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2011年3月19日土曜日

19日・被災者へ「生きる希望を捨てないで!」ーチリ落盤事故リーダーの言葉ー

 未曾有の大地震、大津波に被災した地区の状況が把握できるようになるに従い、死亡者の人数は増え続け、住まいをなくした多くの被災者が緊急避難から一時避難先へと受け入れ先に移動が始まっている。
 これらのなか、首都圏を中心に関西圏でも、一時避難用の物資が買い占め等により、姿を消してしまっているとか、人間のもつ性格の善と悪の両面を、まざまざと見せつけららた想いで一杯である。
福島第一原発場所

福島原発放水状況










 いま一番問題になっている「福島第一原発」は、地理的に云えば東北の福島県にあり、この地にあって首都圏や周辺の臨海工業地帯に供給する電力確保のため東京電力が福島の地に建設したモノ。
例の東京都◯知事が「天罰」発言を行いすぐ取り消したが、よくよく考えると「天罰」を受けるべきは首都圏ではなかろうか、この地へ電力供給のため、ここに立地された原発事故で避難を余儀なくされた福島県民数十万人はこの被害者であることを認識すべきであり、これら物資の買い占めが被災地の方々に如何に不自由さを強いているかを分かって欲しい。

東北大震災被災地(女川町)
  積極的な支援もあるが、こういうことをしないことが消極的な支援とでも云えるのではなかろうか、少しでも被災地が困っているモノが供給されればと願うのだが。
   ◇         ◇
 話は替わるが、きょう新聞を眺めていたら、南米チリで昨年起きた鉱山落盤事故で、70日間にわたり地下深くに閉じ込められ、奇跡の生還を果たした鉱山作業員33人の指導者ルイス・ウルスアさんが17日、朝日新聞の電話インタビューに応じ、東日本大震災の被災者らに「生きる希望を捨てないで!」と励ましのメッセージを送ったことが報じられていた。
 まさに地下の閉じ込められ地上との交信はおろか食料の供給、救助の方法、日数も分からないなか、ただひたすらに助け出される希望を捨てることなく、同僚の不安な心をまとめ上げた実績に裏付けられた人の言葉だけに、何にもまして励ましになろうと思い、あえてそのまま引用させてもらった。

(ルイス・ウルスアさん言) 
拳を突き上げ喜びを表すルイス・ウルスアさん

ルイス・ウルスアさん








  

 私が地下700メートルで体験したことと、大地震や大津波で被災した日本の方々の経験は、全く違いますが、両方ともひどく困難で、極端につらい点では共通しています。

 悲劇から抜け出すには、「希望と、信仰を持ち続けることです。これほどの逆境のもかかわらず、日本の方々が、希望を持ち続けていることがテレビを見ていて分かります。日本人は偉大で、前に進むことが出来ると信じています。
 私は今、あの地下での出来事は忘れようとしていますが、全てを忘れ去るのは無理です。
 地上との連絡が取れず、次に何が起こるのか分からなかった時期が、最悪の時でした。常に希望を持ち続けるのは難しかったが、それでも希望を全く失うことはありませんでした。危機的な状態でしたが、そこから多くを学び、世界中の人々の助けで乗り越えられました。
 生き抜くための「鍵」は、どんな時でも、希望を持ち続け、闘い続けること。団結し、生きることを諦めないこと、ニュースを見ていると、日本人は、これを実践していると思います。また、一からやり直せばいいのです。
 困難を克服するのに、外部からの助けは欠かせません。知っている人からの助けも、知らない人からの助けも大切なのです。「一人ではない」「他の人々に大切に思われているんだ」と感じられるからです。
 私たちに起きたのと同じことが、日本でも起きるでしょう。日本の方には、大変な力強さがある。世界の人々も、手を差し伸べています。
 33人のリーダーとして、被災された日本の皆さん一人ひとりに、我々からの温かい言葉を伝えたい。
 楽観的になって下さい。決して、希望を失わないで下さい。私たち33人の魂も、世界の多くの人々の魂も、つらい思いをしているあなた方の寄り添っています。

