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2013年5月15日水曜日

世界ジオパーク目指し「熊野川」川下り(その1)

世界ジオパーク目指し「熊野川」川下り・・・川の両岸には奇岩・絶壁が多い! 



 
 和歌山県南部の貴重な地形や地質をアピールして「世界ジオパーク」への認定を目指そうと、和歌山県新宮市の熊野川で、舟に乗り込んで周囲の地形などを観察する催しが開かれました。

この催しは、串本町の橋杭岩など和歌山県南部に残された貴重な地形や地質の「世界ジオパーク」への認定を目指し、近畿地方環境事務所が開きました。

催しには地元の人たちを中心におよそ20人が参加し、最初に地元の地形に詳しい日本地質学会の後誠介さんが、およそ1500万年前の火山活動でできたとされる熊野川周辺の地形について説明しました。

このあと、参加者は川舟に乗り込んで熊野川を16キロにわたって下り、火山のマグマや、その後の浸食によってできた「骨嶋」と呼ばれる白い岩などを観察しました。参加した59歳の女性は、「1つ1つの地形に何千年、何万年前という歴史があって興味深い。ジオパークへの認定に向けてみんなで頑張っていきたい」と話していました。  

 和歌山県では串本町の橋杭岩や海金剛、古座川の一枚岩、 吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県にまたがる国特別名勝の大峡谷、確かに奇岩や絶壁が多い。例えば本宮町を遡る瀞八町はその幽谷美は古くから世に知られ、太古の自然のままの大峡谷に圧倒されてしまいます。

瀞峡は北山川の上流から奥瀞・下瀞に分かれます。特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれています。荒々しく切り立つ断崖と巨岩、静かな深い瀞の水は神秘的なコバルトブルーに澄みわたり不思議と心が落ち着きます。

風光明媚なこの地は現代人をここが日本であることを忘れさせ、ゆっくりと心に染みわたる感動を与えてくれます。

瀞八丁観光
 

熊野川観光船

熊野川・骨嶋

古座川の一枚岩

串本・橋杭岩
☆               ☆              ☆ 
  
・ジオパークとは?:『ウィキペディア(Wikipedia)』
                     
ジオパークgeopark)とは、地球科学的的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園。地球科学的に見て重要な特徴を複数有するだけでなく、その他の自然遺産や文化遺産を有する地域が、それらの様々な遺産を有機的に結びつけて保全や教育、ツーリズムに利用しながら地域の持続的な経済発展を目指す仕組み。日本ジオパーク委員会では「大地の公園」という言葉を使っている。

・概要 :ジオパークの活動は以下の3つに要約される

1.保全(conservation) - 地元の人たちが大地の遺産を保全する。

2.教育(education) - 大地の遺産を教育に役立てる。

3.ジオツーリズム(geotourism) - 大地の遺産を楽しむジオツーリズムを推進し、地域の経済を持続的な形で活性化する。

 
2004年にユネスコの支援により、世界ジオパークネットワーク (GGN) が発足。ジオパークを審査して認証する仕組みが作り上げられた。ジオパークの活動はヨーロッパで始まり、ヨーロッパと中国に多くの GGN 加盟ジオパークがある。北アメリカ大陸とアフリカ大陸には、今のところジオパークはない。
わが国では、2008年に国内の認定機関として日本ジオパーク委員会 (JGC) が発足。JGC が2008年に認定した地域により、2009年に日本ジオパークネットワーク (JGN) が設立された。JGN 加盟地域は、JGC の審査を受け推薦を受けると GGN 加盟申請を行うことができる(2008年は JGN 設立前であったため、JGN 加盟認定と GGN 加盟申請への推薦の審査が同時に行われた)。2009年8月、洞爺湖有珠山(北海道))、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)の3か所が GGN に加盟を認められ、「世界ジオパーク」となった。

・「世界ジオパーク」

 ユネスコの支援で2004年に設立された世界ジオパークネットワークが認定する。重要な地質遺産が多数あり、歴史や文化、生態系などへ広がりがある
▽地域住民や研究機関が参加する運営組織がある
▽ガイド付きツアーの実施や散策路の整備――などが条件。欧州や中国など27カ国で、88カ所が認定されている。日本には島原半島や山陰海岸など5個所がある
・日本の内容
・洞爺湖有珠山ジオパーク - 2009年8月加盟(日本ジオパークN.Wには2008年12月加盟                      ・糸魚川ジオパーク - 2009年8月加盟(日本ジオパークネットワークには2008年12月          ・島原半島ジオパーク - 2009年8月加盟(日本ジオパークネットワークには2008年12月)      ・山陰海岸ジオパーク - 2010年10月加盟(日本ジオパークネットワークには2008年12月加盟)
  • 室戸ジオパーク - 2011年9月加盟(日本ジオパークネットワークには2008年12月加盟)
      •  

・「日本ジオパーク」

 世界ジオパークネットワークとは別に、日本ジオパークネットワークに加盟するジオパーク。日本ジオパーク委員会が認定している。2012年9月現在、25地域が加盟。
 
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熊野川川舟センター

 


熊野川・小口川, 体験
その昔、熊野三山熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社を巡拝する人々は熊野本宮大社に詣でた後、川舟で新宮、那智をめざしました。
2005年9月、 「川の参詣道」熊野川の川舟下りが復活しました。
素朴な木製の小舟に乗って平安人の参詣への思いを感じてみませんか。

毎年3月~11月の間、道の駅「瀞峡街道熊野川」下の川原から熊野速玉大社横の川原まで16kmを下る川舟が運航されます。川の熊野古道語り部が同乗して ガイドします。
12月から2月の冬季は6名様以上で運航いたします
熊野川風景
釣鐘石(つりがねいし)風景
熊野川風景
船頭さん
熊野川風景
乗客たち
昼嶋上陸風景


風景

続いて「南海トラフ」大地震研究グループが串本・「橋杭岩」の成り立ちを研究した結果、過去の大地震がもたらした「置き土産」であることを、14日公式発表した。このことを紹介する!

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