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2011年2月11日金曜日

11日・「紀州海南ひな巡り」Part3.「一番街商店街」のひな

 今朝起きだしてみて驚いた。温かい和歌山にして「雪」が降り積もっているではないか!
 
きのうの気象予報では全国的に「雪」になると予報はでたが、昨夜NHKニュースを見ていて福島は会津の近くにある只見町が、振り続く豪雪で年間の除雪予算を使い果たし困り果てて国に陳情せねばならないとか、只見町には親しいブログ仲間がおり、半月ほど前に降雪状況を問い合わせたら、道路に積もった雪を除雪しても捨て所に困っているとのこと。



 そうこうしてると今度は南の霧島の新燃岳が噴火、空高く噴煙を吹き上げ「火山灰」が降り注いでいて、これにも宮崎の人々は困却しているのを聞くにつけ、雪国福島は只見の友人曰く「雪は暖かくなれば溶けだし、水になって流れてなくなるが、火山灰は降れば降るで溜りっぱなし、溶けて流れてとは行かぬから始末に負えぬ、これでは雪の方が余程マシと思って、あとしばらくの辛抱するしかない」とのご宣託。


 今日はこの「雪」が和歌山にまで、こんなに降ろうとは、雪に閉ざされた地方を想うとき、自然の驚異には人の力は如何に無力だということを・・・こればかりは人の力ではどうにもならない。天の配材を待つばかり・・・!平素の精進の悪さが馬脚をあらわすとはこのことか?

 閑話休題、今回初めての試みとして企画・開催された「紀州海南ひな巡り」は、予想をはるかに上廻る人気で会期の約3分1を迎えた。
今日は折角の3連休の初日なのに、生憎の空模様、見物客の出足の悪さが思いやられる。雪よ!せめて午前中には止んでくれ!

































 ところでわたしの方はJR海南駅と隣接する「一番街商店街」の取材を昨日までに済ませてあったので、あとはルポを書くばかり。

海南「一番街商店街」
  さて、さて、このシリーズも3社詣りならぬ、3箇所巡りは最後を迎え駅前に繋がる「一番街商店街」。ここのどこかのお店に紀州徳川藩のお姫様が、「流し雛」で全国にその名を知られた「淡嶋神社」に身代わりとして奉納された「おヒナさま」が飾られていると聞く。普段目にすることが叶わぬだけに、目と耳を凝らして是非探りあてねばなるまい!そういう気持ちでJR海南駅をあとに一路商店街に歩を進めた。

 商店街には各店が競演するかのように、各店のショーウインドウに思い思いの趣向を凝らして「ひな」や「ひな道具」が飾られている。
 ひっそりと、また賑やかに、これは考え方によっては標準化の単調さをさけるように、音楽で云えばピアニッシモからフォルテシモの流れに乗ってなんだろうか?
「紀州海南ひなめぐり」シンボル
「ひな飾り」先案内ポスター
 そのご判断は、わたしが撮ったデジカメの画像を通してのお楽しみと参ろうか、腕の方は保証しかねるアマチュアの画像なので、なにとぞお許し下さい。
七夕を迎える「一番街」
「ひなみ館」
K銀行K支店のウインドウに飾られた「ヒナたち」
美容院のショーウインドウのヒナたち















                                 
「ひな道具セット」
「夫婦雛」
「夫婦雛」を拡大したのがしたのが下の雛
 紀州徳川藩の歴代のお姫様が身代わりに「お雛さま」を加太「淡嶋神社」へ奉納さたことについて調べてみた。そうすると淡嶋神社につぎの記載があった。「歴史ある淡島神社には、長い時代を静かに生き抜いてきた見事な雛人形が数多く残っています。この多くは、紀州徳川家から奉納されたものです。姫君誕生のおりに、その初節句には必ず一対の雛人形が奉納されました。
 古文書には、姫君たちの名前である寛姫様・菱姫様・芳姫様献上の記述も見られます。今もその雛人形には、親のやさしい思いが息づいています、とありました。
      ◇               ◇
「ひな」ア・ラ・カルト

「ひな」ア・ラ・カルト2

スポンジひな
「折り紙・雛」

「商店街」と「農協」のコラボ・ミカン
















 紀州徳川藩「お姫さま」が淡島神社に奉納された「ひな飾り」(淡嶋神社から借用)を飾っているお店で、暫し小休止、このたびの「ひな巡り」企画・実行のご尽力を賞賛しました。お礼に「蔵出しミカン」を買い求めました。帰宅後このミカンを食べたら小粒ですが、甘味が濃くて酸味が少なく、皮が薄い美味しいミカンでした。「蔵出しみかん」は、前年末に収穫したミカンを1~3カ月貯蔵し、酸味を抜いたもの。土蔵の中は10度前後と気温が安定し、土壁が木箱と共に余分な湿気を吸収するため、長期間保存ができるし、甘味が増す。JA[ながみね」はこれから3月一杯出荷の最盛期を迎えるそうです。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    紀州徳川藩「お姫さま」は、どんなお店に飾られていたのでしょう?
    貴重なお品だから銀行さんとかでしょうか。
    イベントが終わるまで秘密なのかな?

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  2. megさん
    じつはこの商店街深い商店街の核になっていたイオンが撤退
    寂れたシャッター通りに化し、地域振興をどうしてゆこうかと試行錯誤中でしたが、逆に歯抜けのお店には盛大で豪華な
    「ひな壇」を飾り、ほどほどに繁盛している店は比較的スペースをとらない小ぢんまりした飾り付けを、というように
    それを、わたしをして、音楽に例えればピアニッシモから
    フォルテシモという言い回しで表現した訳なのです。
    徳川藩のお姫様奉納の「ひな」は空き家のお店で、実行委員
    が待機する場所になっていました。
    こうしてシャッター通りが「おヒナ様」で甦りました。
    紀州は黄泉がえりの国なんですね!

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