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2013年5月17日金曜日

「第7回全国鈴木サミット&フォーラム」:5/21~22

   全国的に観光売り出し・景観保存が盛んになるなか、地元では「熊野三山」「熊野古道」が世界遺産登録され、日本全国全国津々浦々に「熊野信仰」を広める役割を担ったとされる「鈴木姓」(出自・熊野)の全国的な集まりが、地元海南市で7年ぶり第7回目として、来る5月1~22日開催される。

JR海南駅に掲げられた幟
 
 
 また、鈴木姓の総本家に当たる藤白にある「鈴木屋敷」(熊野信仰を全国へ広める拠点)が老朽化し、まもなく朽ち果てそうな状態なのでこれを復元し、海南市藤白にある藤白神社が熊野詣での入口といわれる中で、同神社のすぐ近くにある「鈴木屋敷」の復元が叶えられれば、観光スポットとしての意味が高まるので、その願いも掛けて開催されるようだ。

このことについて、地元ニュース和歌山が記事を掲載されたので、お許しを得て転載させて頂いた。そしてこれを主宰する藤白鈴木会の開催案内を併せて掲載することにした。
            
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 ※ニュース和歌山2013年4月27日号掲載
「第7回・鈴木サミット&鈴木フォーラム」開催のお知らせ!
鈴木屋敷 復元整備の一歩に

7年ぶりサミット

                

 日本で最も多い姓とされる「鈴木」の発祥地、海南市で「第7回全国鈴木サミット&鈴木フォーラム」が5月21日(火)と5月22日(水)に開かれる。

 鈴木姓の元祖、藤白鈴木氏が住んでいた鈴木屋敷が同市の熊野古道沿いに残るが、老朽化が激しく、関係者は今回のイベントを屋敷復元のきっかけにしたい考えだ。

主催する藤白鈴木会の平岡溥己事務局長は「復元できれば全国唯一の観光スポットになる。地元の方にも鈴木姓のルーツが海南にあることを知ってもらう機会になれば」と話している。名字発祥地 海南で・・・!

義経も滞在?

 第1回全国鈴木サミットは1998年。鈴木家分家がある秋田県羽後町に全国の鈴木さんが集まり、交流を深めた。その後は不定期開催で、今回が7年ぶり7回目。
 サミット開催4回目となる海南市には、熊野信仰を全国に広める鈴木氏の活動拠点だった屋敷がある。

 熊野詣でが盛んになった平安時代末期、熊野の鈴木氏が移り住んだ。鎌倉時代、源義経が幼少の頃に滞在したことがあると伝えられるほか、江戸時代の地誌書『紀伊国名所図会』には縁側で人々が語り合う様子が描かれている。
 今残るのは、江戸時代後期〜明治時代初期に建てられたものと見られる。

 藤白鈴木氏は1942年に当主が亡くなって断絶し、戦後は藤白神社が管理。しかし、屋根が一部崩れるなど傷みが激しく、修復・復元には多額の費用が必要だ。
 

 今回のサミット開催は、2年前、同神社の吉田昌生宮司、海南商工会議所の角谷勝司会頭らが羽後町にある国重要文化財、鈴木家住宅を訪れたのがきっかけだ。

 現地に藤白鈴木家の分家であることが紹介されているのを見た角谷会頭が、地元海南にある本家の整備・保存を提案した。その後、同会議所や市、語り部の会会員らがサミットの準備を進めてきた。

観光振興を期待

 同市は藤白坂とその周辺の国史跡指定をめざし、2007年から整備に取り組んでいる。市生涯学習課は「今回のイベントで鈴木屋敷の注目度が高まれば、復元への機運につながるはず」と歓迎。

 イベント開催に合わせ、同神社が全国の鈴木さん2800人に屋敷復元への寄進を呼びかけたところ、100人から協力の申し出が届くなど、開催前からムードは盛り上がりつつある。
 

 藤白鈴木会の平岡事務局長は「全国に200万人いると言われる鈴木さんの一部がこちらに足を運んでくれるだけでも観光面で効果は大きく、漆器など地場産業への振興につながるはず。屋敷を復元し、熊野古道の歴史を紹介する施設も併設できればいいですね」と夢を膨らませる。
 

 イベントは両日とも午後1時から、同市日方の保健福祉センター。5月21日は藤白鈴木家のルーツに関する話や、藤白鈴木家と秋田鈴木家のつながりを示す資料展。定員150人。5月22日は自動車メーカー、スズキの会長兼社長、鈴木修さんが「スズキの海外進出」と題し講演。定員500人。
両日とも鈴木さん以外の参加も可。希望者は藤白鈴木会(073・482・1123)。先着順。
写真=老朽化が進む鈴木屋敷
ニュース和歌山2013年4月27日号掲載
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 「鈴木屋敷復元」をかけて「鈴木フォーラム&サミット}開催!

