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2012年7月16日月曜日

日本三大火祭の一つ「那智の火祭」挙行される!

 夏休みの先取と自分で勝手な理由をつけて1週間ばかりブログの更新を怠っておりましたら、この間真夏に向かってカレンダーは着々と進んでいました

いわく14日は日本三大火祭の一つである地元熊野那智大社の「扇立祭=火祭」昨年9月の台風12号に被災し社殿は半ば土砂で埋めつくされ、ご神体である滝や滝口は大きな落石で姿を変え、斎場は破壊され今年の挙行は危惧されていたなか、こんな時こそやり遂げなければとの関係者一同の不屈の活動が実を結び、見事「那智の火祭」開催へと漕ぎつけた行事・神事をなしとげた。これはひとり昨年の台風被災の地元民だけでなく、遠く東北大災害に被災した東北の方々にも勇気を与えたと報道されていた。

同じく京都では14.5.6日は祇園祭の宵々山・宵山、明けて17日は「山鉾巡行」へと本番を迎える。

関西では京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」(25日)のころが夏の暑さの真っ盛りと言われる。
一方で節電を求められるなか、汗を掻くことには厭わず、ただ熱中症にはくれぐれもご注意を払いこの夏を乗り越えたいモノだと想う今日のこの日でした。

那智の火祭:大たいまつ乱舞 台風被災の復興に願い込め・毎日新聞 2012年07月15日 

 和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社で14日、「那智の火祭」があり、大たいまつ(重さ約50キロ)の炎の乱舞が那智の滝前で繰り広げられた。

扇御輿(奥)を先導し、燃え盛る大たいまつを抱え石段を下る氏子たち=和歌山県那智勝浦町で2012年7月14日午後2時12分、竹内紀臣撮影


扇御輿(奥)を先導し、燃え盛る大たいまつを抱え石段を下る氏子たち=和歌山県 那智勝浦町で2012年7月14日
昨年9月の台風12号で被災し、復旧工事が続く中での開催で、町の本格復興に願いを込めた。





 火祭は、熊野の神々が年に1度、12基の扇みこしに乗ってご神体の滝に里帰りする神事。台風による土石流で自宅が全壊し、応急仮設住宅で暮らす宮大工、野田信男さん(64)らが、台風で倒れた滝周辺のヒノキで大たいまつを作った。那智勝浦町市野々の宮大工、野田さんらが作った大たいまつの炎が乱舞した。昨年9月の台風12号で自宅が全壊し、町内の応急仮設住宅で暮らす野田さん。弟子と共に大たいまつ12本を作り、復興の願いを込めた。

 台風12号では9月4日午前0時ごろ、そばの川から土石流が流れ込んでいることに気付き、大事な物を2階に上げた後、「死んでたまるか」と玄関そばの柱にしがみついた。風呂場や玄関などから土砂がどんどん流れ込み、明るくなりかけてきてから「周りの土砂をぶち破って」2階に上がり、妻律子さんと共に外に脱出したという。
その後、避難所や知人宅で生活し、9月26日ごろには仕事に復帰。現在は応急仮設住宅で2人暮らしだ。自宅は1974年に基礎から独力で作り上げただけに愛着が深いが、野田さんは「もう一度再建したいと思っているけれど、難しい。家を探しているけれど、なかなか見つからない」と話す。
大たいまつは、台風12号で倒れた那智の滝周辺のヒノキを使って丹念に作り、今月9日に完成させた。「那智勝浦町頑張れ、和歌山頑張れと願いを込めて作った」と語った。
烏帽子(えぼし)に白装束姿の氏子たちが、滝の前で点火された大たいまつを担いで参道の石段を上り、扇みこしと合流。掛け声と共に石段を下り始めると、祭りは最高潮に達した。参道を埋めつくした見物客は約1.2万人。
扇みこしが並ぶ滝前の別宮「飛瀧(ひろう)神社」斎場域は、昨年の台風12号では大社の裏山が崩れて本殿などが土砂に埋まり、今も復旧工事が続く。滝下の扇みこしが並ぶ斎場も三分二が崩壊し一時は開催が危ぶまれたが、「伝統を守り続けたい」と鉄骨を組んで仮復旧。復興への願いを込めて、大たいまつに使うヒノキも今年は豪雨で倒れた木を使った。
福島県国見町の町職員、熊谷朋子さん(27)は「台風被害の爪跡が残る中、復興に向けた地元の人たちの熱気が感じられた。東日本大震災の被災地に住む者にとっては、頑張る姿に共感した」と話した。
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さてさて、この世の中何が起こるかわかりませぬ。翌る15日同じ那智の滝で「とんでも無いハプニング」事件が発生した。熊野那智大社のご神体とされる那智の飛瀑(神域として立ち入り禁止区域)にわが国でも名高いロッククライマーが100mぐらい登ったところを発見され、警告に従い断念しおりたと云うできごとだったそうだ。
和歌山県警新宮署は15日、世界遺産の「那智の滝」でロッククライミングをしたとして、軽犯罪法違反の疑いで、アルパインクライマーとして世界的にも著名な佐藤裕介容疑者(32)=甲府市西高橋町=ら男3人を現行犯逮捕した。
同じく世界遺産の熊野那智大社は、那智の滝をご神体として敷地への立ち入りを禁止。朝日芳英宮司(78)は「2700年の歴史上、こんなことは初めて。ご神体として祭られているところに入るなんて宗教を侮辱されたようなもので、宮司として絶対に許せない」と話している。
ほかに逮捕されたのは、東京都国分寺市東元町の会社員、大西良治容疑者(35)と愛知県春日井市上田楽町の団体職員、宮城公博容疑者(28)。新宮署によると、3人は那智の滝の滝つぼ近くにある「立入禁止」の札がかかった柵を乗り越え、滝の約3分の2の高さ約100メートルまで登った。

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