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2011年4月6日水曜日

6日・近頃都(首相官邸)で流行るモノ!

 いまは、昔、後醍醐天皇の御代、「建武の中興」が行われた時代、この政治を皮肉った賀茂の河原の「二条河原」に掲げられた落書であるが、混乱した時代と政治の不信感をよく表したいまに生きる傑作であろう。

 未曾有の規模の東関東大震災被災とそれに被災し「原子力安全神話」を覆し、恐怖の放射能汚染をを垂れ流し続ける東電福島第一原発事故で世界中に危機感を募らせ、被災地救済も遅々として捗らないいまの政権に対して、どのような「落書」が今様風に登場するのか見物である。

 歴史は繰り返すといわれるが、後醍醐天皇の建武から680年近く経っていまの世にも同じことが繰り返されている。
 ”失敗から学ぶ”とよく聞かされるが、政治家のはこの言葉は死語なんだろうか?パロディーで自分を慰めるしか仕方がないイマの世の中、生かされている幸せを感じつつ、せめて身の丈にあった義援金を拠出して自分を慰めよう。

『二条河原の落書(にじょうがわらのらくしょ)』

『建武年間記(建武記)』に収録されている文である。88節に渡り、建武の新政当時の混乱する政治・社会を批判、風刺した七五調の文書。専門家の間でも最高傑作と評価される落書の一つである。

 鎌倉幕府滅亡後に後醍醐天皇により開始された建武の新政が開始されてから程なく、1334年(建武元年)8月に建武政権の政庁である二条富小路近くの二条河原(鴨川流域のうち、現在の京都市中京区二条大橋付近)に掲げられたとされる落書(政治や社会などを批判した文)で、写本として現代にも伝わる。

 建武政権に不満を持つ京都の僧か貴族、京童であるとも言われているが、中国の『書経』・『説苑』由来と見られる文言や今様の尽くし歌風の七五調の要素を持つ一種の詩をかたどった文書であり、漢詩や和歌に精通している人物が書いたことは間違いないと思われる。落書の編者は「京童の代弁者」を装いながらも、実際には必ずしも民衆の不満の代弁者であった訳ではない。

(本文)
“ 此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨(りんじ)
召人 早馬 虚騒動(そらさわぎ)
生頸(なまくび) 還俗(げんぞく) 自由(まま) 出家
俄大名 迷者
安堵 恩賞 虚軍(そらいくさ)
本領ハナルヽ訴訟人 文書入タル細葛(ほそつづら)
追従(ついしょう)  讒人(ざんにん)  禅律僧 
下克上スル成出者(なりづもの)
器用ノ堪否(かんぷ)沙汰モナク  モルル人ナキ決断所
キツケヌ冠上ノキヌ  持モナラハヌ杓持テ  内裏マシワリ珍シヤ
賢者カホナル伝奏ハ  我モ我モトミユレトモ
巧ナリケル詐(いつわり)ハ  ヲロカナルニヤヲトルラム

為中美物(いなかびぶつ)ニアキミチテ  マナ板烏帽子ユカメツヽ
気色メキタル京侍  タソカレ時ニ成ヌレハ  ウカレテアリク色好(いろごのみ) 
イクソハクソヤ数不知(しれず)  内裏ヲカミト名付タル
人ノ妻鞆(めども)ノウカレメハ  ヨソノミル目モ心地アシ
尾羽ヲレユカムエセ小鷹  手コトニ誰モスエタレト  鳥トル事ハ更ニナシ
鉛作ノオホ刀  太刀ヨリオホキニコシラヘテ  前サカリニソ指ホラス

ハサラ扇ノ五骨  ヒロコシヤセ馬薄小袖
日銭ノ質ノ古具足  関東武士ノカコ出仕
下衆上臈ノキハモナク  大口(おおぐち)ニキル美精好(びせいごう)

鎧直垂猶不捨(すてず)  弓モ引ヱヌ犬追物
落馬矢数ニマサリタリ  誰ヲ師匠トナケレトモ
遍(あまねく)ハヤル小笠懸  事新キ風情也

京鎌倉ヲコキマセテ  一座ソロハヌエセ連歌
在々所々ノ歌連歌  点者ニナラヌ人ソナキ
譜第非成ノ差別ナク  自由狼藉ノ世界也
犬田楽ハ関東ノ  ホロフル物ト云ナカラ  田楽ハナヲハヤル也
茶香十炷(ちゃこうじっしゅ)ノ寄合モ  鎌倉釣ニ有鹿ト  都ハイトヽ倍増ス

町コトニ立篝屋(かがりや)ハ  荒涼五間板三枚
幕引マワス役所鞆  其数シラス満々リ
諸人ノ敷地不定  半作ノ家是多シ
去年火災ノ空地共  クソ福ニコソナリニケレ
適(たまたま)ノコル家々ハ  点定セラレテ置去ヌ

非職ノ兵仗ハヤリツヽ  路次ノ礼儀辻々ハナシ
花山桃林サヒシクテ 牛馬華洛ニ遍満ス四夷ヲシツメシ鎌倉ノ 右大将家ノ掟ヨリ 只品有シ武士モミナ  ナメンタラニソ今ハナル
朝ニ牛馬ヲ飼ナカラ  夕ニ賞アル功臣ハ  左右ニオヨハヌ事ソカシ
サセル忠功ナケレトモ  過分ノ昇進スルモアリ  定テ損ソアルラント  仰テ信ヲトルハカリ

天下一統メズラシヤ  御代ニ生テサマザマノ  事ヲミキクゾ不思議ナル
京童ノ口ズサミ  十分ノ一ヲモラスナリ  
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このごろ都(首相官邸 )の流行るもの!

