写真・図版駅長に就任した「よんたま」と小嶋光信社長(右)=紀の川市貴志川町神戸

 和歌山電鉄伊太祈曽駅(和歌山市伊太祈曽)の駅長見習いを務めていた三毛猫「よんたま」が5日、駅長に昇格し、小嶋光信社長から辞令が交付された。貴志駅(紀の川市貴志川町神戸)で交付式があり、よんたまはファンら約150人に囲まれて華々しい駅長デビューを飾った。
 よんたまは、メスで生後1歳8カ月。昨年1月5日に伊太祈曽駅の駅長見習いに就任。小嶋社長の面接を何度か受けて、駅長に昇格した。
 この日、よんたまは、ゴールドの線が入った駅長帽子と首に付ける駅長メダルを受け取り、何度も「にゃー」と鳴くなど集まったファンの祝福に応えた。和歌山市立宮小6年の小堀瑞姫さん(12)は「すごくかわいかった。しっかり駅長の仕事を務めてほしい」と笑顔を見せた。
 よんたまは伊太祈曽駅で月曜と金曜を除く午前10時から午後4時まで勤務する予定。問い合わせは同電鉄(073・478・0110)。