イチロー、金字塔へあと「４」　２３日から本拠地マイアミ１０連戦

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八回に２９９６安打目となる右前打を放ったイチロー。敵地のスタンドとは一転、本拠地ではスタンドのファンの目をくぎ付けにしてくれるはずだ

　

 フィリーズ３－９マーリンズ（２１日＝日本時間２２日、フィラデルフィア）米大リーグ、マーリンズのイチロー外野手（４２）は、フィリーズ戦に「１番・右翼」で４試合ぶりに先発出場して２安打を放ち、メジャー通算３０００安打まであと「４」に迫った。

 「１打席で２安打は打てない。いつも安打を打とうとしていることも変わらない。もう何回もこういうことを経験してきている。だから、僕が変わることはない」
　米国野球殿堂入りの目安とされる金字塔が迫っても、４２歳は涼しい顔だった。１安打目は四回二死から遊撃へ。八回一死一塁では右前へはじき返した。今季１８度目の１試合複数安打で通算安打を「２９９６」とした。
　
  ２２日（日本時間２３日）からの本拠地１０連戦での達成が、現実味を帯びてきた。ただ、当のイチローは「代打で１０試合、１０打席なら難しい。当たり前だけど。前向きかなんて俺、知らないよ。後ろ向きな人もいてほしいな」とニヤリ。地元ファンの熱い視線を背に、クールにその瞬間へと向かう。