ところで、昨年12月NHK放送の大河ドラマ『坂の上の雲(第2部)』が高い人気を保ち、秋山好古と親交が厚かった新田長治郎氏が築園した琴の浦『温山荘園』内の主家大座敷に、温山荘園命名の東郷平八郎元帥、秋山好古等錚々たるビッグネームの扁額が掲げられていて、ドラマ人気で来園者が多数詰めかけると思っていたが、同園は予定通り冬期休園(12~2月)になったが、今日3月1日から再びオープンした。
丁度地元で開催中の「紀州海南ひなめぐり」が3日が最終日となるのが、開催期間中、黒江地区「ひなめぐり」の足を同園まで伸ばし、閉園しているのを残念がる見物客の姿を見かけたので、オープンした今日以降、同園まで足を延ばす来園者が、 穏やかな春の訪れとともに客足も伸びて来るだろうと思われる。
ついては、わたしの家に隣接するように築園されている『温山荘園』を熊野や「紀州海南ひなめぐり」と同じようにシリーズで(再)紹介することにしたい。(わたしの家は荘園図右上にある「県立自然博物館」進入道を隔てた西50mにあり、前は入江に臨む)、
『琴の浦・温山荘園』(ことのうら おんざんそうえん)
和歌山県海南市にある日本庭園。国の名勝。庭園は平成22年2月・国名勝指定、建造物は平成22年6月・重要文化財指定。
温山荘園全体図 |
7.正門 |
1.主屋玄関 |
紀州の名園として名高く皇族らがしばしば来訪し、随行した桂太郎、清浦奎吾、東郷平八郎、秋山好古らの扁額が主屋「温山荘」に掲げられている
9.園内池より「茶室」を臨む |
主屋遠景 |
園内にある手堀のトンネルを抜けると黒江湾を望むことができる。今は西方の海面は和歌山マリーナシティーとして約50ヘクタールの人口島になっている。
温山荘園内手堀トンネル |
トンネルを出た西方 |
次回以降は「琴ノ浦・温山荘園」が昨年2月庭園が国の名勝指定、引き続き園内の主要建造物が重要文化財に指定されたことであり、同園を創園した新田長治郎が時の皇族方の来臨や明治政府や軍部の高官、例えば「坂の上の雲」に登場する陸軍大将に上り詰めた秋山好古とは無二の親友で、好古は同園を訪ね、長次郎氏と夜を語り明かした逸話も残っていて、これらを示す扁額が大広間に掲げられている。これを見ようと来園者が増えると思われる。 地元「わかやま新報」新聞社がシリーズでこれらのことを採り上げ掲載したので、そこからお借りして掲載することにしたいと思う。
自宅の狭い庭の手入れをせざるを得なくなり、ものすごく大変なことがわかるにつけ、こうした庭園を維持する努力は大変なものと感嘆しています。
返信削除玲小姐さん
返信削除この広大な庭園の手入れは大変なようです。創園者の新田
長次郎氏が亡くなったあと、この庭園は新田氏の会社や
地元海南市等がより財団法人化しましたが、維持管理費が
大変な様子で、例えば同庭園でシニアのアマチュア剪定士
養成講座を開催したりのモデルにして、庭の手入れをやっ
て貰う等のアイデアで保っています。
わたしの家の庭にも松の木が十数本あり、庭木の手入れ代
に頭が痛いです。庭のメンテは大変です。