畿地方整備局の池内局長(3月30日・紀の川インターにて)
国交省・近畿地方整備局の池内局長(3月30日・紀の川インターにて)

 式典で、国土交通省・近畿地方整備局の池内幸司(いけうち・こうじ)局長が「紀北西(きほくにし)道路も、地元の理解を得ながら整備に取り組みたい」とあいさつ、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「高速道路網で全国とつながる、いよいよ我々にチャンスが来た。来年(2015年)の国体や紀北西道路開通に向け、県としても協力したい」と述べました。
仁坂知事(3月30日・紀の川インター)
仁坂知事(3月30日・紀の川インター)
そして、式典後、関係者による通り初(ぞ)めが行われ、午後3時から一般車両が通行が始まりました。
通り初めをするJA紀の里のトラック(3月30日・紀の川インター付近)
通り初めをするJA紀の里のトラック(3月30日・紀の川インター付近)

橋本市高野口町と紀の川市を結ぶ紀北東道路は、1993年度の事業着手から20年を経て、16・9キロの全線が開通し、すでに開通している橋本道路と五條(ごじょう)道路をあわせ、奈良県五條市から紀の川市までの36・1キロが、一本の自動車専用道路で結ばれました。これにより、並行する国道24号の混雑の緩和や、安全性の向上、産業や観光の新しいルート、それに、災害時の救援に役立つ「命の道」として期待されています。

今回の開通で、和歌山・橋本間の所要時間は、これまでの75分からおよそ10分短縮されます。
   

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