◎「今の日本の色イメージは?」というアンケート調査結果を発表しました。
博報堂はマスメディアの世界で「電通」と並び「電博」と並び称される会社だけにアンケート調査も信頼性が高く、以下このレポートを 引用させて頂きます。
これを見れば、19日「日本の国のイメージ年年齢は?」であったイメージ年齢51.7歳、実平均年齢43.9歳が表すように同じ傾向が見られる。
つまり活力に乏しく少々くたびれた灰色(ダーティーグレー)ネズミのような中高年のイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。
みなさんどう思われます、如何でしょうか?
話は替りますが、みなさんは「色材の三原色(赤・緑・青)」「光の三原色」をよくご存じかと思います。色彩はこの「色」を混ぜ合わすことで、さまざまな色を造り出すことができます。
パソコンで使用するプリンターのインクやカラーテレビの原理を考えると合点がゆきます。プリンターは「色の三原色+ブラック」が、カラーテレビは「色の三原色」の組み合わせが基本になっています。
そして色には暖色・寒色があることもよくご存知のことと思いますし、可視光線以外に赤より波長が長い赤外線、紫より波長が短い紫外線があり、現実医療の分野で使用されていることも、ご存知の通りです。
また、みなさん方も「好きな色」「嫌いな色」があろうと思います。
「色」には、それぞれその色固有の波長があって、それが人間の網膜にどう映るかで色を識別する仕組みになっています。
つまり、原色とは、混色することであらゆる種類の色を生み出せる、互いに独立な色の組み合わせのこと。互いに独立な色とは、たとえば原色が三つの場合、二つを混ぜても残る三つ目の色を作ることができないという意味であるのです。
人類の目においては、原色は三つの色の組み合わせであることが多く、例えばテレビモニターや照明などで、異なる色の光を重ねて新たな色を作る「加法混色」の三原色は、通常赤・緑・青の三色である。
また、絵具を混ぜたりカラー印刷で色インクを併置するときに行われる「減法混色」の場合の三原色は、シアン・マゼンタ・イエローの三色であるのは上に上げたカラーテレビのモニターやパソコンのプリンターでご理解いただけると思います。
すこし長くなりますが、折角の機会ですので、ここで「色」についての知識を高めるために「色彩心理学」と呼ばれる学問について少し説明してみましょう。
例えば、温色・寒色等、色には気分だけではなく、身体まで変化させる力もあり、それを提唱しているのが「色彩心理学」なのです。
例えば、「赤色」を見ると血圧が上昇したり脈拍数が増加し、「青色」を見ると血圧が下降したり脈拍数が減少するというような事が起こるのです。
このような変化は、目を閉じた状態でも同じように起こるものなのです。医学の一部でも色の持っている効果は取り入れられており、高血圧の患者さんに青色のパジャマを着せたり、不眠症の患者さんを青色の部屋で眠らせたりして治療の効果を高めているのです。
色彩心理学的に考えますと、赤色は戦場となる緑色の草原では相手に非常に強烈な印象を与え、また赤色は膨張色でもありますので、兵士の数が実際の数よりも多く見えたのではないでしょうか。
また、赤色は血液の色と同じですので、兵士が負傷してしまった場合でもそれがあまり目立たず、戦意を喪失することを妨げることができたのではないかと言われています。
このように、色彩には肉体や気分、相手の気持ちなどをも変化させてしまうようなすごい力があるのです。色彩心理学を深く学んでいくと、様々な色の持つ特性の魅力を感じることができるようになるのではないでしょうか。実際、カラーコーディネーターのいう専門の仕事もあります。
そこで、代表的な色を選び、その色がもつイメージをプラス面とマイナス面に分けてイメージしてみましょう。これはみなさんの色彩感覚のお役に立つと思います。
●白が与えるイメージ
+プラスのイメージ
・清潔・純粋・誠実 ・勝利 ・真実・幸福 ・さわやか・メルヘンチック
-マイナスのイメージ
•冷たい・警戒・孤独 ・失敗・空虚 ・自己否定・自閉・別れ
●赤が与えるイメージ
+プラスのイメージ
•華やか・生命力 ・女性 ・情動 ・行動力・祝い・革命
-マイナスのイメージ
•危険・攻撃・衝動・過敏・暴力・激しさ・嫉妬・興奮・圧迫・ストレス・争い・血色
●ピンクが与えるイメージ
+プラスのイメージ
•かわいい・若い・やさしい・ロマンティック ・女性的・幸福 ・メルヘンチック
