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2010年5月14日金曜日

5月14日・夏の参議院選挙近づく!メダリスト達の選択は?

 「普天間基地」問題の5月末決着は事実上不可能となった民主党政権は、鳩山総理自ら5月末を断念し、先送りする動きがハッキリしてきたと思ったら、万策尽きたのか思い余って全国都道府県知事会議を招集し、協力を得ようというもの、総論賛成各論反対ではものごと前に進まないので知事会議に提案するのはいいにしても、もう一方の相手、米国には納得してもらえる提案ができるかどうかは甚だ疑わしい。
 「卵が先か、鶏が先か」はよく知らないが、自縄自縛の縄を自分で弛めるのはいいとしても、宇宙飛行士の山崎直子さんを見習って、いつまでも宇宙遊泳を続けるのはいい加減ヤメにして欲しい。            
                        (クリックで拡大します↓)

  こういう時節のなか、もう一つの大きな戦いである「夏の参議院選」が70日あとの7月下旬に迫ってきた。
 各党とも比例区選出議員に(超)有名人起用が例によって推められているが、知名度抜群の候補者獲得はそれだけでその党の集票マシンの役目を果たしてくれる。
 
 この中で民主党が擁立しようとしたかつての五輪メダリストの間で、「出馬」「辞退」と白黒が分かれ、これに対していろんな批評が乱れ飛んでいる。

 きょうはこの中から、一人は「柔ちゃん」こと柔道48kgクラスの谷亮子、もう一人は「Qちゃん」こと女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんに話題を絞って、みなさんならどう考えるかをお聞かせ願いたい。

参院選の出馬会見で笑顔を見せる谷亮子さん

◎「柔ちゃん」谷亮子氏、参院選立候補を表明 「ロンドン五輪も金めざす」(5月10日)

 民主党は10日、柔道の女子48キロ級でシドニー、アテネ両五輪を連覇した谷亮子氏(34)を夏の参院選比例区に擁立すると発表した。政党支持率が低迷する民主党は、谷氏の知名度を比例票の上積みにつなげたい考えだ。 

 谷氏は同日、小沢一郎幹事長と記者会見し、「国民の誰もが望む国づくりをしたい」と決意を述べた。「ヤワラちゃん」の愛称で親しまれる谷氏は、2008年の北京五輪で銅メダルを獲得後、休養に入り、昨年10月に次男を出産した。谷氏は会見で「現役はもちろん続ける。ロンドン五輪で金メダルをめざす」と表明した。 
 小沢氏は「柔道の世界だけでなく、政治の世界も通じて広く国民みなさんにアピールして頂きたい」と語った。
 
 民主党は参院選比例区で20議席以上の獲得を目指し、無党派層対策として著名人の擁立を進めている。これまでバルセロナ五輪体操の銀メダリスト池谷幸雄、女優の岡崎友紀、落語家の桂きん枝の各氏らを公認している。
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◎「Qちゃん」高橋尚子氏、参議院議員出馬要請を辞退、政治は「政治の勉強をした人がなるべきだ」が理由。

シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(38)が、民主党からの参院選出馬要請を断ったと報じられ、ネット上で絶賛されている。
 政治の勉強をした人がなるべきだ、というその持論が、幅広く共感を集めたからだ。

 柔道女子の谷亮子さん(34)が2010年夏の参院選比例代表に民主党から出馬表明すると、ネット上では批判が殺到した。「ロンドンでも金を」と現役続行しながら、片手間に議員活動ができるのか、といった理由からだ。

 では、続いて二人に寄せられた賛否両論の批判について書いてみよう。

 谷亮子の「五輪、子育て、議員」 「3足のわらじ」に批判相次ぐ(5/11 )

柔道女子の谷亮子選手(34)が、オリンピックを目指しながら議員活動を行うと宣言したことに疑問の声が相次いでいる。
 息子2人の子育てを含めて「3足のわらじ」となるが、本当なのか。
ヤワラちゃんが5月10日、夏の参院選比例代表に民主党から出馬すると表明。そのこと自体も意表を突いたが、さらに会見内容が現場の記者団を驚かせた。

「政治を舐めているのか」夕刊紙でも反響を特集
「ロンドン五輪で金メダルを目指します」。こうあっけらかんと宣言したからだ。
現在の柔道界はランキング制になっており、五輪までに数々の国際大会でポイントを稼がないといけない。もちろん、国内選考を勝ち上がることも必要だ。また、谷亮子選手には、4歳の長男と7か月の二男がおり、子育てとの両立をどのようにしていくのか。

