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2017年12月23日土曜日

来年は戌年、そこで犬のお話を・・・ 丹生都比売神社に「ご神犬」参拝者にお披露目へ                                                      

丹生都比売神社に「ご神犬」参拝者にお披露目へ                                                      


2017年12月22日

 高野山(こうやさん)と関わりの深い、かつらぎ町の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社に、紀州犬(きしゅういぬ)が「ご神犬(しんけん)」として奉献(ほうけん)されることになりました。
戌年(いぬどし)の来年(2018年)から、月に一度の祭礼の際、参拝者にお披露目されます。

ご神犬として奉献される「すずひめ号」(丹生都比売神社のチラシより)

「高野山開創縁起(かいそうえんぎ)」や「今昔物語(こんじゃくものがたり)」の中で、今から1200年前の弘仁(こうにん)7年(817年)唐(とう)での修行から帰国した弘法大師・空海(くうかい)が、丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)の息子・高野御子大神(たかのみこのおおかみ)の使いの白と黒の犬に導かれて高野山にたどり着き、真言密教を開いたと伝えられていることや、来年が戌年(いぬどし)であることにちなんで、互いに密接なつながりを持つ高野・伊都地域の信仰にわかりやすく親しんでもらおうと、初めて行われる取り組みです。
ご神犬は、まもなく生後1年となるメスの紀州犬「すずひめ号」で、あさって(16日)の午前10時に、地元の人から丹生都比売神社に奉献され、神事のあと参拝者にお披露目されます。
そして、来月(2018年1月)から、毎月16日の「月次祭(つきなみさい)」にすずひめ号も参拝し、午前10時からと午後1時からの2回、参拝者の前に姿を見せることになっています。
丹生都比売神社の丹生晃市(にう・こういち)宮司は「すずひめ号は、目標を持って何かを始める人にとっての『みちびきの神』として、災いが『去ぬ(いぬ)』魔除けとして、そして高野・伊都地方の信仰を伝える身近な存在となるでしょう」と話しています。
これにあわせて丹生都比売神社では、ご神犬のモデルとなった白黒2頭の紀州犬のキャラクターデザインの募集を、あす(15日)から来年3月25日まで行うことになり、プロ・アマ・年齢・居住地を問わず、誰でも自由に応募することができます。
最優秀賞の受賞者には賞金10万円が贈られるほか、作品は丹生都比売神社や世界遺産のPRなどに用いられるということです。
詳しくは丹生都比売神社のウェブサイトに掲載されています。

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