-マイナスのイメージ
•幼稚 ・非現実・意志薄弱 ・甘え・媚び
●緑が与えるイメージ
+プラスのイメージ
•やすらぎ ・健康 ・平和 ・平等 ・公平 ・安全・新鮮・調和 ・おいしさ
-マイナスのイメージ
•毒 ・田舎 ・弱い自己主張 ・疲れ ・熟さ
●青が与えるイメージ
+プラスのイメージ
・さわやか・涼しさ ・幸福 ・成功 ・活発・冷静・知的・誠実 ・信頼
-マイナスのイメージ
•憂鬱・孤独・未熟 ・保守的・冷淡・義務 ・切ない ・消極的
●紫が与えるイメージ
+プラスのイメージ
•高級・上品・癒し ・伝統 ・古典・美意識 ・神秘
-マイナスのイメージ
•不安・嫉妬 ・不健康 ・慢心・不安定・不満
●黄色が与えるイメージ
+プラスのイメージ
•希望 ・明るい・未来・にぎやか・知恵・幸福 ・かわいい
-マイナスのイメージ
•うるさい・目立つ ・幼稚 ・警戒・未熟 ・軽はずみ
●オレンジが与えるイメージ
+プラスのイメージ
•活気 ・家庭 ・親しみ・健康 ・庶民的・明るい・暖かい
-マイナスのイメージ
•混雑・安っぽい ・攻撃 ・目立ちたがり ・わがまま
●黒が与えるイメージ
+プラスのイメージ
•威厳 ・高級 ・神秘・力強さ ・格好よい・重厚 ・格調高い・上品 ・モダン
-マイナスのイメージ
・暗い・威圧 ・貧弱 ・汚い ・悪 ・負け・保守的・不吉 ・恐怖・絶望 ・抑圧・劣等感
先日、日本国債が国際的に「信用度ランク」を引き下げられたことを受けて、菅首相が国会答弁で「そのことについては疎(うと)い・・・!」と発言、その真意を質されたとき、「その情報を聞いていなかったので、「疎い」といった」と、弁明しました。
菅首相はいまの総理になる前は、副総理兼財務大臣でした。
それにしても、お粗末な答弁ですね!これでは国の舵取りを任せることができないのでは?
こんなことでは、日本の国は国民が努力しても冷めた青からますます濃いグレーになってしまっても仕方なしですね!
”開いた口が塞がらない”とは、こう云うことを指して云うのでしょう!
(以上)
PS.
「疎い」発言、危機管理の問題に…情報伝達の不備指摘も!・1月29日
「情報が入っていなかった」――。菅直人首相は28日、日本国債の格下げをめぐり「そういうことに疎い」と発言したことについて、格下げの第一報に触れていなかった、と釈明した。
ただ、そうなると、格下げの発表から1時間以上も情報が伝えられていなかったことになり、危機管理上問題ではないか、と指摘する声もある。
「(国債)格付けに詳しくないということではない」。首相は28日朝の閣僚懇談会でこう説明すると、その後の参院代表質問で公明党の山口那津男代表から追及されても「『疎い』というのは情報が入っていないということを申し上げた」と繰り返した。
同日夕に記者団から前日の発言の真意を問われると、「本会議が終わってすぐ(官邸に)来たから、格下げの情報は聞いていない。
その情報に『疎い』という意味で言った」。ただ、首相は「マーケットを見ると大きな影響は出ていない」とも語り、自らの発言が与える影響を気にするそぶりものぞかせた。
時々国会中継をTVで覗くが菅総理が質問に応える言動がもう一つ迫ってこない。米国のオバマ大統領は原稿もなしで、堂々と自己の考え方を聴かせ説得するように演説するが、これに対してわが国の閣僚は原稿棒読みに近い。
官僚主導ではなく、政治主導を唱えている党がこれでは情けない。原稿は果たして誰の手によって作成されたものなのか、いずれかの機会に是非承りたいものだ! END
こんばんは♪
返信削除できうれば、「サムライブルー」のように、さわやかなイメージの色としていただきたいところですね。
以前、家の主人が中国に行ってきたとき、その砂色の風景に驚いた、といていました。黄砂の色であり、長江の泥濘の色です。
日本のように四季があり、水の豊かな国はあまりないそうですね。
EYASUKOさん
返信削除わたしは色で云えばグリーンかバイオレットが好みです。
色にも温色、寒色がありますが、日本の国は当分か永遠に
温色になれないのではと思います。
やがて韓国にも追い越されるのではと危惧しています。
1位でないといけないのか、2位では駄目なのか?という
仕分け人がおりますが、誰もがトップになろうとして頑張
っても2.3位がヤットというのが現実でしょう。
これば始めからギブアップするような考えには賛成できま
せん。したがって温色には成れそうにもありません。
トホホです!どうかお赦しください。