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2016年11月1日火曜日

イチローの輝きが「マーリンズに活力与える」、米メディアが特集

イチローの輝きが「マーリンズに活力与える」、米メディアが特集

  11月1日(火)

画像:イチローの輝きが「マーリンズに活力与える」、米メディアが特集
 
日本シリーズも日本ハムの優勝で幕を閉じましたが、米国大リーグではマーリンズのイチロー選手の働きが今もって話題になっている。イチロー選手の総括という意味でここに紹介しよう!
 
 
 

   イチローの金字塔もマーリンズに「活力与えた」事象の一つ

 今シーズン途中までプレーオフ進出争いを繰り広げながら、中盤戦以降失速したマーリンズ。シーズンの最後にはエースのホセ・フェルナンデス投手が24歳の若さで事故死し、マイアミは大きな悲しみに包まれた。そんな失意の球団について、米メディアが今季において2017年に向け光明となった出来事を特集。イチロー外野手の金字塔も特筆している。
 米野球専門メディア「ナックルボール」がマーリンズがシーズンを終えたタイミングで特集記事を掲載。「マーリンズは2017年に前向き」との見出しでレポートした。
 今季、マーリンズはナ・リーグで79勝82敗の借金「3」で東地区3位に。ワイルドカード争いでもプレーオフ出場圏の2位まで7.5ゲーム差をつけられるなど、満足いく結果を残せなかった。それでも特集では今季の明るい材料を5つピックアップし、「それらはチームに活力を与えた事柄であり、また、来季のマーリンズを楽観的にさせるだろう」とレポート。最後の項目にイチローの3000安打達成を挙げている。
 今季イチローは4番手の外野手としてスタートしながら前半戦は好調を維持。4月29日にはメジャー通算500盗塁、6月15日には日米通算でピート・ローズのメジャー最多4256安打超えを達成するなど次々と金字塔を打ち立てた。

イチローが見せた輝きを称賛、「非常に素晴らしいシーズンを送った」

 7月以降は徐々に打率を落としたものの、8月7日のロッキーズ戦の第4打席で三塁打を放ち、メジャー史上30人目の3000安打を達成。米国出身者以外での達成はロッド・カルー(パナマ)、ロベルト・クレメンテ(プエルトリコ)、ラファエル・パルメイロ(キューバ)に続いて史上4人目で、北中米出身者以外では初の快挙となった。また、3000安打&500盗塁はリッキー・ヘンダーソン、ルー・ブロック、タイ・カッブ、エディー・コリンズ、ポール・モリター、ホーナス・ワグナーに続いてMLB史上7人目。デビューから16シーズン目での達成はピート・ローズと並んで史上最速となった。
 ベテラン外野手が打ち立てた金字塔について、記事では「2016年、偉業を達成しようとするイチローを見るのは楽しかった」と言及。「イチローは個人としてだけではなく、チームの一員としても輝きを見せた。そして彼は非常に素晴らしいシーズンを送った。イチローは143試合に出場し打率.291を記録。魅惑的な3000安打への冒険の中で、彼はチームを勝利に導いた」とレポートし、来季につながるような好材料の一つに挙げた。
 またそのほかには、左翼が本職のクリスチャン・イエリッチが中堅もそつなくこなしたこと、マーティン・プラドを三塁手として固定できたこと、捕手のJ.T.リアルミュートの躍進、一時的ではあるもののプレーオフ進出争いへと導いたドン・マッティングリーの手腕などを挙げている。
 イチローはすでに来季もマーリンズへの残留が決まっており、その際、2018年の契約オプションも追加された。10月22日に43歳を迎えたベテランは来季も周囲を驚かせるようなプレーを見せられるか。新シーズンの活躍が期待される。

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