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2012年3月2日金曜日

関西に春を呼ぶ東大寺「修二会(お水取り」始まる!

”不退の行法”と呼ばれ、天平勝宝4(752)年以来、絶えること無く連綿と続けられている奈良・東大寺二月堂で「修二会(通称・お水取り)の本業が昨1日から始まった。本年で1261回を数えることになる。

 11人の練行衆(れんぎょうしゅう)は29日午後、別火坊での合宿生活を終え、二月堂下の参籠(さんろう)宿所に入った。

別火坊から参籠宿所入り
夕刻には、神道作法などをつかさどる咒師(しゅし)によるおはらいがあり、1日未明には2週間にわたる本行の最初の法要を二月堂で営む。
 付き添いの童子らも練行衆の荷物が入ったつづらなどを宿所に運び入れるなどし、いよいよ本行が始まる緊張感が周囲に漂っていた。
本年は昨年3月11日発生の東日本大震災を受けて「被災地復興祈り 春を呼ぶ 東大寺のお水取り」
になる。



            東大寺二月堂を照らすたいまつ=1日夜、奈良市、東大寺

 奈良・東大寺で1日、二月堂修二会(しゅにえ)(お水取り)の本行が始まった。
午後7時から長さ7メートルのたいまつ10本が次々にお堂の舞台へ上がり、降り注ぐ火の粉に参拝者から歓声が上がった。


 たいまつは練行衆(れんぎょうしゅう=こもりの僧)を先導する道明かり。堂内で本尊の十一面観音菩薩(ぼさつ)に世上の罪を懴悔(ざんげ)し、天下泰平などを祈る。


 祈りのリーダー、大導師を務める狹川普文(さがわふもん)執事長は昨年、北河原公敬(きたかわら・こうけい)別当(住職)と東日本大震災の被災地を再三訪問した。「祈りの趣旨を唱える諷誦文(ふじゅもん=祈願文)に復興を願う思いも盛り込みたい」。本行は14日まで。12日には通称「お水取り」と呼ばれる行事中のクライマックスを迎える。

 関西人にとっては東大寺の「お水取り」が終われば、本格的な春が到来すると、昔から云われている。関西の春の風物詩の一つである。待たれる春よ!早く来い!

2 件のコメント:

  1. お水取りといえば、しげやんさんを思い浮かべるようになりました♪
    法華堂の本尊不空羂索観音菩薩立像と日光・月光両菩薩立像が、今だけ東大寺ミュージアムにいらっしゃるようです。
    そのめずらしいお姿を拝んでおきたいなあと思っています。
    法華堂須弥壇修理が済む平成25年4月になると、観音菩薩様と日光月光菩薩さまは、離ればなれになってしまうそうです。

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  2. megさん
    修二会(お水取り)は二月堂で未だに秘仏とされる大小2体
    の十一面観音像をお祀りする行事ですが、法華堂は通称三月
    堂で仰有る通り本尊不空羂索観音菩薩立像を囲んで日光・月
    光両菩薩立像はじめ多数の仏像が祀られている賑やかなお堂
    です。須弥壇修理中で東大寺ミュージアムに疎開中です。
    同じ修二会でも薬師寺の「花会式」は旧暦でいっても3月
    上旬です。この違いはわたしも知りません。

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