串柿づくりが最盛期、かつらぎ町四郷の晩秋の風物詩・11/10
かつらぎ町の四郷(しごう)地区では、正月の縁起物の串柿づくりが最盛期を迎え、農家の軒先などには串に刺した柿が吊され、山里に秋の深まりを告げています。
大阪との府県境に近い、かつらぎ町の滝(たき)広口(ひろくち)東谷(ひがしたに)平(たいら)の四郷地区は、和泉(いずみ)山脈を吹き下ろす冷たく乾いた空気が串柿づくりに適していて400年以上の歴史があり、およそ70軒の農家が串柿を生産しています。
皮をむいた渋柿(しぶがき)を、長さ50センチほど竹串に10個ずつ刺し、天日(てんぴ)干しのために、10本ずつロープで編んで、干し場に吊します。この景色が柿の玉すだれのようで、この地域の晩秋の風物詩となっています。
串柿づくりの作業は、今月(11月)下旬まで続き、来月(12月)中旬には、主に京阪神方面に出荷されます。そして、正月には各家庭で、縁起物として、鏡餅(かがみもち)や橙(だいだい)とともに、三種の神器に見立てて飾られます。
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