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2011年2月18日金曜日

18日・時代のギャップに驚き「古社詣り」を「たま電車」で・・・!

 「温故・創新」をテーマに掲げる当ブログに登場する満を持しての「創新」モデル!

 いまや大明神になった「たま駅長(和歌山県観光まねき大明神)」の委嘱をを受けた「たま」さま、さま!
 昨年10月には、強い希望で「たま駅長」の前で、「ニャんまえ」結婚式を挙げたい希望が会社に受け入れられ、特別許可され「結婚式」をあげたご夫婦も現れた。
 おそらく、世界で最初の「にゃんまえ結婚式」ギネスものに違いない!
観光立県を目論む和歌山県にとっても、「爵位」贈呈から、今度は「大明神」待遇に、まさに「神様・仏様・たまさま!」です。
「たま」駅長に県から「観光まねき大明神」の委嘱状交付
 一方和歌山電鉄では、No.3の地位にあたる常務執行役員を委嘱された。

常務執行役員「たま駅長」
  今や世界的に有名な和歌山電鉄「たま駅長」、同電鉄の沿線には「三社参り」で大勢の参拝客が参拝する「日前宮」「竃山神社」および「伊太祁曽神社」が点在する。
 同電鉄は1916年、この「三社詣」のために設立された歴史をもつが、幾多の変遷を経て、いまはお子様に大人気の「おもちゃ電車」「いちご電車」と最も新しい「たま電車」を運行している。
 イチゴ狩りシーズン到来と「たま駅長」と桧皮葺の「たまミュージアム貴志駅」の3点セットで、大賑わいの毎日である。


 この間、はるか昔からこの沿線に鎮座まします神々を祀る神社と、現在大人気の「たま駅長」と3種類の「面白電車」の、いかにもギャップの大きい面白さが新聞記事に採り上げられたのだろう。

「たま電車」
  そこで、今回は「温故」の代表「竃山神社」と「創新」の代表「たま駅長」で鉄道を蘇らせ、独創的な経営で知られる和歌山電鉄児島社長の経営姿勢と、その表れとして実現した3種類の「面白電車」のコントラストを、電車が走る地元の神社を絡めてお伝えしようと思う。

桧皮葺「たまミュージアム貴志駅」

「雪」の覆われた「たまミュージアム貴志駅舎」
「地域の支えあってこそ(昔と今と) 」

 貴志川線の運行が南海電鉄撤回の後を受けて、地元県・市町村の支援体制と周辺住民の「貴志川線を守る会」等のボランティア的活動に支えられ、同電鉄会社小島社長の卓抜のアイデアと経営力で見事復活を遂げつつあり、全国「ローカル鉄道復活のモデル」と称され、一方「日本一立派なローカル鉄道会社」を目標に前進を遂げている同社には、地域に根ざした「地域住人に愛され、親しまれ、地域に貢献する電鉄会社」のイメージがすっかり定着するとともに、「たま駅長」の人気が国際化し、国際観光のモデルにもなった。
 フランスの女流監督による映画化と公開、韓国民報のCMに「たま駅長」が登場し、いまや「たま」の知名度は東アジアを中心に全世界へ広がってきている。
 この貴志川線について、少し経過を述べれば南海電鉄時代の1974年乗客数361万人をピークに年々減少を辿り、2005年には192万人となり、営業収入に対する営業費用の指数が260を上回わり、年間5億円以上の赤字が南海電鉄に撤退を決意させ廃線の危機を迎えたが、沿線関係自治体の多大な協力および沿線住民による「貴志川線を守る会」等の支援も手伝い、公募で選ばれた「地方鉄道」経営の実績がある岡山電気軌道が引き受け、子会社の「和歌山電鉄」を05年設立、運営に当たった。
 仮に同線が廃線となれば、沿線自治体は代替手段を検討せざるを得なくなり、これがバス輸送となれば、運賃は上がり道路は混み、排気ガスがたれ、よいことなし。その上道路を拡幅等道路整備にも多額の出費を余儀なくされる。近年エコの電車が見直されされている現状からすれば、自治体が多少の支援をしてでも廃線の危機から電車運行を確保するのが得策だったと思われる。
 和歌山電鉄経営になっての直近の経営状況はよく知らないが、発足後営業収入は増加し、赤字は赤字だが、収入対費用指数が120を下回り、最近はほぼトントンまで収益改善がなされているようだ。
 鉄道事業という公共性と安全性それに環境保全をを保ちつつ、ごく短期間に関係自治体の援助があったにせよ、これだけの経営改善がなされた例はほかに知らない。
 ここにはまさに経営の「創新」を目の当たりにする想いがする。「創新」の最たるモデルとして、ここに採り上げたのはそういう訳である。

 この古代(神社)と現在(たま駅長起用等)とに注目した新聞は、「神武天皇」の長兄「五瀬命(いつせのみこと)」を祀った静かな佇まいを見せるいにしえの「竃山神社」と「たま電車」や「いちご電車」「おもちゃ電車」に乗って参詣にくる子供連れとの「古:現」の大きな落差といおうか大きなギャップを取材して記事にしたものだが、この中身については紙面の都合で次回の掲載に譲るが、このコントラストはまことに興味深いテーマであろう!
 ここでは、面白電車を主力に画像を紹介したいと、それぞれの借用写真を掲げます。
(続く・・・)
    ◇        ◇
 先日、西山口駅のペンキ塗り大会を貴志川線の未来を“つくる”会さんが実施してくださり、見違えるようにきれいになっていますにゃ! 
ご参加くださったみな様、ありがとうございましたニャァ~。
「貴志川線を守る会」の皆さん方
 
  当日は小さなお子さんもご参加くださり、地域の方々に支えられながら、和歌山電鉄貴志川線を運行出来る幸せをかみしめています。


 にゃー! いよいよ2月に入り貴志川線は苺狩りシーズンとなりました。
なんと! 電車でお越しくださると入園料が1割引となります。
貴志川町特産の苺をぜひ食べに来てくださいにゃんご! 
ご機嫌な「たま駅長」
 
 貴志駅から「いちごレンタサイクル」で行くと5分とかかりませんにゃん!(貴志川観光いちご狩り園)。


 それに併せて貴志駅たまカフェも新メニューが登場してます。
もちろん、お待ち兼ねの新鮮苺メニューで、いちごラテ(コールド&ホット)と生絞り100%のいちごジュース(各400円)。
甘くって少しすっぱい美味でヘルシーな苺、ぜひぜひカフェにもお立ち寄りくださいませにゃ〜!(カフェは毎月第3水曜日が定休です)。
  ◆            ◆
(以下の画面はクリックで拡大します。ぜひお試し下さい)
3電車乗り継ぎクイズ
「たま電車」内部
「おもちゃ電車」内部
「おもちゃ電車」コンセプト・07年7月「いちご電車」に続いて登場したのが、真っ赤なボディーの「おもちゃ電車」愛称「おもでん」(OMO)です。この電車のリニューアル費用は貴志川線沿線で育ったTJホールデングスの谷口社長とのご縁から、5年間分の広告費用を一括前倒しにして充てられ、社長のアイデアと「いちご電車」の弟分にふさわしいと水戸岡鋭治氏のデザインコンセプトを加えて誕生しました。

「いちご電車」内部

「紀州」は、いにしえの昔より知られた土地柄、「木の国」ともいわれた。そこには神代の時代からの神々が鎮座ましまする。次回はこれら古くて名の知られた神々を祀る神社、「温故」に則りいわゆる「三社詣り」を貴志川線に乗って紹介することに奉るとしよう。乞う・ご期待を・・・!

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