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2013年4月29日月曜日

近場の「琴ノ浦温山荘園」でゴールデンウイークを愉しむ!


春の陽気に誘われて、最近はすぐ東に隣接する「琴ノ浦温山荘園」と同園内のある「和歌山県立自然博物館」を訪ねる機会が随分増えた。

というのも「温山荘園」の一部は無料開放されていてサクラの見どころにもなっているし、自然博物館は65歳以上者は証明になるもの持参で無料になる。勿論ご近所付き合いということで「顔パス」も効くが・・・最近TVや新聞等で珍しい生物が寄贈されて展示しているとの情報も飛び込んでくる!

そういうことで、園内を散策していたら高校時代の国語の恩師・久世正富先生が「琴ノ浦」を詠んだ句碑がいつの間にか「琴ノ浦温山荘園」内に移築されていたのを発見した。

この句碑は元々同園から黒江湾を回り込んだ5Km南西の和歌浦湾や琴ノ浦が眺望できる場所に建立されていたが「説明書き」によれば昨年夏に有志の手によって「琴ノ浦温山荘園」に移されたようだ。短歌の内容は琴ノ浦を詠んだ句であるから、やっと安住の地を得たという処か!

                            (以下クリックすれば拡大し見やすくなります)









 


世正富先生は伊勢の皇學館大学を卒業、長年にわたり旧制中学校・新制高校の「国語(古文)」の教鞭をとられ、県下各高校の校長を務められるなど、県下教育界の重鎮でした。
一方、若い頃から短歌に親しまれ、短歌集や句碑それの県下小中高校の校歌の作詞をされるなで、県下に大きな足跡を残されました。わたしが海南高校在学中は国語(古文)を分かりやすく詳しくお教え頂いたことが、現在でもわが国の古典好きにつながっている。若い頃に受けた薫陶は歳を老いても生き続けるモノだと思う次第である。
          ☆              ☆               ☆



    海南高等学校 校 歌
               作詞 久世 正富
               作曲 永井 幸次

   風は緑に   大野ヶ原   
    希望果てなき 若き日の   
     睦ぶ集いに  香りも高き  
      文化の殿堂  真理の泉   
       幸ある我等  楽し学舎   
        誇れ我等の  海南高校   


   光満ちたる  大野ヶ原   
     燃ゆる若さの 輝きを    
      謳え朗らに  心も清し   
        自由の殿堂  平和の光   
          栄ある我等  床し此の校風 
           薫れ我等の  海南高校   



黒江つつてん踊り  あが家(あがえ)訪問 (県議会議員・雑賀光夫)

◯年◯月十九日あさ、海南市黒江の川端通りの「あが家」を訪問して、「つつてん踊り保存会」の方のお話を聞きました。 「雑賀が訪問する」と聞いて、小学校時代の恩師で保存会の顧問格の先生がわざわざきてくださ ったのには感激。  つつてん踊りは、享和三年飢饉の際、黒江の人たちを救おうと直訴した重根屋伊七の法要とし て盛んになったという。  重根屋伊七のことは、「海南郷土史」に久世正富先生が紹介しておられるのを、たまたま数日 前に読んでいたが、説明の途中で、やっと思い出したような次第。
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・「和歌山県立自然博物館」・・・自宅から東へ約60mにある


 






同館には庭石を鑑定して貰ったら珍しい化石だった石や、地元海南市下津町の川で捕獲して同館に寄贈された大ウナギ、日高川で発見された稀少なハゼ・それに発掘途中の恐竜の化石の一部が展示されるなど、訪ねる毎に新しい発見がある。

同館の駐車場のすぐ西がわが家というヨシミで普段から親しくさせて頂いているが、この度は夫婦で訪ねたので同館の学芸課長さんがお相手をしてくれ、同館で開催するイベントのことでハナシが弾んだ。また、わたしのブログで同館のイベント紹介することも了解をもらい、お互い持ちつ持たれつの関係を保持してゆくことで同意した、というのも同館が屋上に設置している駐車場監視用のカメラが、幸か不幸かわが家も視界にはいっているので、防犯上ありがたいのだ。

そこで、今日訪ねたときの画像を貼り付けて置きたい。




上の2枚は大水槽・大きなモノはエイです

光るクラゲ

最近発見された恐竜の化石の一部・現在発掘継続中です

庭石は実は巨大アンモナイトだった


・オオウナギ、和歌山・海南で捕獲 県立自然博物館で公開 

               海南市下津町の加茂川で捕獲されたオオウナギ=同市船尾の自然博物館

写真・図版 
 

 県のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているオオウナギが、海南市下津町の加茂川で捕獲され、寄贈された県立自然博物館(同市船尾)で18日から一般公開が始まった。
 オオウナギは、体長約65センチ、重さ約640グラム。主に熱帯に生息し、ニホンウナギと違い、体にある黄色っぽい斑点が特徴という。
 加茂川で土木工事をしていた海南市内の建設業者が2月20日、ウナギを見つけた。かった。
 同館によると、これまで県内のオオウナギの生息域は印南町が北限とされてきた。楫善継(かじよしつぐ)学芸員は「オオウナギの生息分布を知る貴重な手がかり」と話す。
 同館は、月曜休み(祝日の場合は次の平日が休館日)。入館料は大学生以上460円、高校生以下と65歳以上は無料。問い合わせは同館(073・483・1777)へ。

