次官就任の村木厚子さん「引けないと思った」・7月2日
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「社会保障と税の一体改革」を、政策のトップに掲げる国の政治の柱となる、「厚生労働省」の事務方のトップに、郵便不正事件で無罪が確定した村木厚子さん(57)がの次官に就任した。
厚生労働省の任務として、厚生労働省設置法は「国民生活の保障及び向上を図り、並びに経済の発展に寄与するため、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ること」(第3条第1項)および「引揚援護、戦傷病者、戦没者遺族、未帰還者留守家族等の援護及び旧陸海軍の残務の整理を行うこと」(第3条第2項)を定める。この任務を達成するため医療・健康・福祉・年金や、労働・雇用を所轄とする。
2001年(平成13年)1月の中央省庁再編により、厚生省と労働省を廃止・統合して誕生した。
省の所管業務を見ると,まさしく国がやろうとしていることの多くがこの省に集中していることが、よく分かる。まさに「縮図」であろう!
村木さんは厚生労働省の次官に就任し、その第一声は「抱えている課題は非常に複雑。縦割りではなく、省の外の人たちとも連携を取ってもらえる仕事をしたい」と抱負を述べた。この抱負を聞く限りかつてのお役所から、横断的で開かれた「厚労省」に生まれ変われるか?彼女の肩に「ズッシリと重い課題」がのし掛かった訳である。例の「郵政不正事件」で、超人的な粘りを見せて、無罪を勝ち取った彼女への期待は大きい!
同省によると、女性次官の就任は、中央省庁再編前の旧労働省で1997年7月から98年10月まで次官を務めた松原亘子氏以来、約16年ぶり2人目で、厚労省では初。省内では将来の次官候補の一人とされていたが、成長戦略の一環に「女性の活躍」を掲げる安倍政権の意向で今回、事務方トップに起用された。
昇格を打診され、「ひるんだ」。ただ、霞ヶ関や企業で働く女性に「昇進の話は絶対に受けろ」と言ってきたこともあり、「ここで私が引いちゃいけない」と腹をくくったという。
大阪地検が捜査した郵便不正事件で2009年に起訴されたが、翌年に無罪が確定した。復職後は冤罪(えんざい)を防ぐため、取り調べの「可視化」を訴えてきた。
事件での苦境を乗り越えて次官となった心境を問われると、「人生には思いもよらない大変なことが起きるが、その中で一生懸命やることで違う道が開け、自分に力が付く面もある」と語った。
あの事件は「思いもよらない出来事」だったが、今は「大変なことを経験することで自分に力がつくこともある」と冷静に受け止める。厚労行政は困難を抱える人を対象とするものが多く、「仕事の関連では、自分が支えてもらう立場になり、プロや周りの人の力を実感できたことはよかった」と振り返った。
次は彼女がどこまで、どのようにして改革できるか?期待と不安の入り交じるなか、注目したい!
厚生労働省の任務として、厚生労働省設置法は「国民生活の保障及び向上を図り、並びに経済の発展に寄与するため、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ること」(第3条第1項)および「引揚援護、戦傷病者、戦没者遺族、未帰還者留守家族等の援護及び旧陸海軍の残務の整理を行うこと」(第3条第2項)を定める。この任務を達成するため医療・健康・福祉・年金や、労働・雇用を所轄とする。
2001年(平成13年)1月の中央省庁再編により、厚生省と労働省を廃止・統合して誕生した。
省の所管業務を見ると,まさしく国がやろうとしていることの多くがこの省に集中していることが、よく分かる。まさに「縮図」であろう!
村木さんは厚生労働省の次官に就任し、その第一声は「抱えている課題は非常に複雑。縦割りではなく、省の外の人たちとも連携を取ってもらえる仕事をしたい」と抱負を述べた。この抱負を聞く限りかつてのお役所から、横断的で開かれた「厚労省」に生まれ変われるか?彼女の肩に「ズッシリと重い課題」がのし掛かった訳である。例の「郵政不正事件」で、超人的な粘りを見せて、無罪を勝ち取った彼女への期待は大きい!
同省によると、女性次官の就任は、中央省庁再編前の旧労働省で1997年7月から98年10月まで次官を務めた松原亘子氏以来、約16年ぶり2人目で、厚労省では初。省内では将来の次官候補の一人とされていたが、成長戦略の一環に「女性の活躍」を掲げる安倍政権の意向で今回、事務方トップに起用された。
昇格を打診され、「ひるんだ」。ただ、霞ヶ関や企業で働く女性に「昇進の話は絶対に受けろ」と言ってきたこともあり、「ここで私が引いちゃいけない」と腹をくくったという。
大阪地検が捜査した郵便不正事件で2009年に起訴されたが、翌年に無罪が確定した。復職後は冤罪(えんざい)を防ぐため、取り調べの「可視化」を訴えてきた。
事件での苦境を乗り越えて次官となった心境を問われると、「人生には思いもよらない大変なことが起きるが、その中で一生懸命やることで違う道が開け、自分に力が付く面もある」と語った。
あの事件は「思いもよらない出来事」だったが、今は「大変なことを経験することで自分に力がつくこともある」と冷静に受け止める。厚労行政は困難を抱える人を対象とするものが多く、「仕事の関連では、自分が支えてもらう立場になり、プロや周りの人の力を実感できたことはよかった」と振り返った。
次は彼女がどこまで、どのようにして改革できるか?期待と不安の入り交じるなか、注目したい!
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