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2011年3月6日日曜日

6日・請・再会来年「紀州海南ひなめぐり」のヒナたちと!

 
 きょう6日は「啓蟄(けいちつ)」寒い冬を地中で過ごしていた虫どもがゾロゾロと地上に這い出してくる二十四節気に一つだとか、このところの気温も行きつ戻りつ、という有様だが、東大寺の「お水取り」も半ばにさしかかり、地元加太では3日「雛流し祭」に続いて、昨5日は「桜鯛祭」だったそうだ。

「桜」と聞けば約半月後の桜の開花便りが各地から報じられる頃となってくる訳だ。
 
 ところで、後先になったが先月2月1日から3月3日まで、地元海南市で初の試み「紀州海南ひなめぐり」が閉幕し、同日18時から主会場、JR海南駅コンコースで「ひな納め式」があり、これをもって本年のすべての行事が幕を閉じ、来年の再開催を約した。
 

 式には約200名が参加、閉会の挨拶で東美智実行委員長は「多くの人々の協力があり、盛り上がることができた。来年も愉しみたいという声をもらった。是非とも来年もやりたい」と力強く語った。
 

 人形が運ばれる道路には、約100個のボンボリでライトアップ、「ひな祭りソング」が流れるなか、集まった人たちは幻想的な雰囲気のなかを平安衣装に身を包んだ3名の子供を先頭に、商店街へと静かに歩んでいった。
 イベントに参加した女の子は「キレイな光の道だった。来年もおひなさまにあいたいです」。

 今回初めて行われたこのイベントは、地元海南市黒江の漆器の伝統工芸品「紀州雛」からヒントを得て商店街有志らが企画立案し、JR海南駅約900体はじめ一番街商店街、黒江漆器の里など全部で約1800体もの「ひな人形」が飾られた。

 なかには、加太淡島神社の紀州徳川藩のお姫様が奉納した優雅な「ひな」も同神社から提供を受けて飾られるなど、県内外の見物客にも好評だった。
 

 これらの高い評判を受けて、来年もよりアイデアを凝らしたイベントが開催されそうで、愉しみごとの宿題が一つ増えたようである。
 関係のみなさま方、まことにありがとうございました。
「ひな納め式」閉会式
 ヒナたち」は加太淡島神社の舟に乗せられ波間にゆられて流されるのではなく、近くの一番街商店街の◯玩具店に大切に保管され、来年の出番を待つ。


 JR海南駅とこのお店の約200mのロードは「光の道」と名付けられ、平安衣装に身を包んだ3人が先導し、少年少女や一般市民も加わって、静かななかにも厳粛な雰囲気に包まれた。

「ひな」搬出1
 
「ひな」搬出の先導役
「ひな」搬出2
「ひな」搬出3

「ひな納め」終盤
 今回の催しは誰もが考えたよりは3会場のコラボが上手くゆき、地場産業で作られた商品による「ひな造り」のアイデアも上出来で、初めての試みではあったが、企画・運営・実行にあたられた実行委員会のメンバーにみなさん方のご尽力にまずはお礼を申さねばならないとおもう。

 
 市街商店街の活性化や地場産業商品の低迷に歯止めを掛けるべく、いろんな提言がなされるなか、老朽化した海南市民病院の移転新築、大型ショッピングセンター誘致など具体化してきているが、これらのなか、自らのアイデアと努力で、自分たちでできることからと、3会場コラボによる初の試み「紀州海南ひな巡り」は地元市民にも市外の見物客にも好評を博し、加えて「ひな人形」を提供した家庭は委員会が予想した約2倍強にものぼったそうである。

 それだけ地元でも成功させたいと願う一般市民のささやかながらもお役に立てればと願う心の現れではないだろうか?
どうか、来年もより盛り上がった「紀州海南ひな巡り」イベントが開催されることに期待し、実行委員会のみなさまのご努力に感謝しつつ、筆を置きたい。
 
 では、3日夕方の「ひな納め式」式典から「ひな納め」行進等のスナップ画像を掲載して、この項を終わりたく思います。
本当にご苦労さんでした!

来年の再会を!ミート・ユー‥アゲイン!
 (画像は「まちづくり海南」:http://mzkainan.ikora.tv/より借用しました)

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