・「和歌山県立自然博物館」HP:アドレス:http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/


県内北限を大幅更新!  下津のオオウナギ


 県立自然博物館では海南市下津町の加茂川で
捕獲されたオオウナギを展示します。
 オオウナギは和歌山県のレッドデータブックで、
準絶滅危惧種に指定されれている稀少種です。
これまで県内では印南町の切目川水系が分布の
北限とされてきました。下津町での捕獲はこれまで
の北限を大幅に更新する記録です。

 
種  名オオウナギ
学  名Anguilla marmorata
分類学的位置ウナギ目ウナギ科
採集日2013年2月20日(水)
採集場所和歌山県海南市下津町方 加茂川
寄贈者佐々木 雄一氏
採集方法手網
展示数1個体
全長・重量約65cm・約640g
10展示場所玄関ホール
11展示日2013年4月18日(木)~


 
オオウナギとは
最大2m以上になる大型種で、ウナギ(ニホンウナギ)と異なり体に斑紋があります。
主に熱帯域に分布し、国内では茨城県以南、長崎県以南で記録があります。九州以北では
数が少なく、各地で生息地が天然記念物などに指定されています。和歌山県でも白浜町、
上富田町、田辺市を流れる富田川の一部が国の天然記念物に指定されています。


これまでの県内での記録
白浜町、那智勝浦町、古座川町など県南部では、しばしば捕獲され、これまでの北限は印南
町の切目川水系でした。今回の記録は、大幅に県内の北限記録を更新する貴重な発見です。


寄贈までの経緯
このオオウナギは河川の工事中、重機で川底の砂をさらっていた際に発見されました。工事
関係者が手網で採集し、海南市下津町内で食堂を営む佐々木氏の所へ持ち込まれました。
体色などが普通のウナギと異なる事に気づいた佐々木氏は「もしやオオウナギでは?」と思
い、4月9日に自然博物館へ連絡を頂きました。その後当館学芸員がオオウナギであるだろう
と確認し、寄贈いただきました。






日高川で発見!  稀少なハゼ2種


タビラクチ

ヒゲワラスボ類
 県立自然博物館では御坊市の日高川河口で採集
されたタビラクチとヒゲワラスボ類の稀少なハゼ2種を
展示します。
 タビラクチは、環境省のレッドリスト(2013)では絶滅危惧Ⅱ類に、和歌山県のレッドデータブック(2012)では絶
滅危惧Ⅰ類に指定されている稀少種です。和歌山県内では2002年の田辺市以来11年ぶり3例目の貴重な記録です。
 ヒゲワラスボ類は、分類学的な混乱があるものの環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定され、和歌山県のレッドデータブック(2012)では情報不足に挙げられている種です。県内からの記録は2例目であり、非常に貴重な記録です。

 
種  名タビラクチ
学  名Apocryptodon punctatus
種  名ヒゲワラスボ類
学  名Trypauchenopsis sp.
分類学的位置スズキ目ハゼ科
採集日2013年4月12日(金)
採集場所和歌山県御坊市 日高川河口 干潟
採集方法たも網等
採集者平嶋健太郎(当館学芸員)
全  長タビラクチ 約3~6cm、
ヒゲワラスボ類 約6~10cm
展示場所第1展示室「いろいろな生き物」水槽
10展示日2013年4月25日(木)~


 
タビラクチとは
三重県から九州の干潟に生息する日本固有のハゼの仲間です。体長は最大7cm程度で、大きな口が水平に開き「カエル」のような印象を受けます。干潟の減少や汚染により生息数が減っています。和歌山県では日高川河口以外に田辺市と有田市から見つかっていますが、非常に生息数の少ない魚です。


ヒゲワラスボ類とは
 和歌山県から鹿児島県の干潟や内湾に生息するハゼの仲間です。最大体長は15cm程度で、頭部のヒゲの状態などで複数の種に分かれる可能性があります。普段は泥に潜っているため眼は退化しています。




外に近場で見過ごしていた新しい発見があるものだ!
下は博物館ベランダより西側の和歌山マリーナシティーを臨む!その下はわが家です!




博物館ホールから西へ約60mでわが家です

                                           以上

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