せき留め湖の例 |
熊野那智大社(朝日芳英宮司)の、ご神体「那智の滝」の滝口で19日、台風12号の大雨で流された大しめ縄の張り替えが行われた。朝日宮司によると災害で大しめ縄がはずれたことはこれまでなく、「正月前の張り替えまで、張らずにいようとも考えたが、熊野の不屈さを示そうと思った」と思いを語った。
落差133メートルのご神体・那智の滝は、9月3日と4日の台風12号の大雨で増水し、滝つぼが土砂で埋まるなど大きな被害があり、滝口に渡してあった大しめ縄も流された。
本殿で神事を行った後、白装束に烏帽子(えぼし)姿の神職5人が長さ26メートル、重さ4キロのさらし木綿を寄り合わせた大しめ縄を担いで約2キロの山道を歩き滝口へ。水の落ち口から2メートルほど内側に、慣れた手つきで真新しい大しめ縄を張り渡した。
大しめ縄は通例、例大祭「那智の火祭り」を控えた7月上旬と、正月前の12月下旬に行っていて、今の時期の張り替えは異例。朝日宮司は「洪水で切れたのは初めてだと思う。神事をしていても落ち着かなかった。奉納してくれている人がすぐに送ってくれたので、張り直すことにした」と語り、張り替えで熊野の元気さを取り戻したいとの気持ちを示していた。
土砂ダムはなかなか撤去出来そうにはござりませぬ><
返信削除昨夜の雨で越流は無かったのじゃろうか?
何にせよ被災地域にお住まいの方々の心中を察すれば、誠に忍び難き思いにござりまする><
今回の雨で相変わらず避難が出ています。那智地区と
返信削除せきとめ湖のある熊野です。せきとめ湖もオーバーフロー
してくるだけならいいんですが、塞き止めされた土砂が
崩れれば、山津波となりますから大変でしょう。
南紀地方の山間部には、この種の集落が結構多いですね!
こんにちは♪
返信削除先日会津に旅し、帰路只見川沿いの道を通りましたが、先日来の大雨、台風の影響が生々しく残っていました。
十津川から熊野に残る「せき止め湖」も、報道がなされなくなって久しいですが、まだ被害状況の改善にはほど遠いのでしょうね。古い歴史ある地域がおいたわしいことです。
しかし、毎年毎年、風水害が繰り返されているというのに、これに立ち向かう智恵が日本にはないのでしょうか?災害復旧資金という予算措置はなされていますが、もっと広域的に防災や治水の整備を行っていく機関や研究所が出来てもよいように思うのですが。
EYASUKOさん
返信削除那智勝浦町は那智と勝浦に別れますが、特に那智地区は災害
の程度が高かったようです。ここにある那智大社のシンボル
那智の飛瀑は〆縄が3~4メートル水面より高いのですが、
それが引きちぎられ那智大社の社殿が半分土砂で埋めつくされた状態です。世界遺産に登録された熊野三山はそれぞれ
被災しました。ここの滝も形状が変わって仕舞ったそうで
滝壺には大きな岩が落ち込んでいるそうです。熊野古道も
本宮に近づく処で古道がずたずた、県も国道の迂回路を
造りました。この記事の3つまえに「復興と鎮魂の祈りをを
込め熊野速玉大社「御船祭」開催さる!をご覧になれば
熊野川の洪水で神事を執り行う「御船島」の災害前と後の
画像があるので、被害の程度がよく分かります。
JRも那智勝浦で鉄橋が半分押し流され普及に今年一杯掛か
るようです。
今年の台風の進路や停滞、ゲリラ豪雨等またタイの大洪水
をみても異常気象としか云いようがありません。