ブログ アーカイブ

2012年12月29日土曜日

迎春行事・那智の滝の〆縄張り替えと通天閣の干支引き継ぎ式

2012年もあと3日もすれば「往く年」「来る年」を迎えるころとなりました

 

この「新年」を迎えるに当たり、恒例で必ず行わねばならない神事や行事があります。

その一つは、南紀・那智勝浦町の熊野那智大社の別宮「飛瀑神社」のご神体・高さ133メートルの那智の滝に張られた〆縄の取り替え神事です。こちらは凍てつく流れのなか、神職らの手によって厳粛な雰囲気の中で厳かに執り行われました。

また、31日と元旦早朝にかけて三重の塔と那智の滝がライトアップされます。暗闇のなか塔と滝がライトで浮かび上がり幻想的な雰囲気が気持を新たにさせてくれます

 

もう一つは、27日の大阪新世界・通天閣の干支の引き継ぎ式です。「辰(たつ)」から「巳(み)」へ、こちらは「タツノオトシゴ」をもつ通天閣観光社長さんから体長3メートルにも及ぶ「ニシキヘビ」を首に巻いた天王寺動物園園長さんにバトンタッチが行われました。

流石にお笑いの都/大阪だけにお二人が交わされた会話は漫才そのもの、大蛇(だいじゃ)うぶ、「巳」(ミー)に任しときなはれ!そうであって欲しいものです。安倍さん、よろし賴ンまっせ~!

 

・那智の滝のしめ縄張り替え 

那智勝浦町の世界遺産那智の滝では、新年を前に、しめ縄を張り替える作業が行われました。

那智の滝は、熊野那智大社のご神体とされ、毎年7月と年末のこの時期に滝の上のしめ縄を張り替えています。

27日は神職たちが、滝つぼまでの高さが、133メートルある滝の上に上って長さ26メートルある白いしめ縄を張り替えました。

 

 

 

 

 

 

 

しめ縄には神聖な場所であることを表す「紙垂」(しでとは、〆縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である)という白い紙がつけられ、しめ縄の張り替えを終えた神職たちは、祈りをささげていました。

紙垂(しで)
那智の滝は、去年9月の紀伊半島豪雨で境内の一部が流される被害を受け来年夏ごろまで、復旧工事が行われています

大阪から訪れた70代の男性は「まだ復旧工事が行われていて、本当に大きな災害だったのだなと改めて思いました。復旧に向け頑張って欲しい」と話していました。那智の滝は、初詣に訪れる人たちを迎えるため、大みそかの日没から元旦までライトアップされます。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








☆              ☆               ☆
 

・「みらいは巳(ミー)にお任せ!」 大阪・通天閣で干支引き継ぎ式

 7月に開業100周年を迎えた大阪・新世界の通天閣で27日、年末恒例の「干支(えと)の引き継ぎ式」があった。5月に引退した2代目ビリケン像が見守る中、今年の「辰(たつ)」から来年の「巳(み)」へ、一足早くバトンが手渡された。今年で57回目。

 
 
「辰」から「巳」へ干支の引き継ぎ式
 

 「タツノオトシゴ」が入ったグラスを手にした西上雅章・通天閣観光社長(62)は、渋い顔で「エネルギー問題、領土問題、TPP問題など難題山積。腹タツこともあり、リュウ(溜)飲を下げることができませんでした」。

体長3.1メートル、体重17キロの「ニシキヘビ」を首に巻いた高橋雅之・天王寺動物園長(59)は「大蛇(だいじゃ)うぶ(大丈夫)です。日本の巳(み)来は巳(ミー)にお任せを」と返した。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