台風や豪雨とは関係なく、松の木の内部がシロアリに食われガランドウになり、近年木の勢いが弱っていたモノが倒れ、通りかかった自動車を直撃しましたが、運転手が軽傷で免れたのは神の御加護か、せめてもの幸いでした。
また、和歌浦を一躍有名にした山部赤人の万葉集歌「わかの浦に 潮みち来れば かたお無み・・・」の歌碑も同時に倒れた。現地では早急な復興を急ぐが、「和合の松」は昨年3.11に被災した陸前高田の数万本の松原でたった一本だけ残り「奇蹟の一本松」と称えられた松同様「松ぼっくり」から二世が誕生するのか、今後を祈りたい。(記事・画像は「魅せられて和歌浦」和歌の浦みちしるべの会のブログから拝借しました。お断りと御礼申し上げます)
名勝和歌の浦 塩釜神社 巨木和合の松、倒れる。
6月23日土曜日、9時45分頃、塩釜神社横の和合の松が倒れた。車を直撃したが、幸いにも運転手の人は軽傷ですんだ。また山部赤人歌碑も同時に倒れた。長い間、和歌の浦干潟を見守るかのように、塩釜神社入り口に立っていた和合の松。名勝和歌の浦の象徴的な松であった。生死あるものは必ず死ぬが、和合の松も倒れた。平成22年8月に名勝和歌の浦になったことに安心したのだろうか。これから変わりゆく名勝和歌の浦を、もっと見守り続けてもらいたかった。
塩釜神社の和合の松。輿の窟の前に立ち、和歌の浦干潟を見守り、伽羅岩を風雪から守っています。江戸時代中期18世紀の桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう)の絵に描かれていた松です。
大正期の塩釜神社 「和合の松」
今年の和合の松 少し弱っていますが、まだまだ元気です。
倒れた和合の松。自動車の運転手は軽傷ですみました。
心配そうに見守る市民。
内部はシロアリに食われていました。
山部赤人歌碑「わかの浦に 潮満ちくれば かたお無み・・・」
復元しようと試みるも土台に問題があり、後日のこととなった。
和合の松の松ぼっくり。和合の松、再生を誓う
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