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2012年4月4日水曜日

トピックス・和歌山で初めての「メガソーラー事業」、7月操業か!

和歌山県内初のメガソーラー建設へ・04/03

 昨日3日の定例記者会見で、仁坂知事は、和歌山市北西部の県の企業用地「コスモパーク加太」に県内で初めての大規模太陽光発電施設「メガソーラー」が建設されることになると発表しました
和歌山市で県内初メガソーラー事業
メガソーラ計画を正式発表した仁坂和歌山県知事
 県内で初めてのメガソーラーが建設されるのは、県の企業用地がある和歌山市加太・磯ノ浦地区の「コスモパーク加太」で、広島市に本社を置く住宅用太陽光発電システムの設計・施工を手掛ける株式会社ウエストホールディングスが事業を進めることになりました。
 設置場所は、企業用地内でも他の利用法がないおよそ2万8000平方メートルの斜面で、8300枚の太陽光パネルを設置、2メガワットの出力で、一般家庭およそ580世帯の年間消費量を発電できるということです。(1メガ=1,000kw) 

コスモパーク加太は広さ約250ヘクタール。そのうち県土地開発公社が118ヘクタールを単独所有している。県によると、今回のメガソーラー事業はコスモパーク加太内にある南向きの斜面を活用。製造業工場用地としては使えない土地を発電事業に利用するという。県が、年間賃貸料140万円で企業に用地を貸し出します。

コスモパーク加太
県では、斜面を活用することで、安く貸し出せるとしていて、4日、県と企業が進出協定を結び、今年7月からの操業にむけて工事着工が予定されています。

メガソーラ完成予想図

セル設置画像
一方、民間の企業グループからメガソーラーを含めた事業提案が行なわれた旧南紀白浜空港跡地の利用について、仁坂知事は、政策的に賑わいを創出したいとして、雇用を創出できないメガソーラーではなく、温泉地域と連動できる商業施設や研究施設などの事業展開が望ましいとの考えを示しました。
昨年7月の國の再生可能エネルギー全量買い取り制度の審議開始以降、県にメガソーラ事業進出のついて二十数件の問い合わせ・相談が寄せられている。このはなにはソフトバンクも含まれている。仁坂知事は、かねてメガソーラ構想を打ち出し、今後とも企業との採算性が合えば、さらなるメガソーラ進出の可能性もあることを示唆した。
(和歌山・新名所)
 この28,000㎟の土地に8,300枚の太陽光パネルを設置完了の7月以降、見学客が引きも切らず大賑わい間違いなし!われもタイミングをみて馳せ参じするといたしましょう
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(参考)
・メガソーラー発電計画
新エネルギーとしてもっともその開発が注目されている太陽光発電。私たち電気事業者は、この発電をさらに普及・拡充していくために、2020年度までに全国約30地点(電力会社10社合計)で約14万kWの太陽光発電設備を設置する「メガソーラー発電」計画を公表しています。 太陽光という再生可能エネルギーを最大限活用する新しいタイプの発電所です。

・メガソーラー発電とは                                                          電気事業者が進めている大規模な太陽光発電です。 一般家庭の屋根や屋上などに取り付けられている太陽光発電は、おおむね2kWから4kW程度の発電能力ですが、これを大規模にして、1ヵ所で1,000kW~20,000kWという発電能力を持つ発電所を建設します。(1メガ=1,000kw) 

             関西電力:堺太陽光発電所最終完成予想図
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(太陽光発電の豆知識)
 太陽光発電の最重要課題は、セルの太陽光変換効率+単価+耐久性です。原子力発電の代替エネルギーとして、最も期待されているのが「太陽光」です。世界中が前述の課題の改善を目指してしのぎを削っています。

太陽光発電の変換効率



太陽電池の性能を現す最も重要な項目は、変換効率です。
変換効率は、光のエネルギーをどれぐらい電気エネルギーに変換できるかを表す数値です

変換効率 = ( 出力電気エネルギー / 入射する光エネルギー ) × 100  [ % ]

太陽光発電の普及に避けて通れない課題となっているのは発電コストです。
その発電コストを低減させる最も重要な項目は、変換効率だと言えます。


なぜなら・・・
モジュールの変換効率を5%アップさせる事が出来れば、発電コストを5%下げることが出来るからです。(モジュールの単価が変わらなかったとすれば)


また、H24年の国の設置補助金の対象となる機種が以下のように変更されました
(セル変換効率です。モジュール変換効率ではありません。)

シリコン単結晶系16.0%以上
シリコン多結晶系15.0%以上
シリコン薄膜系8.5%以上
化合物系12.0%以上


現在市販されているモジュールで一番変換効率がいいのは

1位 東芝 単結晶型  19.3%
2位 パナソニック HIT単結晶型  17.9%
3位 シャープ 単結晶型  16.5%

となっています。このように現在日本メーカーは、海外メーカーを意識して
価格を下げつつ変換効率を上げているのが現状です。
補助金の狙いもそのようになっています。

変換効率が高い単結晶タイプが安価に製造できるようになれば、発電コスト(設置コスト)が大幅に
下がり、普及に大きくつながっていくと思われます。わが国だけでなく世界制覇も可能でしょう。
わが国では上に挙げたメーカーだけでなく、京セラ、昭和シェル等多くのメーカーが社運を賭けて研究・開発に日夜励んでいます。今後目が離せない分野です。

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