 被災することなく恵まれた状況下にいる幸せを噛みしめつつ、少々のことではへこたれない精神と、独りよがりの幸せを求める心を抑え、他の人を思いやる少しの心を持ちたく、このメッセージを被災地の人々だけでなく、自分へ送られた言葉として胸中深くに刻みもみたい想いがする。

4 件のコメント:

  1. こんばんは♪
    被災だけでも大変なことなのに、そのうえ放射能の脅威におびえなければいけないなんて、本当にひどい話です。
    思えば「オール電化」など、電気を浪費するキャンペーンを張ったのは東電でした。我が家はガスと共なので、このたびの「計画停電」でもガスが使え、ほとんど生活に不自由はありません。
    被災地外の人々は、まだできることがたくさんあると思います。たとえば、企業や官庁は、保養所や研修施設を多く持っています。その施設を被災者の方々に提供したらいかがでしょう。特に東電はいますぐ実施していただきたい。また、赤坂に建替が計画されている議員宿舎も古いものには空き部屋がたくさんあるはずです。まずこういった既得権益を吐き出すことから、被災地のみなさまへの贖罪を始めたらどうでしょう。

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  2. しげやん07102011年3月20日 19:58

    EYASUKOさん
    すべて想定外のことが起こったといわれますが、それはそう
    かも知れませんが、現実に起こったのは間違いない事実です
    現実問題、わたしにはどうしていいのか頭が回りませんが、
    もう一度みんながよってKIZUNAとあるように、自我を少なく
    してもう一度国全体を組み立て直すしか方法はなさそうです

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  3. 名ばかりの「政治主導」による的外れな被災者援助など、役に立たぬばかりか復興の邪魔にもなりかねませぬ!
    パフォーマンスで被災地を訪れるとぬかした管首相は、その舌の根も乾かぬうちに「悪天候」を理由に訪問を断念!
    東電社員には「死守」せよなどと叱咤しておきながら、己は放射能汚染の雨が恐ろしゅうて尻尾を巻いて逃げる始末!
    支援の足かせになる法律等を、緊急立法で特例を設ける事さえ出来ぬ木偶の棒揃いの国会議員共に何の値打ちがござろうや?
    今すぐにも必要な措置は、民主党が作ったばら撒き政策を一時中断してでも、この未曾有の大災害の被災者に転用致す事ではござりますまいか?
    海外援助用に蓄えしODAの残金を一時的に流用する方法などもござりましょうに、政治主導と申すならば何故に一歩も前に進めぬのか? お偉いさん達の考えている事が、どうもモノノフには理解出来かねまするぞ><

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  4. しげやん07102011年3月21日 20:01

    モノノフ殿
    全く同感に御座る。無能も無能を国民の前にさらけ出した
    まさに醜態内閣、ジャンパーもパーフォーマンスなれば、
    ビートたけしがいう彼のタケシのアシスタントをかつて
    勤めしパーフォーマンスしかできない女性、ジャンパーの
    襟を立てて一見宝塚風を装うた襟巻きトカゲにもなれない
    女性タレント大臣は、品物がないスーパー店舗を品物がないことを見透かして訪ねるこれまた国民を欺くパフォーマンス、(ア)菅首相に至っては的確な指示ではなくて怒鳴り
    回すことしかできぬ、全てに詭弁を弄して己に何も出来な
    いことが分かっているため、自民党の谷垣総裁を副総理兼
    危機管理担当大臣に任命とかで逃げを打ち、無責任極まり
    なしの無能内閣、そんな中にあって東京消防局レスキュー
    隊に「救国の士」を見いだしたのはせめてもの救いであっ
    た。これ我が国を救うジャンヌ・ダルクを男にした「男中
    の男」也。いずこからか現れんか、憂国の英雄が!

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