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2016年11月23日水曜日

イチローは“別格枠”「今日引退しても殿堂入り」 米紙が報道!

イチローは“別格枠”「今日引退しても殿堂入り」 米紙が殿堂候補の選手特集/11月23日

米国社会は「自己責任と実力社会」、それを有するモノが多くの尊敬を集める。米国大リーグマーリンズのイチロー選手は、そんな実力を持った希有な存在、以下それを証するメディア報道!
画像:イチローは“別格枠”「今日引退しても殿堂入り」 米紙が殿堂候補の選手特集

 「殿堂入りに最後のプッシュが必要な5人」を列挙、イチローはそこに入らず…
 
  米メディアが将来的な米国野球殿堂入り選手を特集した記事で、マーリンズのイチロー外野手が「今日引退を宣言しても殿堂入りする」という別格の扱いで登場している。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が「殿堂入りに最後のプッシュが必要な5人のMLBスター」との見出しで伝えている。
 特集では、メジャー屈指のスーパースター5人をクローズアップしているがが、イチローについてはその“候補者”たちとは別に、現役最強打者とともに“別格枠”として紹介。同紙の名物コラムニスト、ジョエル・シャーマン氏は「これはミゲル・カブレラやイチロー・スズキのような、今日引退を宣言しても(殿堂に)選出されるであろう選手についての記事ではない」とレポート。タイガースで2012年に3冠王に輝いたスラッガーのカブレラ、そして史上30人目のメジャー通算3000安打を達成したイチローは、疑いの余地のない殿堂入り選手と定義している。
 クーパーズタウン行きのために、最後の奮起が必要な5人にも錚々たるメンバーが並ぶ。その1番手はマリナーズのロビンソン・カノ内野手だ。記事では、カノが今季自身6度目となるリーグMVP8位以内に入ったことを紹介。さらに、キャリアハイの39本塁打を放つなど健在ぶりを示したことにも言及し、「カノは二塁手として3000本安打、400本塁打が見込まれている。それを達成すれば、容易に有資格1年目の選出候補になる」と分析している。カノは現在、メジャー通算2210安打。マリナーズとは契約をあと7年残している。

現役では別格の存在として尊敬集めるイチロー

 2番手はマリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手。ただ、「キング」の異名を持つ右腕の今季について、特集では「間違いなくワースト」と一刀両断している。これまでサイ・ヤング賞受賞は1度ながら、さらに2度も2位に選出されていること、今季は13勝12敗という成績だったことも紹介。通算154勝の右腕は、殿堂入りのために「あと5シーズンの活躍が必要」だという。
 3番手はジャイアンツのバスター・ポージー捕手だ。3度のワールドシリーズ制覇に貢献したスター選手についてシャーマン記者は、MVP、最優秀新人など輝かしいキャリアを送ってきたことを振り返りつつ、最も肉体的な負担の多い捕手というポジションによる成績の低下を懸念。まだ29歳だが、通算116本という本塁打の少なさも指摘している。
 そして、4番手はナショナルズのマックス・シャーザー投手。今季2度目のサイ・ヤング賞に輝いた右腕については、2度のノーヒットノーラン、1試合20奪三振という偉業を紹介し、「史上最高のパワーピッチャーの1人」と評価している。ただ、殿堂入りには今季レベルの活躍があと2、3シーズン必要だという。
 5番手はメジャー屈指の巧打者として知られるレッズのジョーイ・ボット内野手。記事では、MVP1度、史上12番目の出塁率(.425)、同18番目のOPS(出塁率+長打率、.961)という素晴らしい成績を残す名手であることに振れ、ポストシーズンでの活躍がないことが懸念材料としている。
 イチローはカブレラやアルバート・プホルス内野手(エンゼルス)とともに、現役ではまさに別格の存在として、米国内でも尊敬を集めている。ただ、殿堂入りの資格が発生するのは5年後。記事では「今日引退しても…」とされているが、50歳まで現役続行を掲げているイチローだけに、55歳以上で殿堂入りとなるのだろうか。

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