徒然なるままに地元の『温故創新』を訪ね歩る記: 全国「鈴木フォーラム&サミット」第2日目！

全国の“鈴木さん”交流、本日は自動車メーカー「スズキ」鈴木修会長兼社長の基調講演行われる！（本日の記事と画像の多くはNHKローカル(和歌山）報道内容と友人提供の会場展示品画像より）

昨21日に、全国で２番目に多い「鈴木」という姓の発祥の地（海南市藤白）とも言われる海南市で、全国の鈴木さんたちが交流を深める催しが開かれました。
「全国鈴木サミット」は、生命保険会社などの調査で、全国で「佐藤」に次いで２番目に多いとされる「鈴木」という姓の人たちの交流を深めようと、１５年前から全国各地で開かれています。ことしは7年振り7回目の開催となります。22日は大会2日目。

「紀州熊野の地から鈴木」姓の人が平安時代から住み、全国鈴木氏発祥の地ともいわれている海南市で開かれ、全国から約１００人の鈴木さんが集まりました。

海南市の中心部から西部を臨む（藤白山からの眺望）

全国から集まった鈴木さん達

「鈴木」姓の由来

122代十数メーターの及ぶ

鈴木氏の氏神をまつる藤白神社では、海南市語り部の会の案内で藤白王子権現本堂を見学しました。ここには本家１２２代目で昭和１７年に亡くなった鈴木重吉さんの位牌と遺影が祀られていて、訪れた人たちは、ご先祖様に手を合わせていました。
また、藤白神社の近くにある鈴木家のルーツ、鈴木屋敷では、訪れた人たちが朽ち果てた建物に驚きを隠せないようでした。

源義経伝説がのこる「弓掛け松」

「曲水宴」

江戸時代後期発刊の「紀伊国名所図会」に描かれた「鈴木屋敷」

（昼食はもちろん名物「鈴木弁当」）

お土産を買うなら・・・

屋敷は、鈴木重吉さんが亡くなってから廃屋になり、昭和５８年の台風などで倒れそうになったため、木材で支えられています。
埼玉県から訪れた鈴木富美子さんは「鈴木屋敷は私たちのルーツとなった場所なので、是非、再建してほしいです」と話していました。

鈴木姓発祥の地とされる海南市で開催された「全国鈴木サミット」は２２日、同市日方の海南保健福祉センターで「鈴木フォーラム」を開き、自動車メーカー「スズキ」の鈴木修会長兼社長（８３）が講演した。最終日のこの日も、全国の「鈴木さん」ら約６５０人が集まり、交流を深めていた。

このため１カ月前に、海南商工会議所などが中心になって「紀州藤白鈴木屋敷を育てる会」が結成され、紀伊名所図会に描かれているような屋敷に復元しようとしています。
育てる会の宮本勝利副会長は「文化的・歴史的由緒のある鈴木家のルーツとなる屋敷なので、とにかく保存して復元し、国や県市の重要文化財に指定されるまで活動を続けます」と話していました。
一方、午後からは海南市の海南市保健福祉センターでフォーラムが開かれ、まず、紀州藤白鈴木屋敷を育てる会の坂本泰一会長が「今回のイベントを鈴木邸復元の一歩にして観光や海南市の振興につなげたい」と挨拶しました。

このあと、自動車会社「スズキ」の会長兼社長・鈴木修氏が「基調講演」され、

鈴木会長は「スズキの海外進出」と題して講演。主力商品である軽自動車が一般に普及した背景や大型の車を好む欧米ではなくアジアに目を向けて売り込みを続けた結果、インドでは市場占有率トップに立ったことを振り返った。また、スズキが本社を置く浜松市には鈴木姓が多く、「社内では修さんと呼んでもらっている」と紹介。

「海南市はもっと多いと思ったら、１２０人くらいしかいないという。浜松を本家にしたらどうかな」とユーモアたっぷりに話して聴衆の笑いを誘い、「お互いしっかり頑張りましょうね」と呼びかけて締めくくった。

また、全国鈴木氏発祥の地にある老朽化した「鈴木屋敷」復元を果たし、本家復興による所在地である和歌山県海南市の厚い要望に応えるべく、一方海南市側では位置的に紀州の熊野への入り口に位置し、九十九王子のうち最も格式が高い五躰王子の一つに数えられ、平安時代各上皇の熊野詣での宿泊所や歌会開催の場所でもあった「藤白神社」と熊野権現信仰と護符を全国的に広める拠点担った鈴木氏の総本家「鈴木屋敷」復元により地元海南市を熊野観光の一大スポットとして売り出そうと目論む海南市や商工会議所の構想実現への大きな前進の一歩となったことは確かで、今後の全国「鈴木会」の動向が注目の的になるであろうとの感触を得た今日の日でした。

ブログで「地元の『温故創新』を訪ね歩る記」を採り上げているわたしには、埼玉県から参加された鈴木富美子さんが言われた”歴史のあるモノは、やはり今後も残していけたらいいな”と発言された言葉が印象的でした！今後とも地元の歴史あるモノを遺し大切にしてゆく必要が大だと強く感じました。まことに有意義な全国鈴木姓フォーラム＆サミットでした。

これで「鈴木屋敷」の復旧もレールが牽かれ,軌道に乗ることでしょう！