 東電のお陰でおこる「計画停電」に 停電による「通勤難民」
パニック怖れる「買い占め騒動」 水も放射能怖く「ペットボトル」頼み
そのうえ放射能は拡がり続け、陸地や海にも高濃度!野菜も魚も食べられぬ
 
 春が来るとは言いながら、東北の春はまだ来ない 四月というのに避難地は
零度以下の気温にて 吹雪く雪にて凍える身体をお互いに慰め合って 
支え合って生きている慰めてくれるのは 絆で結ばれた国の民 

 肝心要の政府には頼りのならぬ不信感
東電に至っては なんの謝罪も今になし 
この訴えはどこへいってゆけばいいんか 
ああい菅、こんな世に誰がした。
枝野官房長官
菅首相


 テレビやラジオを通じて流れ来るのは「金子みすず」の詩の話。
聞けば聞くほど 涙が止まらない。
頼れる内閣誰もなく、(ア)菅かスッカラ菅に オウムの官房長官。
そこにはこんなパロディーが流行ってる

 

官邸周辺ではやるパロディー詩!

●笑いたくないが、笑っちゃう
 近ごろ都に、はやるもの。ACの大量広告と、いきなり中継が始まる枝野官房長官の要領を得ない会見。ウンザリしているのは官邸記者も一緒のようで、こんな戯れ歌が出回っている。

・「大丈夫?」っていうと、「大丈夫」っていう
・「漏れてない?」っていうと、「漏れてない」っていう
・「安全?」っていうと、「安全」って答える


そうして、あとで怖くなって
・「でも本当はちょっと漏れてる?」っていうと、「ちょっと漏れてる」っていう
こだまでしょうか?いいえ、枝野です ええオウムです

 AC広告で使われている金子みすゞの詩をもじったものだが、
別パターンもある。


・「安全?」って聞くと、「安全」と答える
・「健康被害は?」と聞くと、「直ちに影響はない」っていう


詐欺師でしょうか? いいえ、枝野です


 他には、AC広告のこんなパロディーも。


「こころ」は見えないけれど、震災利用の「下心」は透けて見える
「思い」は見えないけれど、「思い上がり」は誰にも分かる


 
スッカラ菅、ア菅のことをちゃかしているのは、言うまでもない。
そしてオウム官房長官枝野のことも!

4 件のコメント:

  1. あーっはっはっはw
    上手い事申されまするのぉ^^
    されどまぁこの未曾有の大惨事に、
    政府の御歴々の狼狽ぶりには呆れ果てまする><
    国家百年の計などとんでもござらぬ、
    明日の日ノ本のあるべき姿も見えており申さん!
    情け無い限りにござりまする><

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  2. こんにちは♪
    国会議員のテイタラクは、与党野党をとわず、あきれたものです。いまこそ一致団結して国難を乗り切る時期なのに、相も変らぬ利権漁りの「大連立」や、優柔不断の連立拒否など、緊急性のかけらもみられません。国会開催中なんですよ!
    寄付行為は禁じられているので、身銭を切ることはできないならば、議員定数をすっぱり半減もしくは4分の3減じてこの国難にあたることはできないでしょうか。
    参議院など1県2人も居ればいいし、いっそなくなって一院制にしてしまいましょう。
    まずは政府のムダから断捨離といこうではありませんか。

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  3. しげやん07102011年4月7日 21:40

    モノノフ殿
    かの有名な二条河原の落書をまねてみましたが、遠く
    及ぶ処ではありませんでした。
    いまに残るのは、やはりそれだけ傑作だからでしょう。
    原発事故解決に向けてのトンネルの先の明るさが見えて
    こないだけに不気味です。福島原発は首都圏に近いので、
    ここでデマや風評が高まらないことを祈るばかりです。

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  4. しげやん07102011年4月8日 16:49

    EYASUKOさん
    コメント頂いているのを見落としていて失礼しました。
    正義の味方リコウランさんがこの処、ブログから遠ざかり姿をお見かけしないですが、リコウランさんがEYASUKOさんに乗り移ったのか、EYASUKOさんの本性なのか、まさに第二次大戦敗戦以来の国難だというのに、国難に対する危機感が与野党を問わず全く乏しいです。
    この際は超ワンマンでも構いませんから、強いリーダーシップを発揮してくれる人物の登板に期待します。吉田茂か田中角栄の再来でも構いませんから・・・
    公務員に収入5%カットするとか云っていますが、身を切るのは国会議員がまずはじめにやらなくては・・・

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