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2014年1月7日火曜日

世界で4体しかない「ニホンオオカミ」(剥製)を展示中(自然博物館)です!

 ネコにつづいてイヌの祖先と云われるオオカミの話です。

地元県立自然博物館では現在世界で4体しかないと云われている「ニホンオオカミ」(剥製)を目下展示中です。一寸やソットで見ることができないだけに、時間がとれればぜひ共お立ち寄り下さい。ご案内します!

収蔵資料特別展示
「ニホンオオカミ」
 

 
このたび、自然博物館では収蔵資料の期間限定特別展示として「ニホンオオカミ」の展示を行います。
 

1905年(明治38年)を最後に記録が無く、絶滅したと言われているニホンオオカミ。その剥製標本は大変貴重で世界でも4体が現存するのみです。そのうちの1体を和歌山大学より寄託を受け、当館で収蔵しています。
 

このたびの展示ではこの貴重な標本を通して、自然の壊れやすさ、大切さを感じていただけたらと思います。
 
 
標準和名ニホンオオカミ
学名Canis hodophilax Temminck
分類学的位置 哺乳綱 食肉目 イヌ科 オオカミ属
採 集 日1904年(明治37年)頃
採集場所奈良県大台山系(詳細不詳)
採 集 者不詳
寄 託 者和歌山大学
大 き さ体長100cm 体高73cm 肩高62cm
展示期間  平成26年1月4日(土)~平成26年1月31日(金)
10展示場所第2展示室
 


この標本は和歌山大学に収蔵されていたものを、当館で寄託を受け収蔵している物です。


ニホンオオカミは1905年1月に奈良県東吉野村で捕獲されたのを最後に、絶滅したと言われています。現在は剥製や骨格標本でしかみることができません。


ニホンオオカミの剥製は世界で4体、国内でも3体しか現存していません。この標本はそのうちの1体で非常に貴重な物です。


その他の剥製は国内では国立科学博物館と東京大学農学部、海外ではライデン王立自然史博物館に収蔵されています。

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