きのう25日は「タイガーマスク」運動が始まって1ヶ月、いまやこの運動は全国規模に拡がって来たが、たまたま朝日新聞のニュースを観ていると、こんな「タイガーマスク」運動が報道されていた。
これにはニュース性があり、意外性にビックリすると同時に、同じ施設内で同じ境遇に置かれた間柄の身で、同じ施設の年長の子供達が子どもながらも、幼い子どもを思いやる心があることに驚きとともに心が温かくなる想いで、この世も捨てたものではないとしみじみ感じた。
みなさんにも「こんなことがあった」、ということをお伝えしたくて、あえて報道記事を引用させて頂いた次第です。
以下昨日のニュースから、タイガーマスクの話2題を・・・!
「タイガーマスク、実は同施設の上級生 配布の菓子貯め贈る!」
奈良県天理市の児童養護施設で、幼い子どもたちが暮らす棟の前に菓子や文房具が置かれているのが見つかった
漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」などと署名が入った手紙も添えられていた。菓子は施設内で以前に配られたもので、文房具に書かれた元の持ち主の名前も丸見え。施設内の子どもたちが下級生たちを思ってのささやかな贈り物とわかった。
タイガーマスク |
この施設は天理養徳院(中島道治院長)。親に虐待を受けるなどした2~18歳の子どもたち71人が暮らす。
2~6歳の16人が暮らす「梅・桜棟」の玄関前で贈り物が見つかったのは20日朝。菓子や絵本、定規や三角定規などの文房具が置かれ、添えられた手紙にこう書かれていた。
「天理養徳院(梅・桜様) 私は、この部屋にたくさんの小さい子どもたちがいると聞いてやってまいりました。テレビや新聞などで私もやってみたい、役に立ちたいと思って、持ってきました。これからもおガンバリを 伊達直人(タイガーマスク)4人、伊達直子1人・中1・2人小6・ 2人、小5・1人」
「梅・桜棟」の名は施設内の子しか知らない。手紙の文字は幼さの残る小学校高学年か中1くらいの文字。菓子は少し前に施設内で配ったもの。修正液が塗られた定規を裏返すと、施設で暮らす年上の子の名が透けて見えた。
4日前の16日、同院には別の「タイガーマスク」が現れていた。中学2年生の女子生徒が母親と施設を訪れ「自分も施設へ寄付したい」と、名乗らないままポチ袋に入ったお年玉4千円や文房具、菓子を置いていった。
中島院長は「同じ年ごろの中学生の行動に触発されたのでしょう。
他人の分を奪ってでもたくさん食べたい年ごろの子たちが菓子を食べずに取っておき、小さな子にあげる優しい気持ちを育んだことがうれしい」と話している。
博愛社には今月、「タイガーマスク運動」でランドセルなどが届いた。この日は似た名前の「タイガースマスク」が登場。「大きくてすごい」と子どもたちを喜ばせた。
この話は、茨城県で開かれている日本教職員組合の教育研究全国集会の分科会で披露された。
(※天理養徳院は2010年4月25日、真柱様と中山はるえ婦人会長を迎えて「天理養徳院開設100周年記念式典」を挙行、教内外の福祉関係者ら1千452人が参集した。同院を所管する社会福祉法人天理(梅谷忠昭理事長)と布教部福祉課では、明治43年4月1日の天理教養徳院(当時)の開設から100年を迎えた今年を”お道の福祉活動100年”の節目と位置づけ、さまざまな記念行事を企画している。式典の席上、お言葉に立たれた真柱様は、関係者一同に対し「設立の精神に根ざした地道な努力を一手一つに積み重ねてくださるよう」と求められた。以上天理教の教えに基く児童養護施設です。)
如何です。同じ不幸な境遇にある同じ子どもが年長さんが幼い子どもを思いやる純粋な愛情の表れと理解してよいと思われます。 到底単なる子供の思い付きやいたずら心がなせるタイガーマスクとは思いたくありません。”同病相哀れむ”という言葉があるが、健康な人には人の痛みが分からない、分かるよりも分かろうとしないのが普通なのですが、世知辛く斬り捨て御免のこの世の中、まことに温かで心打たれるいい話ではありませんか!
◇ ◇
代わってお隣りの大阪ではこんなタイガーマスクが現れました。これまた自らが養護施設で育った女子プロレスラーの慰問活動です。
「タイガースマスク、本物やで 大阪の児童養護施設慰問」・23日
児童養護施設を慰問に訪れたプロレスラーたち=22日、大阪市淀川区
大阪市淀川区の児童養護施設「博愛社」に22日、大阪プロレスなどの選手5人が慰問に訪れ、プロレス技を披露し、試合のチケットをプレゼントした。
自らも児童養護施設で育った、女子プロレスのコマンドボリショイ選手が「自分も夢を与えたい」と慰問活動を続けている。今回は大阪プロレス側が協力を申し出た。
>>>>>>>>>>>>>>
2.bp.blogspot.com="">
0 件のコメント:
コメントを投稿