 谷選手には過去こんなことがあった。08年には北京オリンピックへの出場の意欲を見せ、選抜体重別に出場。決勝戦で山岸絵美に、昨年の福見友子戦に続いての有効ポイントを奪われて敗れたが、これまでの実績から代表に選ばれた。
 
 臨んだ北京オリンピック柔道競技の初日に登場、予選の3試合とも優勢勝ちで準決勝に進んだ。しかし準決勝でアリナ・ドゥミトル( ルーマニア)に技を掛けることができず、警告のポイントを取られて敗れ、決勝進出及びオリンピック3連覇(金メダル)を逸した。
 
 気を取り直して銅メダルを賭けた3位決定戦でリュドミラ・ボグダノワ( ロシア)に一本勝ちを収め、銅メダルを獲得した。

このような記録があり、それ以上に厳しいそんな中で選挙・議員活動をしていくと予想されることから、ネット上では、批判や疑念が渦巻いている。
「スポーツを舐めているのか政治を舐めているのか」「引退してから出馬すればいいじゃない」「売名か民主党に利用されてポイかどっちかしか浮かばない」「何ができるの?政治能力あるの?」…
これらは、ツイッター上でのつぶやきの一部だ。

 谷選手は、会見では、スポーツ界の人材育成や環境整備などに取り組みたいと抱負を語っている。しかし、こうした指摘についての釈明はなかった。
現役を続けながら、議員を続けたスポーツ選手はいる。元スピードスケート選手の自民党・橋本聖子参院議員(45)だ。95年に比例代表で初当選した翌年、アトランタ五輪で自転車競技にも出場している。しかし、その苦労は、並大抵ではなかったようだ。

早朝から深夜まで会合や勉強会がある
東京中日スポーツによると、橋本議員は出馬当時、国会会期中以外は十分にトレーニングの時間が取れると聞いていた。ところが、実際は正反対で、新人として早朝から深夜まで会合や勉強会があり、睡眠時間を削って自転車の練習をしたという。
当時を振り返って、橋本議員は「2足のわらじは両方の力になると信じていたのに、どちらの世界も傷つけていたのかと思うと、私自身も傷ついた」と証言している。結局、アトランタでは、12位に終わった。

まして、子育てもある谷亮子選手が、政治活動をしながらオリンピックを目指せるのか。
もっとも、金メダルを目指すというのはポーズではないか、との指摘もある。
谷選手が前回の北京五輪で銅メダルに終わり、現在も48キロ級は強豪ぞろいとなっている。このことから、「ウラでは引退を決意しているのではないか」とスポーツ関係者がみているとも報じられているのだ。全日本柔道連盟の吉田和郎強化委員長も「主婦として選挙活動をしながらの現役続行は大変厳しい」とコメントしている。
ただ、それなら、引退してから出馬表明した方が、批判を浴びることも少なかったはずだが…。

 高橋尚子氏、出馬要請拒否が大反響 (5/12)
それから2日後、今度は対照的なニュースが飛び出した。日刊スポーツの5月12日付記事「Qちゃん民主要請拒否 スポーツ現場主義」だ。タイミングを見計らったわけではないかもしれないが、谷さんと比較して、「高橋さんは『現場主義』を貫き活動をしていく構えだ」と報じられた。

記事によると、高橋さん側には、ある大物関係者を通じて民主党から参院選への出馬要請があった。これに対し、高橋さんは、「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」と断ったと、高橋さんの関係者が明かしたというのだ。

高橋さんは、女子マラソン初の金メダル獲得で国民栄誉賞を受賞しており、その立場から「どこかの一政党の代表にはなれない」とも考えたという。同じシドニー金の谷さんが出馬することには、「びっくりしました」と答えたそうだ。

ネット上にこの記事がアップされると、たちまち絶賛の声が広がった。
2ちゃんねるでは、スレッドが次々に立って祭り状態に。「さすがQちゃんGJ!」「Qちゃんが女神にみえた」といった書き込みが相次いでいる。

また、スポーツ界や芸能界からの候補者乱立にうんざりなこともあるようだ。元プロ野球選手や歌手、女優まで、与野党入り乱れてのタレント擁立合戦が繰り広げられており、高橋さんの考えには、「これが普通」「当たり前の対応だよな」との声も多く上がっている。

