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2013年6月9日日曜日

・「次の世紀」に向け『温故創新』JTBが100周年、-新会社設立も視野に!

   わたしのブログ事始めは、「楽天」からで、その時はブログ・タイトルは、「信州・松代藩」立て直しの功労者・恩田杢『日暮硯』から、同じ名前にあやかって名付けたが、ここに引っ越してくるのにあたって、現在使っている「徒然なるままに地元の『温故創新』を訪ね歩る記」に改めたが、想いはいずれも吉田兼好の「徒然なるままに、日暮し硯にむかひて・・・と、恩田杢『日暮硯』が念頭にあったことは確かである。


 そして、四字熟語「温故知新」ではなく「温故創新」と、さらに一歩踏み込んだのは、孔子を敬愛する福田首相が中国訪問時に孔子廟に参り、そのとき『温故創新』と揮毫したことで、この言葉が一躍世に知られることになったことも頭の隅にあったことに他ならない。

 「知新」と、単に知るだけに留まらず、そのことを行える次元まで高めないと、単なる知識で終わってしまうことは、まことの勿体ないというべきだろう!

中国山東省曲阜「孔子廟」前・07.12.30

今の和歌山県である「紀州」は「木の国」でもあり、先日掲げたように、人口の割合からみて国宝・重要文化財保有は、人口比でいえば東京都をはるかに上回る、

「古の文化国」であり、この古い歴史を大事にして守ってゆきたいという想いとともに、その一方で古い歴史を守りながら、それを土台にしながら新しいことに挑戦してゆく、まことに欲が深い発想に由来する。

近年、この温故創新をモットーに掲げる大会社が増えて来たが、此度はこれらの会社の想いをお伝えし、みなさんと一緒の『温故創新』を訪ね歩く旅をしたいという考えから採り上げることとした。
紹介する会社は、数社に及ぶが、それぞれに考え方があり、それをもって『温故創新』のモデル・パターンと受け止め置き下さい。

 

・JTBが100周年、「次の世紀」に向け『温故創新』-新会社設立も視野に!

  • 2012年3月

JTB代表取締役社長の田川博己氏  ジェイティービー(JTB)グループは2012年3月12日、創立100周年を迎えた。

 都内で開催した記念式典で同社代表取締役社長の田川博己氏は、3月12日を「第2の創業の日」と位置づけて「未来に向けて新たな世紀を切り開いていく」ことに意欲を示した。
 

 「新たな世紀」の定義として田川氏は、「交流文化産業そのものが社会に貢献する世紀、つまりツーリズム産業の一翼をにない、交流を創造し、促進する当社グループが社会にその存在意義を認められ、世界中の人々から必要とされる企業グループとして永続している世紀」であると説明。
 

 その上で、「遠大な理想ではあるが、この理想の実現に向けた一歩一歩が当社グループの成長そのものであり、同時にツーリズム産業の新しい形を発展させ、社会貢献につながるものと確信している」と語った。
 

 この実現に向けては、「温故創新」が重要であるとの考え。「温故」については、「当社グループが100周年を迎えることができたのも、お客様に正対し、新しいマーケットを作り出すことで需要を創出し、社会の発展や日本の国際化に貢献し続けることができた結果」であるとし、この基本姿勢を守り、伝えていくという。
 

 一方、「創新」については「仕掛け」が重要であるとし、観光による社会や経済の活性化に注目が集まるなど外部環境が変化する中で、「能動的に自ら仕掛け、着実に時流の一歩先を進んでいくよう展開していきたい」と語る。
 

 具体的には、DMC(デスティネーションマネジメントカンパニー)事業の推進、旅行の質の向上や転換、人材育成を重視する方針だ。さらに6月にはシンクタンク機能を持った新会社「JTB総合研究所」を設立する計画。「これまでの100年で培ってきた旅行産業、ツーリズム産業の総合的なノウハウ、知見を集大成し、今後のツーリズム産業の発展に貢献できる研究所」とし、観光立国の実現などに貢献していきたいという。
 

 このほか、4月に東京と仙台で開催される世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のグローバルサミットも仕掛けの場として捉え、「観光立国をめざす日本の意思を明確にし、国際的な誘致競争が激化しているアジアの中で、日本がツーリズムのリーダーになれるような流れを作っていきたい」と語った。


レセプションには約1300名が参加した  なお、式典では国土交通大臣政務官の室井邦彦氏、東日本旅客鉄道代表取締役社長の清野智氏、JTB協定旅館ホテル連盟会長の福田朋英氏、式典に続いて開催したレセプションでは全国旅行業協会(ANTA)会長で衆議院議員の二階俊博氏、日本観光振興協会会長の西田厚聰氏((株)東芝・会長)が祝辞を述べ、観光庁長官の溝畑宏氏が乾杯の音頭をとった。

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