先日は南海トラフ探索のため探査船「ちきゅう」が和歌山県新宮市沖70kmの熊野灘で海底5200mまで掘り進むニュースを提供しましたが、今回も津波関連のニュースです。
今日7日のNHK・TVの朝のニュースによれば和歌山県海南市で全国初の浮上式防波堤建設工事着工を報道していました。海南市民長年の悲願であり、ようやくにして既存の防波堤嵩上げ工事進捗とと今回の浮上式防波堤建設工事が着工されましたが、最近発表された南海トラフ大地震の最大予想を下回る高さで防災になるのか、また可動式防波堤の部分は大津波の圧力に耐えうるのか素人には疑問は残りますが、少なくとも減災になろうかというのがわたしの感想です。では、NHKニュースから、この部分を引用させて頂きます。
南海トラフの巨大地震で最大8メートルの津波が想定されている和歌山県海南市の港で、津波の際に海面に姿を現す、全国で初めての浮上式防波堤の建設工事が始まりました。
和歌山県海南市の和歌山下津港に設置される浮上式防波堤は、ふだんは船の航行を妨げないように水深13メートルの海底近くに沈んでいますが、大地震の際に海面に姿を現し、津波を防ぎます。
建設工事は6日から始まり、防波堤を支える直径3メートル、長さ30メートルの鋼鉄の管が、クレーンを使って、およそ1時間かけて海底に埋め込まれました。
南海トラフの巨大地震で、海南市では最大8メートルの津波が想定され、防波堤が完成すると、海面からの高さは6メートル40センチになります。
近畿地方整備局の宮島正悟港湾空港企画官は「最大津波が来ても、減災効果が期待できる」と話しています。
浮上式防波堤が設置されるのは、海南市が全国で初めてで、近畿地方整備局は、7年後の運用開始を目指し、全長240メートルのうちの10メートル分を来年3月までに完成させる計画です。
◆津波の際に「浮上式防波堤」建設工事着工・よみうりニュース動画
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