「政治は難しい世界ですし、片手間にはできません」
高橋尚子さんのマネジメントをしているARSでは、取材に対し、出馬要請を断った経緯は日刊スポーツ記事の通りであることを明かした。高橋さんの関係者が要請を受け、高橋さんと相談したうえで辞退したという。

参院選に出ない理由としては、「政治は難しい世界ですし、その知識がないと片手間にはできません」と話す。国民栄誉賞受賞は直接の理由ではないものの、「高橋は、賞をいただいたからには、自分が今できることを全うすべきと考えています。賞を安易に扱えないということです」。

具体的には、マラソン解説者やキャスターなどの仕事を通じ、スポーツ発展のために現場に立ち続けることだという。「二兎を追えば、一つのことを全うできなくなります。高橋の得意な分野でやっていきたいと思っています」

母校、大阪学院大の特任教授として、学生たちにスポーツを教えているほか、5月11日からは、食生活の大切さを知ってもらおうと、北海道の農場で野菜作りを始めた。「Qちゃんファーム」と名付けられた農場では、今後、マラソン大会などのイベントもしていくという。

「野菜は人の口に入るから金メダルじゃないと許されない」。共同通信の記事によると、高橋さんは農場でこう語っていたという。政治も人の生活に響くから、やるとなったら「金メダルじゃないと許されない」と考えているのだろうか。

 「柔ちゃん」こと谷亮子はもち前の明るさと笑顔に加え、すべてに前向きで「有言実行」「不屈不撓」の人であり、民主党比例代表の上位でランクされれば当選間違いなしは保証されたも同然、しかも母親・柔道家・参議院議員の3つを両立、いや鼎立をしてゆかねばならない使命を自己に課したとも言えよう。「二兎を追うものは一兎も得ず」とはならないように「3足のわらじを履く」ことができるかどうか、わたしは無謀ともいえる挑戦に批判的だが、モットーにしている「有言実行」を「不撓不屈」の精神力で、「やればできるんだ!」を目にものを見せて欲しい。

 それでもなお、「なお」ちゃんこと高橋尚子さんの方が正解だと思うのだが・・・!
 みなさんは如何でしょうか?

5 件のコメント:

  1. しげやん^^こんばんは~^^
    参議院はいかに票取り作戦か!ってことが分かりますね
    高橋尚子さんの言うとおり政治の知識のないタレントやアスリートが立候補するのはatitiいやですね!
    ヤワラちゃん辞退してくれないかなぁ!!

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  2. RE:      atitiさん
    良識の府といわれる参議院ですが、現実支配するのは数の
    論理という小泉ファミリーや小沢ファミリーとかいう派閥
    です。いまは派閥の勢いは弱くなってきていますが、自分
    一人では何もできません。したがって自己防衛のためにも
    どこかの傘の中(派閥)に入ります。この傘の中に入って
    しまえば、自分の考えよりも派閥の論理が何よりも優先さ
    れます。
    今までの自民党の政治は官僚に丸投げでした。大臣はコロ
    コロ替りますから、すべてが官僚任せでした。
    民主党に替って政治家主導がいわれていますが、まだ効果
    はあまり見えないです。
    こういえば素人でも一緒だとなりますが、タレントや名前
    だけが知れた政治の素人は戴けませんね~そう思います。

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  3. しげやん^^ご無沙汰wwwww
    眼精疲労はどう??^-^昨日は雨で今日も続くのかと思ったらどうにかもちましたね^-^家の中にいると暑くて^-^
    しげやん十分に静養してまた復帰してくださいね^-^

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  4. RE* atitiさん
    お尋ねありがとう。五月半ば頃から昨秋の前立腺肥大症に
    よる排尿困難が再発し、導尿でしのいでいますが、気分的
    にいささか滅入って落ち込んでいます。心配症で神経が細く
    て打たれ弱い性格なのでどのように前向きになれるかに苦労
    してます。atitiさんの前向きな性格を裾分してもらった気
    持ちになって焦らず頑張ります。いましばらくお待ち下さい。

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  5. 書き込みありがとうございました。

    私は元気です。

    言わなくても知ってる?
    そうですね、ほほほ。

    良識の府にきちんと
    良識が宿りさえすれば
    どなたが議員になっても
    有効ですね。

    お体のほう
    少しずつ快方に向かいますように。
    苦痛を伴うこともありますし
    精神的にきついことが多々あるでしょう。
    めげないでくださいね。

    応援しております。

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