ブログ アーカイブ

2015年11月30日月曜日

平成27年度「県名匠表彰」に 橋爪靖雄さんも選ばれました





 平成27年度「県名匠表彰」に漆芸家の橋爪靖雄さんも選ばれました

洋画風の図柄を取り入れた作品は全国的に評価が高く

59年の第16回日展の工芸部門で県内初となる特選を受賞。

同54年度には県文化奨励賞、平成12年度には文化功労賞を受けられています。

代表作に千葉県の八富成田斎場エントランスホール

和歌山市のホテルアバローム紀の国エントランスなどの漆壁画があります。

黒江の浄國寺本堂の天井に「四季の草花と星座」をテーマにした

「蒔絵天井画」もすばらしい作品です。

平成27年度和歌山県名匠
橋 爪 靖 雄
はし づめ やす お
◎ 業績及び経歴

 昭和10年に海南市で生まれた氏は、同じ漆
芸家であった父、義雄氏の影響を受け、23歳
の時に自分も漆芸家の道を歩むことを決意、
上京して漆芸家・佐治賢使氏のもとで下地か
ら蒔絵、螺鈿、平脱・平文などの伝統的な手
法を学んだ。
 

昭和37年に帰郷し、漆工芸制作に入る。同年
第5回日展に初入選し、以降入選を重ね、昭和
40年には郷土漆工芸の発展を目指し、若手漆芸
家による「グループ漆」の創設に貢献した。
 

氏の作品は、会得した伝統の技法を駆使
し、洋画風の図柄を取り入れるなど、伝統を
踏まえた上で進取を備えた漆工芸品として全
国的にも評価が高く、昭和59年の第16回日展
において工芸部門では県下初の特選を受賞。
また、本県の文化振興に対する功績から、昭
和54年度に和歌山県文化奨励賞、平成12年度
には文化功労賞を受賞した。

 「先人の誇る技術を一人でも多くの人に
知ってもらいたい」と伝統の技と常に向き合
い、数多くの傑作を生み出してきた。

 代表作には、成田市・八富成田斎場エント
ランスホール、海南市保健福祉センターふれ
あいホール、アバローム紀の国エントランス
ホールなどの漆壁画がある。近年も、海南市
浄國寺に「四季の草花と星座」をテーマにし
た蒔絵天井画を完成させるなど、創作活動は
おとろえをみせることなく、真摯に制作に取
り組む姿勢は、その作品にも表れており、長
年にわたり、漆工芸の振興普及に尽力した功
績は誠に多大である。
職  種:漆芸家
住  所:和歌山県海南市
生年月日:昭和10年1月4日
まき えら でんへい だつひょうもん

----------------------------------------------------------------


橋爪靖雄氏とは、幼稚園以来の友達で小・中・高校と一緒でしたし、趣味も重なって

いましたので、お互いの家を行き来したことがよくありました。

最近わたしは、余り外出の機会がありませんが、「紀三井寺緑道」で、よく彼と出会い

ました。制作の合間に気分転換を兼ねて、いつもカメラを携帯しての散歩か、作品の

モチーフ探しか、緑道の両側の花壇に咲く草花をカメラに納めていました。

彼の作品を見ると、名もなき野草を図案化したものが多いのは、これらの成果でしょう。

 
この掲載記事は「黒江ぬりもの館」のブログから借用しました。もちろん彼は黒江の

漆芸家で、全国区の漆芸作家なのです。

橋爪靖雄氏、奥様、お嬢さんの親子三人展を開催されていましたが、奥様が体調を崩され

今はお嬢さんと二人の親子展を開かれております。

親しい友達に有名人がでることは喜ばしく、○○さんと友達同士だということで話が盛り上がりますから・・・!


橋爪氏のブログ:「漆工房」
http://www.urushikobo.com/

 

0 件のコメント:

コメントを投稿