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2013年10月22日火曜日

台風27/28号の間に生じる「藤原の効果」とは?

10月25/26日にかけて台風27号の進路が近畿直撃コースの心配もあるだけに、今後の進路に大いに気懸かりですが、今回のように複数の台風が同時に発生、進行する場合「藤原の効果」といわれる現象が台風の進路予測を困難にすると云われています。したがって今回の進路予測に大きなブレが生じる可能性もあり、「藤原の効果」を含めて、読売新聞から関連記事を引用させて頂きました。みなさまも今後の台風の情報に十分なご配慮を・・・!

「藤原の効果」…台風27・28号の動向複雑に!

読売新聞 10月22日    
「藤原の効果」…台風27・28号の動向複雑に
 
 台風27号の進路は予想が難しくなっている。もともとスピードが遅く、数日後の位置を予測しにくかった。さらに、27号を追いかけるように進む28号と接近すると、二つの台風が相互作用する「藤原の効果」により、動きが複雑になると見込まれ、予報のブレが大きくなる恐れがある。

 16日に起きた土砂崩れの二次災害を警戒する伊豆大島(東京都大島町)では、台風27号の影響が読めないため、神経をとがらせる。大島町役場の担当者は、「避難が長期化することによる住民の健康への影響も心配だ」と話している。

 気象庁によると、台風27号は、新たに発生した28号が接近する25日以降にかけて、本州に近づく見通しだ。本州上空に停滞する前線を刺激して、西日本を中心に大雨をもたらす可能性もある。

 日本気象協会は「27号はもともと予測が難しい台風だった。それに加えて、今後は藤原の効果があるため、さらに動きが複雑になるだろう」と話している。

 ◇藤原の効果 

 二つの台風の距離が約1000キロ・メートル以内に近づくと、互いに影響して台風が複雑な動きをすること。中間点を中心に、二つの台風が反時計回りに互いを追いかけるように回転したり、小さい台風が大きな台風に吸収されたりする。戦前に中央気象台(現・気象庁)台長の藤原咲平氏が提唱した。

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