結果的には大相撲は意外や意外、初の平幕V決戦を前頭7枚目の旭天鵬が制して12勝3敗で賜杯を手にした。高齢初優勝37歳8ヶ月、優勝所要場所数121場所というのは新記録である。21年目にして初の賜杯である。思いがけずに横綱白鳳が中盤3連敗し千秋楽をまえにして4敗となるなど、これにより期待された37場所振りの日本人力士の優勝はまたしてもお預けとなり、前回の日本人力士優勝は2006(平成18)年初場所の栃東関(14勝1敗)が最後であり、国技館を飾る直近32場所「優勝額」からも日本人力士の姿が消えた。国技と云われつつも、大関魁皇が2011年7月場所で引退後日本人大関不在となり同年11月琴奨菊が大関に、2012年初場所に稀勢の里が大関昇進するなど引退1・昇進2があったが、いまは横綱・大関勢7名中日本人は2力士だけであり、寂しい限りである。

この現象はナニも相撲の世界に限られたことではなく、日本の男女子ゴルフの世界においても同じであり、20日の優勝者も男子はJ・チョイという米国国籍の韓国人選手、女子は李知姫という韓国人選手で今期11試合中2勝、現在までの11試合中韓国人選手の優勝が5回、この優勝を含めて3試合連続で、賞金獲得ランキングトップ3は韓国人選手が占めている。
このほか経済活動や日本が誇った半導体や薄型テレビの世界でも日本勢が韓国にことごとく敗退し、日本を代表するソニー・パナソニック・シャープが記録的な大赤字決算を余儀なくされ、東芝もテレビ生産を国内から撤退したという報道が流れていた。
これら韓国勢の躍進の秘密に迫りたく、次回はゴルフの世界、そのあとに半導体や薄型テレビの敗因等に注目してみたいと思う次第である。 (つづく)
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