先日の県立自然博物館に寄贈された県下最大のアンモナイト化石の話に続いて、これまた見応えのある巨楠の漂着物、どこからどう流されて漂着したのか? NHK和歌山放送局が半月ばかり前に「WA!っとライブ」でライブ放送された見応えがアリまことに珍しい番組から、丸ごとお借りしてみなさんに提供します。
「紀の川河川敷に現れた巨大流木」・2012年9月26日 放送
「WA!っとライブ」は私=カメラマン小笠原が和歌山市六十谷の紀の川河川敷に、この夏現れた巨大流木についてお伝えしました。
紀の川の河川敷はランニングや散歩をする人たちの憩いの場となっています。
六十谷橋や堤防の道路は交通量も多く、たくさんの人が利用しています。
そんな人たちを驚かせているのがこの巨大な「くすのき」です!
幹回りの大きさから樹齢1000年ほどと推測されています。
どれだけ大きいのか?撮影スタッフに木の横に立って人と比べてみました。
撮影スタッフの身長は1メートル70センチ、巨木の高さはなんとその4倍以上となる約7メートルです!
幹回りを河川事務所のみなさんに測っていただくと、およそ12メートルありました。和歌山市内で最大の和歌山城・一の橋のくすのきが、幹回り7メートル、樹齢400年~500年なので、今回見つかったくすのきは県内でも最大級です。
そこで今回、「WA!っとライブ」初めての試みとして高所作業車に乗って、巨木の上からカメラマンならではの視点で巨木のスケール感や臨場感をお伝えしました。
上からくすのきを見ると、どっしりとした木の幹とごつごつとした樹皮に力強さを感じました。こんなに大きい木が何年もの間、川の中に沈んでいたとは、なかなか信じられません・・・。
和歌山河川国道事務所の新川良治さんに巨木を引き上げた時の経緯をうかがいました。
70トンクレーンで引き上げようとしたらワイヤーが切れ、結局70トンと50トンの2基のクレーンを使ってようやく引き上げたと教えていただきました。
その過程で判明した巨木の重さは約40トン!
今後は博物館などに展示してもらうことも検討しているということでした。
お話では巨木がいつから紀の川に沈んでいたのか、どこから流れてきたのかわからないということでしたが、その謎も巨木の魅力の一つかもしれません・・・。
巨木は今も紀の川六十谷の河川敷にあります。一度ご覧になってはいかがでしょうか。
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