紀州忍者「名取三十郎正澄」墓石開眼


先日5月5日に、紀州忍者「名取三十郎正澄」の墓石開眼供養を行いました。
その模様が、各紙に掲載されましたのでご案内致します。
各新聞社のネット記事へリンクしています

わかやま新報http://www.wakayamashimpo.co.jp/2013/05/20130507_24660.html
産経新聞http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130509/wlf13050909420005-n1.htm
ニュース和歌山http://www.nwn.jp/framec/20130525/1/1.html 

紀州忍者「名取三十郎正澄」は、残念ながら日本では地元和歌山市民でさえも知らず、わずかな専門家のみが知り得る隠れた偉人なのですが、
海外では「Ninja」という言葉と共に知れ渡っている非常に有名な忍者です。
「Ninja」とは誰か?という問いに、「Hattori」と「Natori」という答えが返ってくるぐらいだということです。
今回のこの発見も、イギリス在住の日本軍学研究家アントニー・クミンズ氏と翻訳家の南快枝氏の功績によりなり得たものです。

日本ではあまり知られていない名取三十郎ですが、彼の書いた「正忍記」は「日本三大忍術伝書」として並び称されるほどの名著であり、古来より正当な忍術書として伝えられてきました。
また、正忍記のみならず、その著作物からは大変優れた人間性、観察眼、そして哲学にも通じる精神性が感じられます。
現代社会を生き抜く智慧のようなものも盛り込まれていると感じています。
私もまだまだ入り口を垣間見た程度なのですが、本当におもしろい書物を残してくれてますので、少しずつでも読み解いていきその魅力を伝えられればと思っています。

「正忍記を読む会」を考えています。
もし、参加ご希望の方や興味のある方がいらっしゃれば、当寺までご連絡をお願い致します。

※お願い
名取家や名取三十郎のことについて研究されている方や、名取流の縁の方、または何か些細なことでもご存知の方は、当時までご一報くださいませ。

 
正忍記 上巻より
「水鳥の教え」
20130527

水戦要法より
P5270095