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2012年10月10日水曜日

庭石は実は県内最大級のアンモナイトだった

わが家のすぐ東にある「県立自然博物館」に寄贈された庭石は実は県内最大級の「アンモナイト」の化石だったという、世にも珍しいお話。県立自然博物館HPからお借りしました。


 県内最大級!
庭石は巨大アンモナイト
 



見つかった化石(上、右)



 
 自然博物館ではこのたび、寄贈いただいたアンモナイトの化石を展示します。庭石として置かれていた石が、実は巨大なアンモナイトでした。このアンモナイトの化石は、県内で発見されたものの中では最大級のアンモナイトです。
 
名  前ゴードリセラス・インターメディウム
学  名Gaudryceras intermedium
産  地和歌山県有田郡有田川町
地  層外和泉層群
年  代中生代白亜紀後期
(約8500万年前)
寄贈者森田准司(じゅんじ)氏
(有田川町在住)
展示物標本1点 解説パネル
展示場所玄関ホール
大きさ直径約40cm
10展示期間平成24年9月28日(金)~12月28日(金)

 
寄贈から展示までの経緯
 この化石は、森田氏の敷地内に長らく庭石として置かれていたものです。森田氏から「変わった石があるので見て欲しい」と相談を受けた当館学芸員が調査したところ、巨大なアンモナイトの化石である事がわかりました。ここまで大きなアンモナイトは非常に珍しく、当館の収蔵品にも例がないため、寄贈をお願いしたところ、快諾していただき、平成24年5月22日当館へ寄贈いただきました。化石のクリーニング作業を経て、このたび展示いたします。
大きさについて
 この標本では、アンモナイトの最も外側にあたる、住房(じゆうぼう)と呼ばれる場所が無くなっています。そのため、このアンモナイトが生きていたときは、最低でももう一回り大きく直径70cmは越えていたと考えられます。これは、これまで記録のある和歌山産のアンモナイトの中で最大級の標本です

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