《創新のモデル》
産学官連携技術・島精機「医療用三次元計測装置」開発と同社創立50周年記念イベント開催!
和歌山市に本社のあるニット業界編機・コンピューターグラフィックス大手の株式会社島精機製作所は、和歌山大学や和歌山県立医科大学と連携して「医療用三次元3D計測装置」を開発しました。
「島精機」は地元和歌山に本社を置く世界的に有名なシームレス編機・コンピューターグラフィックス・CAD/CAM等独創的な発想から製品化された商品を誇り、下にあるように社是も「Ever Onward(限りなき前進を続けます)」を掲げる「創新的経営」のモデルとなる超優良企業であるが、この度得意な3D画像分野から産学官の三者連携技術により「医療用三次元計測装置」の開発に成功し、あとは如何にこれを小型化し、医療分野で実用化できるかが課題となる。
以下同社:島正博社長の信念とこの度開発した「医療用三次元計測装置」の概要についてお伝えすることとします。
「全自動手袋編機」の開発を創業の原点とする島精機製作所は、「限りなき前進―Ever Onward」を経営理念に揚げ、常に新しい技術の開発を目指して、惜しみない努力と未知なる領域への挑戦を続けてまいりました。
そして今日、皆様方のひとかたならぬご愛顧により、手袋編機をはじめ、コンピュータ横編機、デザインシステムのトップメーカーとして、高い評価をいただくまでになりました。消費者ニーズがますます多様化していく中、SHIMA SEIKIは今後も、ユーザー業界のさらなる発展のため、「創造力」を発揮して、優れた製品の開発に尽力してまいります 。
総合メカトロニクス企業として、新しい可能性の追求を図るSHIMA SEIKIに、より一層のご支援、ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 島 正博
"和歌山の島精機から日本の島精機に、そして今は世界の島精機製作所へ!"
島精機創立50週年記念祭(11/8) |
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「医療用三次元計測装置」の画像および記事は、「wbs和歌山放送」11/9からお借りしました。
4本柱の計測装置でマネキン人形を測定(島精機製作所本社にて)
わずか1秒程度でスキャンされ3Dデータに
4本の柱に内蔵されたLEDセンサーで瞬時に人体のサイズを計測して3Dデータ化し、これをホールガーメント横編み機に入力すると、わずか1時間程度で医療用のタイツなどを完成させることが可能なうえ、リンパ浮腫(ふしゅ)患者用の締め付けの調整が必要な衣類の作成などにも容易に対応出来ます。
丈の長さや圧迫の強弱なども自由に調整可能
このほど島精機の本社で、報道関係者や服飾、医療関係者などを招いての実演が行われ、実際にセンサーでの計測からニットタイツの編み上げまで、わずか1時間程度で行われました。
島精機は、和歌山大学と県立医科大学と連携して、これまで培ってきたニット製造技術を医療に応用する取組みを続けています。
県立医大・田島教授(島精機製作所本社にて)
開発に携わった県立医科大学・リハビリテーション科の田島文博(たじま・ふみひろ)教授は「この計測技術を応用すれば、例えば、これまで石膏(せっこう)で型取りをしていた義足などの装具の作成がより精密に素早く出来るようになるなど、医療技術の向上につなげられる」と期待を寄せています。今後は、システムの小型化などさまざまなシーンで使えるような改良を重ねながら、普及に向けての研究が引き続き行われます。
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(島精機50周年記念行事)
島精機50周年、ファッションショーに1400人・(わかやま新報・11月11日号より)
50周年アニバーサリー・ファッションショー |
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