 

 

写真・図版

     江戸時代の「紀伊国名所図会」に描かれた鈴木屋敷=藤白神社提供
写真・図版
スズキの鈴木修会長兼社長
 
 今回のサミットには、秋田県の分家で、源義経の家臣だった鈴木三郎重家の子孫、鈴木杢之助重広(もくのすけしげひろ)さんがパネリストとして参加。フォーラムには世界にその名を広めた大手自動車メーカーのスズキの鈴木修会長兼社長も駆けつけ、「スズキの海外進出」と題した基調講演をする。
 主催団体の一つ紀州藤白鈴木屋敷を育てる会(海南市)では、サミットに合わせて「紀州藤白鈴木屋敷ものがたり」「これが鈴木の本家?」の2種類の冊子を発行し、寄付に協力してくれた人には無償で提供するという。問い合わせは同会(073・482・1123)へ。

  「鈴木サミット&フォーラム」開催案内
全国の鈴木姓のルーツである、和歌山県海南市において、第7回全国鈴木サミット&鈴木フォーラムが開催されます。
全国の鈴木様、また鈴木姓のルーツに興味のある方は是非ご参加下さい。

・開催内容

5月21日~5月22日に、全国の鈴木様、鈴木姓のルーツに興味のある皆様をお招きし、全国鈴木サミット&筋記フォーラムを開催します。開催内容は以下の通りです。
参加申し込み期日は、平成25年5月13日(月)までとなります。
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第7回全国鈴木サミット&鈴木フォーラム開催
     

    (開催主旨)
    海南市の熊野古道及びその周辺には、9つの熊野古道王子跡を初め、「鈴木さん」のルーツといわれる鈴木屋敷、万葉の悲劇のプリンス有間皇子の遺跡や藤白坂、筆捨松など、多くの歴史的・文化的資源に恵まれた歴史文化の香り漂う情緒あふれる地域であり、また平成16年7月に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に代表される熊野地域へ続く参詣道であります。
    なかでも鈴木屋敷は、かつての熊野信仰を全国に広める活動拠点となり、熊野詣の際には多くの皇族が訪れ宿泊・休憩所兼遥拝所となるなど海南市の歴史的価値のある存在でありましたが、現在は鈴木屋敷も老朽化が著しく、これを歴史的文化財・観光資源としてうまく活用できていないのが現状であります。
    このような状況を踏まえ、地域住民・商工会議所・行政が一体となって鈴木屋敷及びその周辺の一体的整備を図り、地域振興・観光振興の拠点づくりを進めるための醸成を目的に全国鈴木サミット&鈴木フォーラムを開催いたします。
    0参加申込期日5月13日(月)迄、定員にかぎりがございますので、事前に「入場券」をお渡しします。入場券ご希望の方はお問い合わせください。
    0参加費
    (イ) 2 1日サミットの参加希望の方は有料(記念写真・記念品等)
    (口) 22日フォーラムの参加希望の方は有料(昼食(鈴木弁当)、記念品等)
    (ハ) 22日フォーラムの基調講演のみ参加希望の方は無料
    (二)両日参加希望の方は宿泊施設のご紹介いたします。
    0お問い合わせ藤白鈴木会事務局
    干642:0034和歌山県海南市藤白448番地
    TEL 073-482-11 23 携帯090-9543-7971
    FAX 073-482-1200 073-483-3870


    ・「藤白鈴木会」:http://www.iris.dti.ne.jp/~min30-3/magoichi/fujisiro.htm

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    全国鈴木サミット
    ・開催日: 平成25年5月21日(火)午後1時~4時
    ・場 所:  海南市保健福祉センター2階ホール
    ・定 員:  150名

    鈴木フォーラム

    ・開催日:  平成25年5月22日(水)午後1時~午後4時
    ・場 所:   海南市保健福祉センター2階ホール
    ・見学会:  午前中(9:00~11:30)
    紀州漆器館、中野酒造、藤白神社、鈴木屋敷等
    ・定 員:500名

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    「鈴木屋敷」の歴史知って 角谷会頭が本制作:「わかやま新報」・05月12日

     
         
         
    「鈴木さん」 の宗家とされる海南市藤白、 「鈴木屋敷」 を広く知ってもらおうと、 海南商工会議所の角谷勝司会頭 (78) が、 ルーツを記した一冊とリーフレットを制作した。
     

     地域の貴重な文化遺産を守り、 その価値を正しく後世に伝えるため、 歴史を訪ね、 伝わる話をまとめた。 発行は非営利の任意団体 「紀州藤白鈴木屋敷を育てる会」 から。 本やリーフレットで関心を高めてもらい、 老朽化が進む鈴木屋敷の保存、 復元、 再生へ向けた取り組み、 観光資源として育てていく活動を盛り上げていく。
     

     本のタイトルは 「紀州藤白 『鈴木屋敷ものがたり』」。 A5判75㌻で 「鈴木さん」 のルーツや広がりについて詳しく解説している。 リーフレットは子どもが見て分かるようイラストをふんだんに使用。 市内の中学校やイベント時に配布していく。
     

     発行、 制作の数は本が1000冊、 リーフレットが3000部。 角谷会頭は 「鈴木屋敷についての所説を知る人が少なく、 高齢になり、 その火を絶やさず何とか育てていこうという思いで作りました」 と熱く、 「鈴木さんだけでなく、 地域の方や若い人ら皆さんに関心を持ってもらいたい」 と話している。  問い合わせは藤白神社内の同会 (℡073・482・1123)。
                                                     以上

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